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病気に学ぶ

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代わりは居ない

代わりは居ない

妻の父に会いに行った。
1ヶ月前に心臓バイパス手術をして今は自宅療養している。まだ傷や切った箇所は痛いらしい。会った感じでは元気そうで良かった。

昨晩、私の携帯電話に連絡があったのだ。
妻の父は毎回LINEのビデオ通話で掛けてくる。

ちょうど家に帰宅し、車を停めている最中だった。電話を取れなかった私は助手席にいた妻にお願いして出てもらった。

いつもより遅い帰宅。通話したまま家の中に入る。ソフ

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それぞれの形

それぞれの形

私だったらどうしたいか?どうありたいか?日頃のコミュニケーションと身体についてまた考えさせられた。

妻の父が心臓が悪くなり、病院に入院している。病状、手術の説明が先生からあると聞いたので母に付き添って行った。

以前よりずっと病状や手術の説明を聞いても分からない。あとは全部先生にお任せすると母は言っていた。私は父の身体の状態がどうなっているのかを知りたかった。妻と他の家族にも知らせたかったので付

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小脳梗塞。自分を考える事になった3つ目のきっかけ。

小脳梗塞。自分を考える事になった3つ目のきっかけ。

私にとって病気とは「新しい私」へ変わるスイッチのようなものであったと今なら言える。

1度目は脳梗塞疑い。
2018年8月1日。

2度目はアテローム血栓性脳梗塞。急性期。RCVS(可逆性脳血管攣縮症候群)と診断されたのは2021年3月1日。

1年4ヶ月後2022年7月21日22時頃、自宅で倒れた。3度目は小脳梗塞であった。 

夜22時頃、リビングで妻の背中をマッサージしていた。急に気分が悪く

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安江八幡宮。両親が毎年初詣に通う理由を今日知る。

安江八幡宮。両親が毎年初詣に通う理由を今日知る。

今日のお昼。
何故か急に安江八幡宮へ行きたくなった。

両親と一緒に居た頃、毎年初詣に行った神社だ。金沢市内でいえば尾山神社や白山市にある白山比咩神社が有名だ。

私の家族は毎年、安江八幡宮に通っていた。
実家から車で20〜30分かかる離れた場所。
何故、毎年通うのか分からなかった。

私にも家族ができた頃、氏神様と安江八幡宮、妻の実家に近い金劔宮、白山比咩神社の4社初詣に行っていた。

両親は今

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アテローム血栓性脳梗塞。急性期。RCVS(可逆性脳血管攣縮症候群)自分を考える事になった2つ目のきっかけ。

アテローム血栓性脳梗塞。急性期。RCVS(可逆性脳血管攣縮症候群)自分を考える事になった2つ目のきっかけ。

脳梗塞疑いから2年と7ヶ月経過。
2021年3月1日。

外回りで訪問した病院で倒れる。当時私は補聴器の営業マンだった。しばらく便秘をしていてトイレが出ていなかった。お客様が来る前に時間があり、用を足そうとトイレに入った。

力を入れた瞬間。目が眩む、チカチカとなり、クラクラした。変な感じだ。ズボンを履き、立とうとするがおかしい。手すりを掴んで外に出る。目がおかしい中、仕事をする部屋に辿り着く。椅

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脳梗塞疑い。これからどうしますか?どう生きていきますか?自分を考える事になった1つ目のきっかけ。

脳梗塞疑い。これからどうしますか?どう生きていきますか?自分を考える事になった1つ目のきっかけ。

今から5年以上前になる。
2018年8月1日の朝6時半頃だったと思う。

仕事へ行く準備をしていた。しゃがんでワイシャツにアイロンをかけていた時、尻もちをついて後ろへ身体が倒れた。

身体を起こそうとしても起こす事ができない。頭では分かるのに身体が起きなかった。あれ?おかしい?となったのを覚えている。

妻に何かおかしい事を伝え、救急車を呼んでもらった。しばらくして片頭痛の前兆が起こる。視界がおか

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片頭痛

片頭痛

「脳に異常はありません。典型的な片頭痛です」

何度同じ言葉を聞いただろう。
今なら片頭痛だったと分かる。

視野にキラキラ・ギザギザの光の模様が現れる閃輝暗点は典型的な片頭痛の前兆らしい。

ひどい時は月に3、4回。ならない月もあった。なる時は次の日も続くことがあり、かなりしんどかった。

43歳になった今。
年に4回程度と回数が減った。
対処も分かるようになってきた。
前兆がきたら薬を飲まずと

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