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こんにちは!愛知・名古屋の日本語教室で活動しています。 日本の暮らしに慣れて社会に目が向き始めたみなさん、ニュースを読んで、より視野を広げましょう。 いろいろなジャンルから話題を選んで提供していきます。

最近の記事

和レコード、海外客から注目「音質も状態も良い」 シティポップなど人気

 アナログレコードの人気が世界的に再燃している。デジタル音源の配信が主流となる中、ぬくもりのある音や、ジャケットを手元に置くことに魅力を感じる人が増えている。過去に国内で販売された邦楽盤にも人気が集まり、海外のバイヤーや旅行者らが日本の店を訪れている。  中古レコードを販売する名古屋・栄のディスクユニオン名古屋店。中国・北京から旅行で訪れたレコード愛好家で貿易会社勤務の王崇山さん(45)が邦楽盤の棚からレコードを一枚一枚、手早く持ち上げ、真剣な表情で「ディグって」(発掘して)

    • 機能性表示食品導入の裏側

      「機能性表示食品」は、企業が届け出するだけで健康に対する効果(機能性)を表示する仕組み。国が有効性と安全性を審査して許可する「特定保健用食品(トクホ)とは大きく異なります。  経団連は09年3月、「機能性表示を認める」制度の早急な検討を要請。人を対象にした試験など「億単位の費用が必要」なトクホは利用しにくい、というものです。国民の命より企業利益を優先するものです。  在日米軍商工会議所も03年、貿易障壁になっているとして、健康食品について「製品の機能表示を可能にする」新制度の

      • 台湾地震被害のマンション解体、住民らの思いは 日本人との交流も

        台湾東部沖で発生した地震で震度6弱を観測した東部の花蓮市で、傾いたマンションの解体工事が進んでいる。住民らは、それぞれの思いを抱きながら工事を見守っていた。  「25年間住んだ思い出の家がなくなるのはつらい」。最上階に息子夫婦や孫らと6人で住んでいた林天賜さん(67)は7日、解体作業を眺めながらため息をついた。重機の高く伸びたアームが林さんの部屋をかき崩し、壁や家財道具が音を立てて落下していった。  このマンションに移り住んだのは1999年。当初は下層に住んでいたが、同年に2

        • 増えるミャンマーからの留学生…母国に政情不安、就職を目指して来日

           ミャンマーからの留学生が急増している。軍事クーデターにより政情不安が続く中、多くが安定した環境の日本で学び、就職を目指して来日しており、ここ3年で倍増した。生活に困窮する学生も目立ってきており、民間団体が支援に乗り出している。「混乱する母国は働き口がなく、見通しが立たないので日本に来た」。日本語学校「富藤外国語学院」(神戸市)で学び、今月1日に卒業した男子学生(21)は話す。同学院のミャンマー人の学生数は2022年3月の15人から今年1月には87人に増加。男子学生は、クーデ

        和レコード、海外客から注目「音質も状態も良い」 シティポップなど人気

          北陸新幹線、金沢―敦賀間がついに開業 東京への一番列車が敦賀駅を出発

          北陸新幹線の金沢―敦賀(福井県敦賀市)間が16日、延伸開業した。2015年3月の金沢開業以来、9年ぶりの延伸で、福井県内では初の新幹線開業。「かがやき」は東京―福井を最速2時間51分で結び、これまでの東海道新幹線と在来線の特急を乗り継ぐ場合より24分短縮される。福井県が首都圏と直結し、観光客の増加など経済効果が見込まれるほか、能登半島地震の復興への後押しになることが期待されている。  1973年の整備計画の決定から半世紀超を経ての延伸。敦賀駅からは午前6時11分、開業PRのテ

          北陸新幹線、金沢―敦賀間がついに開業 東京への一番列車が敦賀駅を出発

          戦闘機の輸出にどう出る「平和の党」 武器輸出の拡大に支持層は……

           「『平和の党』が金看板」。そう掲げているのは、公明党のウェブサイトです。その公明党が、自民党から日英伊3カ国で共同開発する次期戦闘機の輸出を認めるように求められています。でも、支持層のことを考えると、簡単には受け入れられないようにみえます。  第2次安倍晋三政権が武器輸出をめぐり、原則禁止から、条件を満たせば輸出を認めるという方針転換をしたのは2014年4月のこと。「防衛装備移転三原則」を新たに閣議決定しました。  武器輸出を進めようとする動きは前年の13年から出ていたため

          戦闘機の輸出にどう出る「平和の党」 武器輸出の拡大に支持層は……

          「もしトラ」で起きうること

          (写真 トランプ氏と38歳の実業家、ビベック・ラマスワミ氏)  トランプ氏の大統領再選が現実味を帯びるなか、日本では人気小説をもじり、「もしトラ」(もしトランプ氏が再選されたら)という言葉が飛び交っている。日本政府も今後の国際政治の行方をシミュレーションしている。  というのも、トランプ氏は17年の大統領就任前から「米国の同盟国が相応の負担をしていない」と不満を表明し、日本や韓国に負担増の要求を突きつけるなど、強硬な姿勢をとったからだ。  もしトランプ氏が返り咲けば

          「もしトラ」で起きうること

          輪島朝市の未来へ「コロッケで地元の力に」「絶対に立て直す」若い力が動き出す

           石川県輪島市の輪島朝市近くに店を構える創業80年以上の精肉店「藤田総本店」4代目の藤田真也さん(32)は、火災の延焼を寸前で免れた店舗で今月下旬に営業を再開した。「地元の力になりたい」と力を込める。  市内唯一の能登牛の認定販売店で、肉質の高さが売り。コロッケなど豊富な種類の揚げ物も長年愛されてきた。  朝市通りの南にあり、朝市の火災では数十メートルまで火の手が迫った。入り口のガラス扉は割れ、肉を切る機械が倒れて器材が散乱。水も電気も止まった。  それでも店をたたむ気はなか

          輪島朝市の未来へ「コロッケで地元の力に」「絶対に立て直す」若い力が動き出す

          韓国で高まるJ-POP熱 チケットは即完売、禁じられた音楽はいま

          「♪知らず知らず隠してた 本当の声を響かせてよほら」。昨年末の紅白歌合戦にも出場したYOASOBIがソウルで昨年12月、2日間にわたって開いた初の韓国公演。4千人超のファンらで満席となった会場に、ヒット曲「群青」を大合唱する若者らの声が響き渡った。 当初コンサートは1回だけの予定だったが、チケットは発売開始後わずか1分で完売。追加公演が決まったが、そのチケットも1分で売り切れた。 4年前からファンだという大学生の権寧炫(クォンヨンヒョン)さん(23)は普段からJ―POPをよく

          韓国で高まるJ-POP熱 チケットは即完売、禁じられた音楽はいま

          指揮者の小澤征爾さん死去、88歳 戦後日本のクラシック界を牽引

          世界の楽壇の第一線に立ち続け、戦後日本のクラシック音楽界を牽引した指揮者の小澤征爾さんが6日、心不全で死去した。88歳だった。葬儀は近親者で営んだ。後日、お別れの会を検討しているという。  小澤さんの師匠はドイツ仕込みの斎藤秀雄。ウィーン国立歌劇場の音楽監督を務め、ベートーベンの交響曲の全曲演奏に挑む。そんなキャリアを振り返るほどに、小澤征爾さんが正統的なドイツ音楽の継承者だったという印象を持たれる人も少なからずいるに違いない。  しかし小澤さんの個性は、実は形式に縛られぬ

          指揮者の小澤征爾さん死去、88歳 戦後日本のクラシック界を牽引

          日常的な世話、急迫な場合→片方の親でも決定可 離婚後の共同親権案

           離婚後の「親権」はどうあるべきなのでしょうか。いまは父か母どちらかの単独親権しか認めていませんが、両方に認める「共同親権」という選択肢が加わる可能性が出てきました。共同親権をめぐっては賛否が激しく対立しています。「離婚後も干渉が続き、DVや虐待から逃れられなくなる」という反対意見、「離婚によって一方の親だけが親権を失うのは理不尽」という賛成意見、どちらも切実に響きます。何ら非のない子どもの人権こそ第一に考えるべきだ、という大前提を置いたとしても、百の離婚があれば百通りの関係

          日常的な世話、急迫な場合→片方の親でも決定可 離婚後の共同親権案

          「ふくし」はすぐ目の前に 憲法13条は「日常の支え合い」から

          「はじめてのふくし」。愛知県にある日本福祉大学が20年前から毎年、高校生などに向けた学習教材にと作成しています。  「『ふくし』って何だろう?」という問いかけに続く見出しは、「だれもが持っている幸せになる権利」です。もともと「福祉」は「幸せ」の意味で、英語の「welfare」「wellbeing」の言葉のつくりからもわかるように「快適に生きる」ことだと説明しています。  名古屋駅から電車で1時間ほど、知多半島にある美浜町の大学のキャンパスで、地域福祉論が専門の原田正樹学長(5

          「ふくし」はすぐ目の前に 憲法13条は「日常の支え合い」から

          働く人いなければお金の力は消える  田内学さんが語る「不安の正体」

           ――少子高齢化で、労働力人口が2割減、つまり「8がけ」になると予想される2040年。すでに、様々な分野で働く人の不足が顕在化し始めています。今後、社会が成り立っていくのか、不安は大きいです。  ★不安の源泉は、問題を解決する人の不足です。そもそも、私たちの社会は、誰かが働いてくれることで成り立っています。逆にいえば、働く人がいなければお金の力は消えます。  ――とはいえ、政府は個人の預貯金を投資に回すことで、老後不安を解消しようとしています。  資産運用立国で日本復活という

          働く人いなければお金の力は消える  田内学さんが語る「不安の正体」

          【能登半島地震】2次避難で2万5千人分のホテルなど確保 北陸や三大都市圏で

          奥能登に道を開いた麒山瑞麟和尚を知らぬ人は恐らく、地元にはいまい。 石川県輪島市曽々木と珠洲市真浦の間の海沿いには通行の難所があり「能登親しらず」と呼ばれた。昔、人々は波が押し寄せる絶壁を岩伝いに、海を背にしてカニのような横歩きで進んだが、命を落とす人も絶えなかったという。  江戸時代、近くの寺の8代住職である麒山和尚が道の建設を決意し、まずは托鉢行脚で資金を募った。10年を超す工事を経て、道は完成した。今でも功績をたたえる祭りが開かれている。(藤平朝雄、渋谷利雄著『能登燦々

          【能登半島地震】2次避難で2万5千人分のホテルなど確保 北陸や三大都市圏で

          仰天!「おつり」を知らない子ども急増のリアル スマホ社会は「慣れ親しんだ言葉」まで駆逐する

          スマホ社会の現代日本。 若者たちは黙々と動画やゲームの画面と向かい合い、用事は絵文字を含む超短文メールを素早く打つばかり。 時間を割いて他人と会って話すのは「タイパが悪い」とすら言う彼らと、「生きた」日本語の距離がいま、信じられないくらい離れたものになっています。 言い換えるならそれは、年配者との間の大きなコミュニケーションの溝。  「日本人なのに何故か日本語が通じない」という笑えない状況は、もはや見過ごせませんが、「その日本人同士と思うところが盲点」と、話すのは、言語学者の

          仰天!「おつり」を知らない子ども急増のリアル スマホ社会は「慣れ親しんだ言葉」まで駆逐する

          「時代遅れ」「思考停止の無策」   米専門家が辺野古移設計画に疑義

          私は米海兵隊で在日米軍再編に関わったが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設をめぐり、(2006年に日米両政府が合意した)辺野古の代替施設の現行計画は、★現在の米軍の戦略構想に合わず、時代遅れと言わざるを得ない。  冷戦期や冷戦後も日本の基地は米軍の航空優勢が保たれて安全だったが、(中国の)ミサイルの脅威のために脆弱になった。米軍は、常駐する航空戦力を幅広い拠点に分散させる戦略に切り替えている。各地の米軍基地のほか、自衛隊基地、十分な滑走路を持つ民間空港や港湾の使用もお

          「時代遅れ」「思考停止の無策」   米専門家が辺野古移設計画に疑義