見出し画像

娘に言われて救われた一言

昨日娘と一緒にご飯を作りました。昼はホットケーキを作って夜はオムハヤシライスを作りました。前から一緒に料理を作ったりしていたのですが、年齢が上がるにつれて出来ることも増えて来ました。料理に興味を持ってくれたきっかけの教育テレビのクックルンに感謝です。あれすごい番組ですよ。


料理って不思議なもんで時にいつもとは違う時間が流れていることがあると感じています。1人暮らしの時からよくカレーをひたすら煮込んだりしていたのですが、あの時間って嫌いじゃないんですよ。何なら煮込む時間のためにカレー作ってるぐらいの時もある訳なんです。時間が無い時や忙しい時は大変ですが、時間に余裕がある時の料理ってこう優雅な時間なんですよ。無になれると言いますか。全然得意ではないんですけどね。



そして、一緒に作ってるといつもとは違う時間が流れているのは娘も一緒だったようで、ハヤシライスのアク取りを娘がやっている時に


「パパのお母さんやお父さんや兄弟は生きてるの?」



っと聞かれました。娘には隠さずざっくりと私の親や兄弟のことは話しているのですが、娘からこんなことを聞かれるのは初めてです。料理の煮込み時間効果恐るべし。私は


「多分な〜。母親からはこの間連絡あったから生きてるな。」



っと伝えました。この間知らない番号から着信ががありまして、出ると数年ぶりにかかって来た母親からの電話だったんです。まあここに書いていないことも沢山あるのですが、少しだけ話すと十年ほど前姉貴が闇金に母親名義で勝手に金を借りてその取り立てが母親の電話に来ていた時期があるんです。この時点で話しはハードなのですが、もっと話せば長いです。まだ少額ではあったので私は母親にもうお金を払う必要はないと伝えて母親は携帯電話も変えたんです。警察に言おうと助言しました。なぜなら私は犯人は姉貴だと思っているからなんです。多分闇金業者は姉貴の知人で家族内オレオレ詐欺みたいなことをやっとるんです。その後をかいつまんで話しますと、母親は携帯電話を変えてそこから私は数年間母親の代わりに姉貴の鬼電に耐えていたんです。私しか母親に繋がる手段がないからです。本当あらゆる手で連絡して来ていて全部ブロックしました。母親も大概なのですが、もうなんか全員ぶっ飛んでいるんです。そんなこんなで番号知らなかったのですが、母親に


「電話かけて来た?」



っと言われたんですね。それで私は


「いやかけてないよ。むしろ今番号知ったけど。」



っと伝えました。それで母親は


「わかった」



っと答えたんですね。それでまあ私も大人ですので、一応なんか言わなあかんと思って


「元気してんの?」


っと社交辞令で言った訳なんです。すると、電話が



ツーツーツー



っと言っていましてとっくに電話切られていたんです。なんかもう笑ってしまいましたよね。ウソーンと思いながら相変わらずやなと思いました。これ私のことを気にかけてとかのパターンでないことは伝えておきます。昔から変わらずそうなのですがガチな方です!


それで話しは戻りますが、娘に電話があったことを伝えた時に冗談ぽくまろやかにこの電話の内容を伝えたんです。すると娘が、真剣な顔で



「それは嫌だったね。そんなの絶対嫌だよ。」



っと言ったんです。私はそんな言葉が返ってくるとは考えていなかったので驚きました。子どもの頃の自分が求めていた言葉を娘が私に言ってくれたんです。こんなことってあるんやなと思いました。私は


「そうやな。嫌やよな。」



と笑って答えました。キミが居てくれて人生に明るい光が差したよ。娘に感謝。アク取りに感謝。



この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?