北九州キネマ紀行【八幡編】原節子が出演した〝幻の〟国策映画と、わたしの「戦争」
その映画は「熱風」(昭和18年公開)
原節子という映画女優がいた。
日本映画の歴史教科書〈女優編〉で必ず名前が出る人。
よく知られているのは、小津安二郎監督の映画「晩春」(1949年)や「東京物語」(1953年)などの娘役。
原節子は2015(平成27)年に95歳で亡くなった。
亡くなったことが明らかになった時は、けっこう大きなニュースになった。
原節子は42歳だった1962(昭和37)年公開の映画(「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」)の出演を最後に女優を引退。
大スターだっただ