親方

2006年 平野工房創設。金属と木を素材とし、生活が豊かになる道具作りを提案。デザイナ…

親方

2006年 平野工房創設。金属と木を素材とし、生活が豊かになる道具作りを提案。デザイナー&職人

最近の記事

作業目標

金属を加工して、工芸品の制作をしている。 作業には 順番どおり進めると一応完成まで進むものと、 進めても進めてもどこが完成なのかわからないものがある。 作業を経て完成にまで至るモノには段取り(順番)があり、それを前倒しすることはできない。 逆にデッサンなどの場合は作業に終わりは無く、永遠の作業時間となる。 明らかに煮詰まっていても、向かい合う事になる。 つくり込むと言う表現があるが、これも注意しないと触りすぎて壊すこともある。 丁寧な作業はとても大切だが、どこまでアッ

    • +つれ_づれ

      今年8月お盆の盛夏に、大阪あべのハルカスで平野工房のイベントを開催した。 臆面もないが、大盛況の1週間だった。 会期終了後、東京に戻っても高揚感が鎮まらない日が数日続いた。 そんな気分のまま…仕事に 会期中に受けた注文品をまず作り納品して。 追加補充した作品をリストから一行ずつマーカーで塗り潰していくうちに、気持ちも幾分落ち着いてきている。 そしてこれも現実… 追加制作に必要な材料をまとまった数量で仕入れると銀や銅、真鍮などの素材は倍ほどの値段になっている。 あちこ

      • +逃げる2月

        大阪で催事を一つこなし、いろいろと+つくるしている間に2月は早くも逃げようとしてる。 一番苦手な寒い時期は早く逃げてほしいが、逃げないでほしい事もたくさんある。 なんだろう? その一つは時間かなぁ。 一日は時間に縛られ、時間は人を縛る。 睡眠や労働、ご飯や趣味…などの足し算で24時間でおさまる人、おさまらない人。たいていは足りないと思うからこそ時間は惜しまれるんだろう。 計算して一日を使ってる訳では無いが、僕の目安は、夜明け前に起きて、日没で仕事を終える。たまに残業

        • +note 再び

          以前noteに投稿していた。 使っている端末が変わったため、メールアドレスの変更等の手続きで、約一年半ぶりに自分のページに戻ってこれた。 懐かしいね。 2年連続のコロナ禍の影響。東京でオリンピック、パラリンピックが開催された事。SDGsの提案。日本の政治の行方。色々ありましたね。 プライベートでは、いつのまにか孫が3人になり、じいさん街道てくてく旅&60肩で作品制作に影響が出始めている😉 自分と真摯に向き合う事が何より大切な事と感じている今日この頃です。 また、面

        作業目標

          1/4 is over this year

          二十四節気では、今年の「春」も終わろうとしている。 1月 仕事始め 東京ビッグサイトでのワークショップイベント 1/11〜1/12 高島屋日本橋店での平野工房展 1/22〜28 お店の朝礼で、昨年から流行のインフルエンザに注意するよう。そして中国の武漢で発生した新型コロナウイルスの感染にも充分注意するようお話があった。 2月 関西3連続出張に出発! JR京都伊勢丹 2/5〜11 あべのハルカス近鉄本店 2/12〜18 京都タカシマヤ 2/19〜25 週

          1/4 is over this year

          12月 師走

          1年が、とても速く過ぎて行く気がする。 思うのは、毎日継続する事の大切さか。 毎日何が出来るのだろう? 1日を大切に過ごせてるのか? ほとんど毎日… 大抵は未明に目が醒めるので、その日の進行、段取りをボンヤリと考える。 ほとんどは仕事の事が中心だが、プライベートな事が入っていると少し心が弾むね。 最近はこの夜明けまでの数時間を調べものをしたり、デザインを考えたりできないかなと思ってる。 机に向かわず、パソコンにも向かわず、用紙にも描かず、頭の中だけに記憶させる

          12月 師走

          バランス

          noteに書く方が楽な内容もあるね。 少しスケジュールがハードだったらしく、2日ほど身体が動かずお休みした。 休み方も難しく、全く何もせずと言うのはモチベーションも上がってこないので、パソコンの前に座り、事務仕事らしきものをして気持ちと体力の回復を待った。 TVで世の中のニュースを見て、今行われている事や40年近く継続して問題とされている事などを普段よりゆっくりと見る事ができた。 そんな中で大嘗祭の儀式があり、その大切な内容が国中の人々の安寧を祈り、食べるものに感

          バランス

          9月「仕事、人、そして925」

          9月初めの京都の出張から自宅へ戻ると、パソコンが壊れていた。 そして超大型の台風が関東を襲い、台風一過の強烈な残暑、天地が壊れんばかりの雷雨。 絵文字で表すと⤵️😖🌀🥵⚡️な日々であった。 「仕事」9/16までに、大阪タカシマヤ、あべのハルカス近鉄本店、JR京都伊勢丹とオンラインや直の注文品をすべて終えて発送も済ませた。 やっと僕と平野工房の仕事に戻っている。 僕はお茶の空間で使う、茶托や菓子皿、菓子切り、茶筒などの展開を依頼されており、ボンヤリとアイデアを出しつ

          9月「仕事、人、そして925」

          7月。

          noteを観ると、3ヶ月に一度くらいで自身の仕事のことや生活について振り返っている。 前回は4月に1〜3月までのことを 今回は7月に4〜6月までのことである 決めてのことではなく偶然だが、季節が大きく変わろうとする頃に書きたいらしい。 4月は、待ちわびた春の到来、そして桜の季節。 僕が一年の中で最も体調に気を配る時季である。高揚感はとても大きいが、その反動も大きい。春先は世間でも色々と変化が多い。 7月は、一年の折り返しの頃であり、梅雨から夏に向かう季節の変わり目

          「寸法の事」

          僕が、仕事で使ってる材料の寸法の話をしよう思う。 僕が制作で使う銅や真鍮の板は、365×1200ミリの寸法で販売されている。 「小板」と呼ばれる。 問屋さんに注文する時「厚み1ミリの銅の小板1枚、お願いします」と言う具合である。 その上のサイズが1000×2000ミリの「メートル板」なので、余程大きな作品の注文が来ない限り「小板」で注文する。 よく使う板厚は、1ミリ、1.2ミリ、1.5ミリ、2ミリぐらいで工房にストックしてある。 これにデザイン画をスプレー糊で貼り付け

          「寸法の事」

          そして、4月

          行く1月、逃げる2月、去る3月バタバタと慌ただしい月日だったなぁ。 あえて日本語を当てはめると「怒涛」か? 別に怒ってはいないけどね(^^) この数ヶ月も、いつもながら周りのサポート無しではこなせない事ばかりに気がつく。 たくさんの方々に感謝を込めて! 行く1月今年の1月は、二子玉川、日本橋で催事がスタートし、東京ビッグサイトでワークショップのイベントもスタートした。 まずまず無難にスタートできたと思う。 ワークショップでは家族がお手伝いに来てくれる。 またワークショッ

          そして、4月

          「つくる」という事。

          とても難しいお題を選んでしまった。 おそらく上手くまとめられないだろう。 「つくる」事を仕事にしている僕が、それを通じて何を知ろうとするのか? 無理矢理一言でまとめると「つくる」とは、僕の生きがいである。 僕が作ったモノを使って下さる、お客様の「つくるをつかう」感想がとても気になるところだが、売場でお声をかけて下さる方やメールや電話でコメントを下さる方。 そんな時は、冥利に尽きる! 「つくる」流れ僕=平野工房の「つくる」流れは 目的(発想)があって、計画(デ

          「つくる」という事。

          「project H の事」

          プロジェクトとは…組織、業務本来の組織とは別に、目的を達成するために臨時で構成される組織やその業務のこと。 また、何らかの目標を達成するための計画を指し、大きな目標を集団で実行するために既存の組織の枠をはずし、各組織から臨時に人を集めて実行する集団をプロジェクトと呼ぶ事もある。 らしい…google先生ありがとう。 僕が代表を務める平野工房に、project H と言う名前が出始めて1〜2年になる。 最初の頃は、よく色んな方から、project H って会社に、広

          「project H の事」

          現在・未来へ「2018年〜」

          現在2018年の年明け、何故か?僕は復活できる予感があった。オーバーだけどね(^^) きっかけや徐々にではなく、年があけて急に体調が良くなった。 今から思えば伏線らしきものはある。 錦町工房の解約もそうだろう、多少身軽になった。 グループでの作業「project H」の事もそうだろう。 平野工房公式ホームページの作成、公開。 オンラインショップの開店。 名刺やパンフレットのリニューアル。 新しいポップの作製。 イベントへの参加、ワークショップの提案。 その積

          現在・未来へ「2018年〜」

          過去へ 平野工房 2007〜2017

          とにもかくにも、平野工房は始動したようだ。 と、過去を第三者の眼で眺めている。 無くしたジグソーパズルのピースがふと見つかるような気持ちで過去を思い出していたが、今、手元には平野工房の12年間分のスケジュール表があって、思い出すのはそんなに難しい事ではない。 資料として現存しているものを細かくブログに残しても意味はないだろうが…。 でもやってみよう、何か見つかるかもしれない。 簡潔に、特に…の部分だけ書くことができるだろうか? それでは… 2007年は…3月に、

          過去へ 平野工房 2007〜2017

          過去へ「平野工房創設の頃」

          山梨から立川に戻って、しばらく何日かボーっとしていた。 友達や先輩と話すうちに、少しずつ元気も戻ってきていた。 仕事をしようと探し始めるが、なかなか簡単には無い。 ある日、郵便局の配達の仕事の面接に行ったがダメだった。 「接客、サービス業を経験してない人はダメです」と言われた。 僕の経歴は、学校での事ばかりである。 平野工房その面接がダメだった日だった思う。 女将に「おとーさん、自営で何かできないの?」と言われた。 想像もしていない事だったが、そんな道もあ

          過去へ「平野工房創設の頃」