ケッパー
以前 アーティチョーク の記事の中で少しだけ登場したケッパーのことについて調べたのでご紹介したいと思います。
いつもお気に入り、且つ少しだけ珍しい食材をご紹介することが多いのですが、ケッパーに関しては一般的な食料品店でも並んでいたりします。
ケッパーとは
ケッパー(caper)はソウ科カパリス属の植物「ホウトウソウ」のつぼみのことを一般的に指します。
呼び方はケッパーの他にも「ケイパー」「ケーパー」「カープル(仏)」など。
雄しべが紫色で白色の花びらを持つ花が咲きますが、開花前のつぼみを食すため酢漬けにされたピクルス状、もしくはオリーブオイル漬けにされたものが店頭には並びます。
南ヨーロッパを中心に親しまれており、ほのかな辛みと、独特ですがすがしくもある香りを料理と一緒に楽しむことができます。
ケッパーの位置づけ
ケッパーのつぼみは1粒につき約4~7mm程度で、瓶にたくさん入って売られています。
正直なところ、私はケッパーが調味料なのか何なのかよくわかっていません。
料理に気軽にかける調味料としては国内ではあまり見かけないような粒の大きさです。
かと言って野菜カテゴリーでもないと思うので、
「香りづけとして使用するハーブのようなもの」という考え方が最も無難でしょうか。
エスビーさんのホームページでは、「薬味」として紹介されていました。
こちら⇒ ケイパー
食べ方と個人的な意見
最も定番で人気も高い調理方法は
スモークサーモンにかけるという方法のようです。
この調理法では食べたことがなかったのですが、確かに合うと思います。
私が初めてケッパーを食べた時はアーティチョークの上にヤギのクリームチーズがのせられており、そこにケッパーが少し飾られているという調理方法でした。
その他に個人的に試した調理方法は、
・サラダにかける
・カルパッチョに沿える
・アンチョビと春キャベツを炒めたものにかける
あたりの方法で、これらであれば問題なくケッパーを取り入れることができました。
いずれの調理法にも共通していたのは「ケッパーの香りが楽しめる程度の繊細な味付けであること」でした。
アンチョビと春キャベツを炒めたものに関しては、パスタにして食べてもいいかもしれません。
3~4回食べているうちに慣れてきて、どのような調理方法に合うのかわかっていただけるのではないかと思うのですが、全体的に
ヨーロッパ風の魚料理と相性がいいのではないかと思っています。
肉料理の場合だと、鶏肉が良さそうです。
最後にひとつだけ気になる点に触れますが、オリーブオイルや酢がベースとなったタイプのものを選んでも、稀に塩味の濃い製品にあたることがあります。
個人的にはドライソルトタイプだけは使い慣れるまで調理法が結構難しいのではないかと思っています。
基本的にはそこまで料理の邪魔をしない、でもあると嬉しいような香り付けのものとして楽しめると思うので、気になる方はぜひ一度試してみてください。
次の記事⇒ カンピロバクター
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