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鳥かごの鍵

33
彼氏がいるのに、7歳下のイケメンに恋してしまう。 揺れる気持ちと罪悪感との闘い。 鳥かごとは? 鍵とは? ドキドキしながら最後まで読んで下さい。
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#真実

鳥かごの鍵 33 (終)

鳥かごの鍵 33 (終)

私は月から目が離せない。

心臓が止まりそうだった、
いや一回止まったのかもしれない。

月にそっくりな人だった、
夢の中の月は21歳だった、
目の前にいる月は30歳を超えている。

あれは夢で今は現実!

頭が混乱している、
そして月も驚いた顔をして私を見ている。

「星なの?」

そう言って月は私を抱きしめた。

「やっと会えた。」

月は私にキスをした。

私は恥ずかしくて顔が真っ赤になった

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鳥かごの鍵 27

鳥かごの鍵 27

私は驚いて声が出ない。

月はどこに行ったの?
彼はどうやって入って来たの?

「やっぱり俺を裏切ってたんだな!」

「ち、ちがうのよ!」

彼の手を見ると包丁が握られている、
私は怖くなり外に逃げだした。

私は裸足でアパートの階段を駆け下りた。

外は真っ暗でいつも見る景色と違っていた、
私は全力で走った、でも全然前に進めない。

体が重く思うように動かない。

私はがんばって前に進もうとして

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鳥かごの鍵 26

鳥かごの鍵 26

「ごめん、ここまで来ちゃって、
でも連絡ないから不安で…」

なつが驚いている、そりゃ驚くよね。

私と月の顔を交互の見ている。

「二人で話せるかな?」
と月が聞いて来た。

私は彼がどこかで見ているかもしれないと思い、
「なつごめん詳しい話しは明日する、今日は帰るね。」

そう言って私は月の手を引っ張って走り出した。

走るなんて久振り、
でも彼が見ていたら大変、逃げないと。

私は必死だった

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鳥かごの鍵 22

鳥かごの鍵 22

私は家に入り窓を開けて風を入れた、
これから重い話しになる。

少し前までの幸せな気持ちから一気に気分は下がっていた。

「今日はどこに行ってたんだよ?」

「今日は色々と…。」

「ふ~ん、色々ね、あの男と?」

「えっ誰?」

「あいつだよ、背の高い若いやつ。」

「なんで知ってるの?」

「俺はなんでも知ってるよ。」

彼は私と目を合わせないで、
窓の外を見ながら話している。

「もう俺のこ

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鳥かごの鍵 21

鳥かごの鍵 21

私達は軽くご飯を食べて、
ゆっくりコーヒーを飲んだ。

「今日は本当に楽しかった、
私の好みのお店色々調べてくれてありがとう、
全部が私の好みでビックリしたよ。」

「喜んでもらえて良かった。
また会えるかな?」

月が聞いてきた。

「うん、もちろん。またランチしよう。」

私が言うと、月は嬉しそうに笑った。

時計を見ると20時を過ぎていた。

私達はお店を出て、駅に向かった。

「明日仕事で

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鳥かごの鍵 12

鳥かごの鍵 12

えっ??
イケメン店員くん?
確か今日のお昼、
イケメン店員くんもロコモコ丼買ってたよね…
まさかね…

うそでしょ?

こんなことあるの?

私は狭い部屋の中をぐるぐる歩き回った。

あっ!返信しないと!

「今流行ってるよね、おいしそう!」

こんな短い文を打つのがやっとだった。

「おいしかったよ!
明日は休みで、友達と朝から釣りに行くから、
今日はもう寝るね、おやすみ。」

「そーなんだ、

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