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『感覚過敏と共感覚を有する自閉症者の表現』

このイラストは、
とある日、
病院の待合室で、
診察の順番を待っている時の描写です。

他の人はどうかわかりませんが、
私はこんな風に見え、聞こえ、感じていました。


特に注目していただきたいのが、耳のパーツです。

耳にピンク色の尖がった線が複数刺さっていませんか?


そうです。

調子の波にもよりますが、
私には音や声がこんな風に入ってくるのです。


痛いです。

刺さります。

たった5分や10分座っているだけで、
刺さるように様々な情報が入ってきます。


脳の中の情報処理も下手で、

・息苦しさ
・まぶたが重くなって視界が狭くなる
・頭がまわらなくなる 

といった不調をきたします。


このような不調は、
もともとの特性や性格に拍車がかかるかのように

・頭がごちゃごちゃして受付や診察で何を伝えたかったか考えられなくなる ・何か言われても、何も入ってこない(説明を理解していない)
・疲れるため、その日は病院受診以外の予定が組めない

といった困難や制約に繋がっています。


身体な疾患がないのにもかかわらず、

段々と心臓がバクバクしてきたり、
周りの人にじろじろ見られている、見られないように身を隠さなければなどと普段考えないこと思考や不安感が高まり、確認行動が止まらなくなるので、
そのサインが出たら不安の時のお薬の出番です。

この不安の時のお薬は、パニック発作を予防するともいわれており、

私の場合、
全く飲まない日もあれば、
1日3回飲む日もあります。


「ちょっと人がいるだけじゃない」
「病院なのだからこれがふつう」

その固定概念に、その言葉に、私に似たタイプの人がどれだけ苦悩することになるのでしょう。
この世界線を、誰が想像できるのでしょう。


感じ方には、個人差があることをご了承くださいませ。

そのうえであなたにお願いがあります。


もし、赤いヘルプマークをつけていて、外で怖がったり不安がる様子の人がいたら、このイラストを思い出していただけませんか。

あなたのぬくもりある眼差しが、
ご本人やご家族の助けになると私は考えます。


一緒に社会を変えていきませんか?

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