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知っておきたいがん治療〜令和の最先端がん治療とは〜

過去記事では、知っておきたいがんの「種類」
について紹介しました。

本日は、知っておきたいがんの「治療法」
について紹介します。

「がん」という病気のおそろしさはおそらく
多くの方の共通の認識になりつつあると思い
ます。

そのため、医療保険やがん保険で「がん」に
対する保障をご準備される方も増加している
ように感じます。

しかし、ならないのが1番ですが、実際皆さん
「がん」になった時にどのような「治療」を
受けたいですか?受けられると思いますか?

がんに対する不安から準備をする方は多い
ものの、実際になった時にどのような治療が
受けられるのかは知らないという方が多い
のではないでしょうか。

そのため、本日は簡単に最近のがん治療の
実態をご紹介できればと思います。

※医師でも専門家でもないため、ざっくり概要
 だけのご紹介となりますので、ご容赦くださ
 いますようお願いします


最近のがん治療の実態としては、大きく3つ
に分けることができます。

①手術療法
②薬物療法
③放射線療法

1つずつ簡単に見ていきましょう。


①手術療法

名前の通り「手術」をする治療法です。

手術療法の1番のメリットはがん細胞部分を
根っこから切除できることです。

まだ転移の可能性のない段階のがんであれば
1番再発リスクも少ないことから、手術療法
を選ばれることが多いです。

しかし、広範囲を切除することや、体に傷跡
を残すことになるため、体に負担がかかる
ことがデメリットとしてあります。

そのため、治癒力が低い方や、ご高齢の方
などには難しい療法でもあります。

このデメリットをなくすために、最近は
内視鏡などを使って、体への傷は小さい範囲
だけで済む縮小手術やロボットによる手術
なども行われています。

ロボット手術では、「ダ・ヴィンチ」という
手術支援ロボットが有名です。


②薬物療法(化学療法)


名前の通り「お薬」を使った治療法です。

皆さんご存知の「抗がん剤」も薬物療法に
当てはまります。

この抗がん剤にも種類があり、点滴や注射、
飲み薬など様々です。

手術療法はがん細胞の切除などによって治療
のみを目的とするのに対し、
薬物療法はがん細胞の増殖を防ぐためなど、
予防的な役割も果たします。

この薬物療法は手術では切除しきれなかった
小さながん細胞や、再発や転移などの治療
としても効果的です。

しかし、薬物の副作用として脱毛や吐き気など
副作用も強いことから、辛い治療となることが
デメリットです。
また、これらの薬物投与は長期間にもおよぶ
ことから、薬剤費用が高額となる可能性も
高いです。

なお、この薬物療法では最近「ホルモン剤」
という療法も多いです。

人間の体内で作られる「ホルモン」はがんの
エサとなってしまうことがわかっています。
そのため、ホルモン分泌を抑制してがんが
エサを食べて増殖しないようにホルモン剤を
投与するという治療も増えています。


③放射線療法


名前の通り「放射線」を使った治療法です。

よく知られるのが「X線」でしょうか。

X線などの放射線は、放射性物質から放出される
粒子や電磁波を指し、これらを体に浴びせると
細胞がダメージを負います。
そのため、正常な細胞に当てると人体に被害が
出てしまいます。

しかし、近年のがん治療ではこれらの放射線を
ピンポイントでがん細胞に照射することができ
る技術があるため、この放射線でがん細胞に
ダメージを局所的に与える治療法です。

手術療法よりも体へのダメージが少なく、
回復力が弱い方などにとっても活用しやすい
療法といえるでしょうか。

近年は、「陽子線」や「重粒子線」などの
X線より殺傷能力や効果も高い治療も一部の
医療機関などで扱っています。

これらは、「先進医療」と言われる治療で
あることも多く、一般的に医療費は自己負担
で高額なケースが多いです。

そのため、各保険会社では「先進医療特約」
といわれる保障が存在します。
詳しくは過去記事もご参考ください。


ここまでががんの三大治療と呼ばれる3つの
療法です。

がんに罹患された方の体の状況や進行状況など
によっても、医師より推奨される療法が異なり
ます。
もし罹患されてしまった場合は、他の医療機関
のセカンドオピニオンを受けたり、ご家族など
とも相談の上、療法を選択することをおすすめ
します。

また、その治療法がちゃんと公的医療保険の
対象(保険適用)となるかどうかや、民間の
生命保険会社の医療保険などの対象となるか
どうかなどもぜひ確認をしてみてください。


では、ここまで3つ療法をお伝えしましたが、
最近は「第四世代」といわれる治療法が確立
されてきていますのでご紹介します。

④免疫療法

人間の体内では外部から入ってきたウイルス
や菌などを排除する「免疫」という機能が
ありますね。

疲れた時に風邪などを引いてしまうのは、
疲労により免疫機能が下がっている時に、
風邪のウイルスが侵入するためです。

がん細胞も同じように体内で発生しても
普通ならば免疫で排除します。

しかし、何らかの状態で排除できなかった
場合に、がん細胞が増殖してがん化してしま
います。

この免疫機能ががん細胞を排除する能力を
衰えないよう力を保つための療法が「免疫療法」
といいます。

免疫機能ががん細胞をやっつけられるように
お薬を服用します。

これを「免疫チェックポイント阻害薬」と
いいます。

最近だと、「オプジーボ」が話題になりました。


このようにがんの治療もどんどん新たな治療法
が確立されています。

今後も医療技術の進歩によって様々な治療が
選択可能となると思いますが、どのようながん
治療を受けるかによって、医療保険が使えるか
使えないかも変わってきます。

ぜひ今後の時代にあった「がんの保障」を
備えられるようにしましょう。

いつでもご相談ください。
それでは。

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