- 運営しているクリエイター
記事一覧
赤いベリーのチーズケーキ
子供のころ、母は家で文字を書く仕事をしていた。
月に数回、出来上がった書類を会社へ届けるのだけれど
夏休みは私もよく一緒について行ったものだった。
地下鉄の丸太町を上がって、少し歩くとケーキ屋さんがあった。
いつもその前を通って会社へ向かう。
ガラス越しに見えるショーケースの陳列は色とりどりで、
綺麗なケーキは宝石を見るような気分だった。
中でも、赤く透き通ってキラキラするケーキは、とて
とらねーこー コーヒー (架空エッセイ)
いつもの古ぼけた喫茶店で
座る席はいつも決まっている。
先客がいたら、入り口の壁を少し引っ掻いて帰る。
運良く席に着けたら、
メニューのページをめくり倒して
ご注文は?と聞かれるのを上の空で待つ。
こーひー…
と、抑揚のないイントネーションでわざと言い
落ち着いた雰囲気の自分を演出する。
内心とてもわくわくしながら待っている。
熱々の湯気を立てたカップが運ばれてくると、
香り
味噌汁とごはん、以上。おかずなし。を体験した日の思い出
ごはんと味噌汁、
この組み合わせを見るたびに思い出すのは、
小学校の家庭科での調理実習。
その日は、米飯を炊いて味噌汁を作るという内容だったのですが、
私はこの組み合わせに些かの不満がありました。
(ごはんのおかずないやん。)
当時の私は(当時というか割とずっと)、ごはんは肉か魚あるいは卵などの動物性たんぱく質を調理した味のはっきりしたおかずで食べるものという概念があって(もちろんこんな小
寿司の良し悪しもわからない私が寿司の文化と伝統を語ってみましょう。すみません。
お寿司、最近は糖質を控えめにする食生活を送っているので、進んで食べることは少なくなっているのだけど、(食べないのかよ!なヤツが語り始めています。すでにすみません)
でもその色とりどりの華やかさと丸みを帯びたフォルム(フォルムとか言っちゃう)を目にすると、思わず「おいしそう!」と反応してしまいます。
(視覚で感じる美しさの話をしようとして食欲で即完結。)
かつてテレビで、バブリーなイケイケ女子が
私が魚を食べたあとは何も残らない。
どっちかって言うと肉の方が好きだなーと思うけど、
それでも ”さかなくい” な私は、
食べられるところを とことん食べてしまう。
皮なんかはもちろん、ヒレとかしっぽもパリパリに焼けていればサクサク食べてしまうし、煮魚だったら 口の中で噛みながら小骨の間のコラーゲン的なエキスを摂取して、どうしても飲み込みづらい骨だけを出す。
中骨の髄もおいしので 噛みカミして吸い出す。
頭にも身はあるし、目
おにぎりの呼び方から派生して
「おにぎり」
何ともステキな響きである。
子供から大人まで、一般的な多数の人が好ましい感情を抱いて
それぞれのいい思い出が何となく浮かんでくるのではないでしょうかね。
「おにぎり」は「にぎりめし」を丁寧に言ったものだろうと思うけど、
「にぎりめし」にはもっと男性的というかガッシリ・野性的な響きを含んでいるイメージに思えます。(野生のおにぎりて何やねんて話ですがね)
そして何となく、自分で食べ