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読書

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本棚という場

本棚という場

読書
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子育ての風景
コミュニケーション

というワケで
エアコンの工事に伴い片付けが少しずつ進んでいる日々で
この際だからというか必要に迫られて自分の本も整理している。
さてそこで
今まで使っていたスチール製の本棚を見て気が付いたのは
普通サイズの本棚は思ったよりかさばっているという事だった。
スチール製の・いわゆる普通サイズの本棚だと本を置く棚の幅が同じなので
図鑑も文庫本も同じサイズの棚

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せんこう花火

せんこう花火

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子育ての風景

ふと、子どもの時に読んだ線香花火の文章を思い出した。
それは国語の教科書に載っていたもので、それがとても気に入って
それから何年もの間季節になると線香花火を買い求め
季節が終わっても買える間は買い続けていた。
昔の花火は今のようにセット販売ではなかったから。
一度にたくさん買っておけばいいという考えはなぜか無かった。
あ、お金が無かっただけか。
教科書では線香花火を取り

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好きです積読 ♪

好きです積読 ♪

読書

積読というと、せっかく本を買ったのに読んでいないうしろめたさのようなマイナスイメージがあったのだが、やってみると意外にも楽しみな気持ちになったのですな ♪
だってねえ、まだこれだけのまだ読んでいない本があって
ということは、これから読めるまだ中身を知らない本なのですぞ。
実は昔々読んだ本が忘れられずまた買ったのも2冊あるけどなw
なにやら貯金残高を眺めているような気分だうひひひひひ ♪

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読書とは

読書とは

読書
勉強
子育ての風景

“読書”というと要するに「本を読むこと」ではあるが
教科書を読んでも読書じゃないよなあ、などとしばし考えて
読書とは・本を読んで楽しむことと見つけたり ♪
安いしすぐ読めるしで電子書籍もよく買うが
どうしても手に取って・ページをめくりたいと思う本の場合は紙の方を選ぶ。
一度電子書籍で買っても、できたら改めて紙の本を買いたいなあ
と思うことも少なくない。
情報が欲しくて本

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物語の絵

物語の絵

子育ての風景
読書

子どもの頃から絵を描くのが好きだった。
いや、デッサンとかじゃなくて。
モノの形を的確に捉えるというのは全く不得手で
要するに頭の中の想像を紙の上に吐き出していた。
一番描いていたのが「アリの巣」。
アリの巣の中を想像していくつも部屋を描いておいて
それぞれ食べものをいれておくところだの赤ちゃんがいるところだの
たくさんの部屋の中をひたすら想像で埋めていった。
で、次がロボッ

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大人が無垢の魂を見せる尊さ

大人が無垢の魂を見せる尊さ

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では
日高敏隆のチョウの道の発見の話に
チョウを追いかける3人のおっさんたちの奮闘に
自分も一緒に発見したかのようにぞくぞくと喜びがわいたことを書いたが
これもまた

と同じくいい大人たちが年齢も立場も関係なく知的好奇心と探求心の赴くままにチョウの道を求めて走り回るという大人がわちゃわちゃする話である。
で、ナンで
私はこういう話がたまらなく好きなのだろかと考え込

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10年ぶりの天地明察

10年ぶりの天地明察

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を書いていたら
年齢も身分も問わずの知的好奇心溢れる「わちゃわちゃ具合」で思い出したのが
「天地明察」冲方丁 著 角川文庫
江戸時代、渋川春海を主人公に新たに正しい暦を作成しようという人びとの将軍大老神道家数学者が縦横に活躍するサイエンス時代劇wでついに大和暦ができるまでのムネアツの展開は世の中を動かすには知と理だけでは足りないという大人の知恵も学べる小説である。

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バベットの晩餐会

バベットの晩餐会

読書

「バベットの晩餐会」イサク・ディーネセン 著 桝田啓介 訳 筑摩書房
を読んだ。以前ネット動画で映画を観て深く「感じ入り」原作を読みたいと思っていた。現在文庫本も出ているのだが、この本はハードカバーで読みたくて初版第一刷を古書店で購入したのだ。
そしてやはりこの本は文庫本ではなく、ハードカバーで買って良かった。

物語は19世紀の半ばから始まりそれを20世紀半ばに回想する形で始まる。
舞台

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代表作と好きな本

代表作と好きな本

読書

作家を紹介するのに代表作を挙げるのは普通だが
それならその代表作が多くの人に好まれているかと言うと
まあおそらくは好まれているとは思うがその人その人がその作家の作品で一番好きな作品がその代表作かと言うとそうでもないと思う。

例えば藤沢周平
藤沢周平と言えば「蝉しぐれ」とくるのだが
私の一番好きなのは短編集の「橋ものがたり」である。
江戸の市井の人々の暮らしや子どものいじらしさが細やかに描

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ヨモギとトリカブトの見分け方

ヨモギとトリカブトの見分け方

勉強
読書

おうみのひとさんにご紹介いただいた
「神さまたちの遊ぶ庭」宮下奈都 :著 光文社
を読んだ。
大変に良い随筆集だと思ったのと以前読んだ同著者の「羊と鋼の森」がこの時に書かれたことに改めて思い至り、道理で山の木々の描写が生き生きとしていて山の匂いがしたはずだと実感した
のだが!
ただ、どうしても見過ごせない間違いがあったので出版社にその旨メールしたのとともにここに書いておく。
人命にか

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罪と罰

罪と罰

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「終わらない戦争」小泉悠 :著 文春新書
を読んだ。
小泉悠氏は巻末の著者略歴によると
2022年より東京大学先端科学技術研究センター専任講師でロシアの軍事・安全保障が専門、となっている。
この著者の本を読むのは
「ウクライナ戦争」小泉悠 :著 筑摩書房 に続いて2冊目。
この「終わらない戦争」はロシアの軍事・安全保障の専門家である小泉氏と、関係する専門家同士の6回の対談で構成されていて

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アンディー・ウイアー

アンディー・ウイアー

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「プロジェクト・ヘイル・メアリー(上)(下)」
アンディー・ウイアー:著 小野田和子:訳 早川書房
を読んだ。
「火星の人」でハマったアンディー・ウイアーは続く「アルテミス(上)(下)」も読んでいる。翻訳は同じく小野田和子で、この著者の語り口はこの翻訳者の手腕で生かされているのだと思う。

「火星の人」は映画にもなっていて見た方も多いと思うが私はまだ観ていな

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水戸黄門と暴力

水戸黄門と暴力

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以前は午後のひと時
おじいちゃんとおばあちゃんはよく水戸黄門の再放送を見ていたものだ。
「みんな、死んじゃった人ばかりよねえ。」
勧善懲悪で筋が複雑じゃないからいいのだそうだ。
水戸黄門は「先の副将軍」という高い身分があって
お供の助さん、格さんはすごく強い武士だ。
それに風車の弥七やおぎんさんが付いている。
万全の構えだ。
で、悪い奴の本拠地に乗り込んで大暴れした後に
懐から印籠を取り出

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命がけの「知りたい」

命がけの「知りたい」

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思い切って購入した!
「世にも奇妙な人体実験の歴史」トレヴァ―・ノートン:著 
赤根洋子:訳 文芸春秋社
何度かネットで紹介されていた本なのだが
題名からキワモノ的な本かと感じて手が出ていなかったのだ。
何度も紹介されているうちに何か惹かれるものがあって購入。
読み出してすぐにこれはキワモノなどではなく探求心のカタマリの研究者が自分の身体を使って実験と実証を重ねた別の意味でトンデモナ

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