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語ることによる自分の過去の整理と、内面の深掘り

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手作業でやる。ドリルのような重機で掘り起こすとすぐ結果にたどり着けても、その間にあったものは粉々になり失われてしまう。分析することも理解することも出来なくなるから。
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#小説

大学時代の友人のツイッターを数年ぶりに見て覚えた劣等感と、前に進む意志

大学時代の友人のツイッターを数年ぶりに見て覚えた劣等感と、前に進む意志

小説でとある賞を受賞していたり、他でも自分との圧倒的なレベルの差を見せつけられたり。数年前の大学時代は同じくらいの位置にいたのに。

(自分にとって大学時代は、最も病んで荒れて壊れていた時期です。後述しますが、周囲の人と衝突したり、迷惑をかけていました)

しかしつらいだけで終わらせずに、前に進む意志へと繋いでいく。僕が真にやるべきこととは何か。

数年ぶりに友人のツイッターを見たきっかけは、深い

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キャッチャー・イン・ザ・ライの夜

キャッチャー・イン・ザ・ライの夜

サリンジャーの小説『キャッチャー・イン・ザ・ライ』やそれについて語っている本を読むたびに、ネット上に何か文章を書いて発信したいと思ったときの始まりのモチベーションを思い起こさせられる。

それは「過去の自分に届くように書く」ということだ。もちろん時間をさかのぼることは(現状)できないので、共通したところがある人に届くように書くということになる。

あの絶望的な日々。わずかにすら心が通じ合うことはな

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いつもの喫茶店で聞こえてきた男性二人組の"興味深い"会話に、考えさせられた

いつもの喫茶店で聞こえてきた男性二人組の"興味深い"会話に、考えさせられた

別に盗み聞きをしていたつもりじゃない。

その喫茶店の店内はこじんまりとしていた。さらに二人の男性のうちの一人は、自分の信念や情熱を傾けているトピックについて語るとき、声が大きくなるという癖があるようだった。

その会話は自然と耳に入ってきた。しかし迷惑というほどではなく、むじろほほえましさを感じさせるようなものだった。

それほど重要ではないと考えられているトピックについては、聞こえてこない。聞

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私は何かを殺さないために、何かを攻撃する文章を書いている

このnoteのタイトルを
「私は"誰か"を殺さないために、"誰か"を攻撃する文章を書いている」
にしようかとも思ったけど、
それだと特定の個人を攻撃しているかのような印象を与えかねないので今の形にしました。

私がnoteを書き始めた理由。内容的には"誰か"のほうに寄っています。ロック・アーティストが初期衝動を曲にぶつける、みたいな話です。

あるいは『若きウェルテルの悩み』において、主人公ウェル

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