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取材者の心絵(ココロエ)

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東洋経済オンラインやOCEANS、AlpenGroupMagazine、キングギア などの媒体に寄稿しているスポーツライター、瀬川泰祐が取材・執筆活動の中で、日々感じている取材か… もっと読む
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#サッカー

元サッカー日本代表GK・南雄太選手取材のウラ話

元サッカー日本代表GK・南雄太選手取材のウラ話

この企画はある男の依頼から始まった37.5歳からのファッション・ライフスタイルマガジン「OCEANS」で掲載された、横浜FCの正ゴールキーパー、南雄太選手のノンフィクション。

SNSを中心に拡散していただき、多くの人に届けることができたのだが、この取材が実現したのは、ある男からの依頼がきっかけだった。

その男とは、ヴァンフォーレ甲府やロアッソ熊本で活躍した元Jリーガーの宇留野純だ。

2018

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戸田和幸取材のちょっとした「ウラ」話

戸田和幸取材のちょっとした「ウラ」話

2002年ワールドカップ日韓大会で、初のベスト16入りを果たしたサッカー日本代表で、影のMVPと言われた男。

戸田和幸。

彼を題材にした記事が今朝、東洋経済オンラインにて掲載された。

赤いモヒカンヘアーと荒々しいプレーで相手のエースを潰し、中盤に立ちはだかる姿に、大きな安心感を覚えたことを今でも思い出す。

その戸田和幸が、最近「裏解説」を始めたと知り、大きな関心を持っていた。

裏解説とは

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ドリブルの入り口とフウガドールすみだの入り口

ドリブルの入り口とフウガドールすみだの入り口

フウガドールすみだというチームの育成コンセプトの一つに「EMOTION」というキーワードがある。

僕はこのコンセプトに惹かれて、息子をフウガドールすみだのスクールに通わせた。

小学校5年生の時に、埼玉のド田舎から、電車を乗り継ぎながら、1時間半近くかけて、週2回もフットサルスクールに通うのを横目で見て、我が子ながら、息子もよく通っているなと思っていた。

当時の息子の課題と、スクールの育成方針

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対談で大切なこと

対談で大切なこと

今をときめくドリブルデザイナーの岡部将和さんと、僕が共感してやまない諸江剣語選手の対談。

2人に気持ちよく話してもらうためにはどうしたら良いか?

対談の構造をどう作ろうか?

前日から、あれやこれやと、シナリオを頭の中に描いていた。まだまだ経験の浅い僕は、この時、対談のインタビュアーという役回りは、初めての経験だったためだ。

スムーズに話が流れるように、話の流れを頭の中にイメージしては、

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積み重ねるべきもの

積み重ねるべきもの

先日、ヴァンフォーレ甲府などで活躍した元Jリーガーの長谷川太郎さんとお会いしたときに、「ハッ」とさせられる話を伺った。

「僕は試合に出るために、監督に合わせてプレーしていた。でもそれだけじゃ、監督が変わるたびに、毎回ゼロに戻っていることに気づいた」

ゼロに戻るという感覚は、「評価を受ける」自分の立場をイメージすると分かりやすい。サッカー選手なら、監督やコーチ、強化部長らが選手を評価する。サラリ

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