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取材者の心絵(ココロエ)

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東洋経済オンラインやOCEANS、AlpenGroupMagazine、キングギア などの媒体に寄稿しているスポーツライター、瀬川泰祐が取材・執筆活動の中で、日々感じている取材か… もっと読む
運営しているクリエイター

#表現

自分の表現を渡すな。

自分の表現を渡すな。

スポーツ記事は、エンタメか報道か。

最近、このことを考える機会が多い。

エンターテインメントの世界では、例えば写真は、オフィシャル素材の利用しか許されないことも多いし、記事についても、マネージメントの許諾を取らずに情報を流通させることが非常に難しい世界だ。

つまり記事を公開する際には、必ず権利元の許可を通すのは暗黙の了解であり、ビジネス上の習慣として日々行われている。

これは権利ビジネスの

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ドリブルの入り口とフウガドールすみだの入り口

ドリブルの入り口とフウガドールすみだの入り口

フウガドールすみだというチームの育成コンセプトの一つに「EMOTION」というキーワードがある。

僕はこのコンセプトに惹かれて、息子をフウガドールすみだのスクールに通わせた。

小学校5年生の時に、埼玉のド田舎から、電車を乗り継ぎながら、1時間半近くかけて、週2回もフットサルスクールに通うのを横目で見て、我が子ながら、息子もよく通っているなと思っていた。

当時の息子の課題と、スクールの育成方針

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需要を探せ

需要を探せ

先日、ドリブルデザイナー岡部将和さんのことを例に挙げて「言語化」することの重要性を書かせていただいた。

※詳しくは「言語化する力を養う」をご覧いただきたい。

しかもその記事を読んでくれた岡部さん本人がSNSでシェアしてくれたため、現在プチバズり中だ。

実は、その日の昼間に、noteのディレクターである水野圭輔さんから、「この記事、短いのがすごく良いと思います」と褒めてもらった直後のことだっ

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プロカメラマンから学ぶ表現者としての覚悟

プロカメラマンから学ぶ表現者としての覚悟

「俺がシャッターをきって、それを誰かが買ってくれる。俺の仕事は、そういうことだ」

あるアーティストのライブの現場で一緒になった、プロカメラマンの方が、開演前に僕に話してくれた言葉だ。

僕は過去に一度だけその方に、写真を撮ってもらったことがある。

MOMO CUPという百瀬俊介さん主催の大会に「キングギア フレンズ」の一員として参加した時に、大会のオフィシャルカメラマンとして参加していたその方

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