#エッセイ
失恋した日はアイスクリーム
「Hello, Yumi?Yumi?(ひとりになりたくないの。話、聞いてくれる?)」
部屋のドアがノックされる音で、私は仮眠から目が覚めた。
ドアを開けると目を真っ赤にしたフランス人のハウスメイト、Floreが枕を抱いて立っていた。
「Yumi,Are you free now? (Yumi、時間ある?)」
「What's wrong with you? (どうしたの?)」
「I was w
26歳、2020年を全力で振り返ってみたら未来への力が湧いてきた
自分の振り返りついでにnoteに残しておこうと思ってPCを開けた2020年12月29日朝。先日、仕事をどうにか収めることができ、「いよいよ年末!」という感覚になってきた。
2020年は本当にアっという間で一瞬で過ぎ去った。もはや6月よりも前の記憶はあいまいになっている。このままこうして、来年、再来年、、、と年を重ねていくのは1日1日を全力で生きていたとしても少し空しいし、怖ささえも覚える。「あれ
8年間同じ美容師さん髪を切ってもらう理由について。
その美容院に初めて訪れたのは17歳のころだった。もう8年も前のことだ。
変わりたい。殻を破ってみたい。
そういう想いで当時高校生だった私はHotpepper から予約を入れた。
髪を切るためだけに電車に乗って、神奈川の田舎から外苑前駅に降りたった時の興奮は、今でも鮮明に覚えている。
今に至るまで、留学で物理的に通えないこともあれば、1回だけ浮気心からほかの美容院に行ってみたこともある。しか
単調な毎日に「旬」というスパイスを少々。
トルコキキョウ。まるでフリルのような花びらを持つその花は、おとぎ話とかに出てくる妖精さんのスカートのようだ。
週末に開催されるファーマーズマーケットで花屋の姿があった。たくさんの美しい花がところ狭しと並ぶ中で、真っ先に目を引いたのがトルコキキョウだった。そのトルコキキョウはくすんだピンク色をしていた。夏が終わり9月も中旬になった今、鮮やかさや原色の持つ強さよりも、少しくすんだ色やこっくりと深みの