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記事一覧
週刊ダイヤモンド誌連載コラム:piRNA
今週発売中の週刊ダイヤモンド誌(4/20号)に連載コラム掲載。今回は東京大学の塩見美喜子先生が内藤記念科学振興賞を受賞されたことを受けて、small RNAを取り上げました。
実は、現在、進めているプロジェクトが絡んでいるテーマだったので、勉強を兼ねて調べた次第。マクリントックのトランスポゾン(動く遺伝因子)、キッドウェルのPエレメントから塩見先生のpiRNAへと続く道。サイエンスを行うのは人。
週刊ダイヤモンド誌連載コラム第429回で体外受精のリスクについて取り上げました
2015年から続けている週刊ダイヤモンド誌の連載コラム「大人のための最先端理科 生命科学」の今回の話題は「体外受精」。直近で発表された京都大学の篠原隆司先生の論文を取り上げています。
この論文はオープンアクセスですので、どなたでも読めます。Graphical Abstractを貼り付けておきますが、顕微授精だけでなく、体外受精(IVF)のみでも、子ども世代(F1)以降の健康に関してリスクがあるこ
父加齢エピジェネティクス三部作:精子マイクロRNAの巻
今年の春に学位を取得した大学院生の研究について、医学部4年生が頑張ってくれて無事に論文化されました。かなり待たされ、リバイスもあり……でしたが、ようやく世に出てほっとしました。医学部生にとっては、初めての共同筆頭著者論文となり、投稿から受理、プレスリリースまでの流れの経験にもなったと思います。
父加齢の問題は繰り返し主張しています。今回もオンライン記者会見を行いプレスリリースしました。すでにいく
拙監訳本刊行! 『女性が科学の扉を開くとき』
11月14日に監訳本が上梓されます。手元に現物が届き、我が子のように愛おしい。ボリュームのある本なのですが、紙や字体を編集者の方が工夫され、手に取って読みやすいように仕上がっています。
本書が出来上がった経緯については、「監訳者あとがき」に書きましたので、下記のリンク先よりどうぞ御覧ください。
そちらに含められなかったエピソードを、これからこちらに追記していこうと思っています。
原著者、編集
週刊ダイヤモンド連載コラム第422回はカリコ博士にフォーカス♫
2015年から続いている週刊ダイヤモンド誌の連載コラム「大人のための最先端理科」は、個々数年、この時期はノーベル賞がらみの題材を扱うのが恒例。今年はさて、どうしようと思ったのだけど、ある意味、順当すぎるmRNAワクチンを取り上げることにしました。
Amazon/Kindleのリンクが公開されるのを待っていたら、note記事公開のタイミングを逃しました……orz
『小説みたいに楽しく読める 脳科学講義』刊行!
7月27日に近著が刊行されました! 『小説みたいに楽しく読める 脳科学講義』という羊土社さんの『小説みたいに楽しく読める』シリーズの4冊目となります。『実験医学』などの生命科学系の雑誌で有名な羊土社さんですが、なんとこのシリーズは縦書き!です。
話は2022年に遡ります。3月16−18日、第99回日本生理学会が東北大学の川内キャンパスで開催されました。なんと、3月16日の夜23時36分に、福島県
東北大学フォーラム2023 in 東京開催
7月15日(金)15:00より大手町サンケイプラザにて「東北大学フォーラム2023 in 東京」が盛大に開催されました。今回は関東交流会が中心となり、オンサイトでの参加者として300名ほど、オンラインでは700名ほどが参加されたようです。
冒頭では大野総長より、東北大学の歴史に基づく「イマココ」についてのご講演。毎回使われる3つの理念の現代的な解釈についてのスライドです。必ず言われるのが、「研究
週刊ダイヤモンド連載コラム第408回は人工冬眠のお話♬
ただいま書店に並んでいる週刊ダイヤモンド誌に、「大人のための最先端理科」の連載コラムが掲載されています。今回は「人工冬眠」の話です。ちょうど6年前にも扱っていて、研究の進歩に驚きました!
ちょっと表紙が……ですが、ぜひ御覧ください。
欧州出張に行ってきました
昨年は海外出張は北米のみだったのですが、今年はようやく欧州に行く気になりました。少々待ってもウクライナ情勢が大きく変わりそうにはないので。東北大学と連携しているルーヴェンカトリック大学(KU Leuven)との間の神経科学に関するジョイントシンポジウムが6月6日、7日に開催され、そちらをメインに前後の予定を組みました。
この間にCOVID-19レギュレーションは変わり、ワクチン接種証明は不要となり