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なつの詩

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夏になると詩がかきたくなる。書きたくなるとnoteにまとめている僕の詩の一片。他にもTwitterで、以前はブログで、色んなところで衝動的に詩をかいている。夏の詩。
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みんな、詩人。

みんな、詩人。

有名ジャズのパクリだけれどね。ま、言い方をよくしてオマージュとしておこう。

でもこの詩を作っている時もどかしさがなくてさ、するすると言葉が生まれたんだ。時々ある、勝手に心地よい言葉が下りてくること。そんな時生れた詩はあとから読んでも心地いい。やっぱり、夏の詩が好きだなあ。もっともっと夏の詩が流行ることを願ってやまない。

鹿田です、よろしくね。

詩の本当の心地良さって、内面の引き出しにあると僕

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『かきごおり』

『かきごおり』

〇書下ろし詩集『かきごおり』

1.ほとぼり朝の匂い 嗅いで大人になった 白いシャツの幻が日によく映えて

足跡消す水たまり 信号機の白線つま先 こどもたち

よく遊べと僕に言うように見つめる透ける視線の先に遠く

遠く青く霞むような時間

2.光線蜘蛛の巣に からまってしまって悩んでた

明日の匂いたどり着けずに 藻掻く 糸の粘着が伸びて

月に かけられたらいいな 上弦の月

ぼくらいつまでだ

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鹿田が詩をつくる時することについて語ること

鹿田が詩をつくる時することについて語ること

と言いつつ実は積読なのである。僕は海辺のカフカがピークでアフターダークも一応読んだが騎士団長殺しははじめて積読にしてしまった。けれど必ず春には風の歌を聴けは読むからね。許しておくれ。

鹿田です、よろしくね。

さてふざけたタイトルに反し鹿田は今日本気である。なんなら自分の深層心理を知るきっかけになるかもしれないと期待もしている。そしてまた本日はなんと実験的noteである、ただ充電の残量の少なさが

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夏待ちかねる鼻歌を

夏待ちかねる鼻歌を

1青い夜に風になってさみつる雨のたまり場に、陰る言葉の散らす海

まもなく晴れて月の手が 伸びる深夜の青い空

船を出す ぼくたちまで

捨てきれない荷物を抱えて沈む片側の

バランスはいつになってもとれやしない

漕いで行こう

いつか沈むその海の底

逆さに沈めば兆す陽の日に

2数多雨の降るフシカ知らん顔のぽっけ 俯く顔まで入れ込むのさ

けれど傘が持てない 水たまりに移るよ殻よ

殻よ

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ラムネに透かせば、みえるブルー

ラムネに透かせば、みえるブルー

屈折する陽の向き合いにかけて

僕はゆっくりと広がる空を見ていたい

窓の様にくくられた意識の底の冷たさに触れて

放たれる それを 感じてさ

吹き上げて消えていく

ずっとずっと見えない果てがあるんだろ

コメカミカラ汗ガ、タレル―――

真昼の空は天辺で炎天下の僕らだ鉄に触れると冷たかったのにコンクリートは容赦ない灼熱を照らす呼吸さえ忘れそうになるトランスに垣間見えた影はなんだったのだろう?

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