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冠攣縮性狭心症への道のり…最後までわからない病名は…

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私の小さな体のあちこちの不調のサインは、凄まじい心臓カテーテル負荷検査によって「冠攣縮性狭心症」へ繋がりました。そこに行き着くまでの道のりには一つずつ道しるべがあったのに…ずいぶ… もっと読む
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冠攣縮性狭心症…原因不明が原因と言われても…

冠攣縮性狭心症…原因不明が原因と言われても…

足首

股関節
頸椎
そして
親指~手首
すべて左側
それらの痛みのせいか
胸の痛みの頻度も
増えてきている
ニトロを舌下に含んで
しばらくして
ズクズク…ザワザワは落ち着く
でもそのことが恐ろしい
薬が効くことが…
低用量の常備薬に
変えたら
一日中
脈打つ頭痛に
耐えられず
却下
フランドルテープを貼る

冠攣縮性狭心症の原因は
ストレス~
痛みという名のストレス
~なのか

痛みは
その部

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最後までわからない病名は…Ep6(1)

最後までわからない病名は…Ep6(1)

ん・・・?
これは何?
突然に
奥歯が痛い!
右も左も痛い!
歯茎の内部から突き抜けるような痛み
初めて経験する感覚・・・
でもこれは痛みだ
しばらくすると激痛は引いていったが
鈍痛のような違和感がずっと残っている
それは時間が経ってもなかなか消えない
何日も続いている気がする

歯科医を受診すると
診断は

「虫歯」ではなく
「奥歯の噛みしめすぎ」

何かに集中していると
奥歯をぎゅっと噛みしめ

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最後までわからない病名は…Ep6(2)

最後までわからない病名は…Ep6(2)

ある日
ある瞬間
それはまた突然やってきた

まったく同じ奥歯の激痛鈍痛!
そして
それは
今度は喉元の真ん中に
下を向いて
這うように降りてきた

次の感覚の始まりだ
それは・・・

ゴックンと飲み込む入り口に
小さめのクルミの実を置かれているよう…
ゴツゴツ

丸めたわら半紙を詰められたよう…
ガサガサ

カップアイスの木のスプーンを
半分に折って差し込まれたよう…
ググッ

何かがそこにいる

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最後までわからない病名は…Ep6(3)

最後までわからない病名は…Ep6(3)

しかも
そこから
痛みのようなものが
少しずつ
もっと
ピンポイントになってきた

次の次…の感覚の始まりだ
それは・・・

体の真ん中…
胃?
あーそれなら
いつものことだ
ポリープは経過観察中だし
胃薬は
市販薬全種類服薬経験あり
今度はどれだ?

でも
いつもの胃痛は
差し込むような痛さとむかつき…
これは
違う・・・

これは
この口元から
津津と降りてきたこの感覚は
胃痛とは違うと
シグ

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最後までわからない病名は…Ep6(4)

最後までわからない病名は…Ep6(4)

しかし
ある時また何かがやってきた

それは
いつもと何も変わらない朝…
今日は「これ~」と選んで
明るい色の肌触りのいいブラウスに
フワッと
袖を通した瞬間

次の次の次…の感覚だ
それは・・・

左肩が 痛い!
肩は いつも凝っていて重い
でも
凝りではない
痛みだ

私は「痛い」時に
それを感じなくするために
痛みと痛みの間(ま)を感じるよう
自分をコントロールするので
「痛み」の感覚が

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最後までわからない病名は…Ep6(5)

最後までわからない病名は…Ep6(5)

これは
次の次の次…の次の感覚なのに…

まだ
最後までわからない病名は…
そこには
たどり着かない

それは・・・

眠りついて…毎晩
夜中?明け方?
3時に目が覚めるようになる

それは
両手指が痺れるからだ
痺れる
こわばる
指が緊張していて曲げられない
ベッドから起きて
少し体を動かすと
少しずつ
痺れもこわばりも緊張も和らぐ
ん…?

昼頃には全く大丈夫
しかし
毎朝続くこの症状は
また

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最後までわからない病名は…Ep6(6)

最後までわからない病名は…Ep6(6)

私の体は…細分化された

「奥歯の噛みしめすぎ」
「逆流性食道炎」
「萎縮性胃炎」
「頸肩腕症候群」
「リュウマチ」

長い長い道のりだった

その症状は
すべての答えに繋がっていた

最後までわからない病名は…

それは・・・

かかりつけの病院の先生に
私に降りかかっているこの
諸々の
症状を告げると

高血圧が時々あること 
家族性高脂血症があったことから
大きい総合病院へ紹介
それは循環器

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最後までわからない病名は…Ep6(7)

最後までわからない病名は…Ep6(7)

私の誤算は
心臓は
胸の左側にあると思っていたこと
本当の心臓の場所は…
今ならわかる

最後までわからない病名は…
とうとうわかる

それは・・・

担当医は予測していた
それを確定するためには
検査入院の必要がある
入院か…
躊躇する私に
担当医は
「するんですか?断るんですか!」と
答えを急がせる

そんなに急がなければならない事態?

その緊迫感に押されて納得する

その検査は、心臓カテー

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最後までわからない病名は…Ep6(8)

最後までわからない病名は…Ep6(8)

薄れる意識の奥で
今までのあちこちの不調を
一つひとつ思い起こしていた
私の体…
ごめんね…

最後までわからない病名は…

それは・・・

階段3段目くらいから
目の奥で火花が散り
全身にバケツで水…のような冷や汗
胃が真反対にひっくり返るほどの吐き気
頭にヒビがが入っているような頭痛
自分の体に起こっていることが
もうなにがなんだか訳がわからない
助けて…

「検査なんてやっぱりしなければよか

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最後までわからない病名は…Ep6(9)

最後までわからない病名は…Ep6(9)

最後までわからない病名は…

それは・・・

「冠攣縮性狭心症」

私の体のあちこちの不調のサインは
すべて
心臓発作だった

心臓は
胸の真ん中にあったのだ

地獄の様だった検査の後
そのままベッド上で寝かされたまま
担当医と研修医の先生二人で
私の左右の鼠径部を
それぞれ
圧迫止血される

それがまた
痛い
…痛いことのオンパレードだ

そんな私を無視して
私の頭上で飛び交う
医師二人の会話

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最後までわからない病名は…Ep6(10)

最後までわからない病名は…Ep6(10)

最後までわからない病名は…
「冠攣縮性狭心症」

安静時狭心症とも
異形狭心症とも言うらしい

え…?
よくある突然死…ってなるもの?

治療法はなく
手術とかで完治するものではないらしい
一生
死ぬまで
薬を飲む
発作が起きたら…ニトロ…

いやいや
死ぬまでって
突然死の可能性があるなら
死ぬまでって基準はないのでは?
なんとも解釈が出来ない
…なら
プラークとかで血管が詰まっていたり
血管が

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冠攣縮性狭心症…最後までわからない病名は…Ep6(11)

冠攣縮性狭心症…最後までわからない病名は…Ep6(11)

全く予想だにしなかった…と言いつつ
思い出したことが一つある

言われていた
ずっと前に
いつか
心臓に影響があるかもと…
そうそう
確かに言われていた

今更思い出したよ
あの時だった

それは・・・

もう20年前
ある出来事がきっかけで
元々
「若年性高血圧」…と言われていた血圧が
どんどん上がってきた

それこそまさに…若年…の頃は
全く無症状だったのに
凄まじい頭痛が起こるようになった

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