#140字小説『いつか、負けるが勝ちと思える日がくる』／お題：討ち入りの日／Xへポスト12/14
2023年12月にX（旧Twitterと呼ばざるを得ない）へポストした
140字小説を紹介します
※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。
『いつか、負けるが勝ちと思える日がくる』
生きるか死ぬかの覚悟で討ち入りをする。
目が合った瞬間に馬鹿馬鹿しくなり、振り上げた拳を下ろした。
飛び出してから外で待ってみたけど、追いかけてくる気配はない。
浮気現場に恋人が踏み込んでくる修羅場で、言い訳を優先する方が今後も付き合いたい勝者なんだろう。
今日、ひとつの恋が死んだ。
◆12月14日は「討ち入りの日」なので
自主お題として創作しました。
1702（元禄15）年12月14日は、赤穂浪士による「吉良邸討ち入りの日」。
47人の赤穂浪士が江戸・本所松坂町にある吉良邸に討ち入りし、主君である浅野内匠頭長矩の仇討ちを成し遂げた日と伝えられています。
江戸・本所松坂町にあった吉良邸の一部は、現在「本所松坂町公園」に
なっているようです。（東京都墨田区両国三丁目付近）
毎年12月第2週の土日は、本所松坂町公園にて義士祭や吉良祭が開催され、
「元禄市」でにぎわうらしいですよ。
また、毎年12月14日には、東京都港区にある泉岳寺でも供養行事である
「義士祭」が執り行われたり、兵庫県赤穂市でイベント「赤穂義士祭」が
開催されるそうです。
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