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心が動いた記憶

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日々感じたことを言葉にして表現する練習。心が動いたことを、そのままにしないように、書きたいことを書きます。
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#居場所

雨の日、たった15分のプレゼント

雨の日、たった15分のプレゼント

心を揺さぶられた、たった15分の話です。



今日は朝から雨で、もう梅雨だねえと遠くの友人とやりとりしていた。

お昼すぎ、ふと雨がやんだ頃。
小柄なおばあちゃんがrootsの扉の前に立ち止まってくれた。

roots(京丹後市未来チャレンジ交流センター)
高校生と地域の方々が集い、新たなチャレンジができる居場所。
放課後になると帰宅途中の高校生が集うフリースペース。

私が立ち上がると足早に

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会ったことのない私たちは「再会の乾杯」をする

会ったことのない私たちは「再会の乾杯」をする

2020年12月12日。
私は、大切な大切な待ち合わせをしている。

まだ会ったことのない仲間たちとの「乾杯」の約束。

その「未来の待ち合わせ」を特別にしたくて、日々たくさんの言葉を交わし、伝えることと伝わることの狭間で悩み、こうしてnoteを書いている。

***

緊急事態宣言が発令された4月。
6月末で仕事を辞めなければならなくなった5月。

そして、6月。
私は「言葉の企画」というオンラ

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覆いをとった”ほんとの気持ち”〈言葉の企画2020 第三回 前編〉

覆いをとった”ほんとの気持ち”〈言葉の企画2020 第三回 前編〉

「ほんとに ”しっと、したい。” のかな?」

誰かの一言に、こんなにドキッとしたのは久しぶりだ。全身の汗腺が一気にひらき、冷や汗を放出する。

図星、だった。

まるで、嘘がバレた子どものようにバツが悪い。
表面的に、好きな表現にしただけだということを見抜かれていた。

「表現」の前に「本質」。
わたしは、向き合いきっていなかった。

「言葉の企画」に参画した理由にタイトルをつける、という今回の

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居場所について。「笑いに変える力」を信じる理由

居場所について。「笑いに変える力」を信じる理由

今の私を見てくれている人は、「人前で話すのが苦手」「友達をつくるのが怖い」と言っても、信じてくれないかもしれない。

新規の営業や転職活動の面接を「たのしい」なんて言っていて、初対面の人の中にもおよそ溶けこめる。積極的にじゃないけど、SNSでつながった人と会ってみることもできる。

今は。

「自分をひらきたい」とおもっている。
まだまだ自分を知らないと気づいて、過去を整理してみることにした。

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#33 魔法にかかった最後の日に思うこと

#33 魔法にかかった最後の日に思うこと

この気持ちは、一体なんだろう。
「好き」と「感謝」と「さみしさ」が
絡み合っているような。

昨晩あまり寝付けず、
早朝から目が冴えている。
ついにこの日が、大切な場所の
閉店の日がやってきたからだ。

その場所は、京都の北野白梅町にある
誰でも店長になれるお店
「魔法にかかったロバ」。
通称「まほロバ」。

8年前、2011年11月1日に
オープンした。

立ち上げの事務局メンバーとして、
20

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