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瞑想はメリットだらけ?『脳科学は人格を変えられるか?』(読書感想文)

近年、親ガチャという言葉をよくネットで目にするようになった。
人生を決めるのは、遺伝や才能などの先天的なもので、努力は意味がない。もしくは、努力も才能のうちと言われ、人生を悲観的に見る人が多い。

本書『脳科学は人格を変えられるか?』では、人生は遺伝子の影響の割合が大きいことも事実ではあるが、それだけで決まるほど単純ではない。と書かれている。


印象深かった箇所

この本では、楽観的や悲観的などの性格を変えるテクニックを科学的根拠をもとにいくつも紹介されている。

つまりこのnoteを読んでいるあなたが臆病で不安を感じやすいネガティブ人間だったとしても「生まれつき」と諦める必要はない。
楽観脳と悲観脳のバランスを変えることができれば「ものの見方」が変わり、人生は変えられる。

この本を読んで特に印象を受けたのは「瞑想」についての部分だ。
瞑想の一種に注意集中法というものがある。
これは、ロウソクの炎や呼吸などに意識を集中させることで雑念や余計な思考を遮断する方法だ。

瞑想初心者と熟練者の脳を調べると邪念を遠ざけるのを助ける前頭前野の回路は熟練者の方が強いことがわかった。
前頭前野は感情をコントロールする働きがあり、ここを鍛えることによりストレスに強くなる。
つまり瞑想を習慣にすることにより、困難に陥っても感情をコントロールできるようになって、人生の成功度や満足度に良い影響を与えることができる。

瞑想のほかに印象に残ったのは幸福な人生を送るための三つの要素についてだ。
人生を幸福に生きるための三箇条

  • ポジティブな感情や笑いを数多く経験すること

  • 生きるのに積極的に取り組むこと

  • 今日明日ではなく長期的な視野で人生に意義を見出すこと

読んだ感想

筋トレをすると筋肉ムキムキの体を手に入れられるように、瞑想やマインドセットで脳を鍛えてやると、「ものの見方」や性格を変えられることがわかった。
瞑想にはさまざまな効果があることがわかったので習慣にしたい。
本書を読むまでは、所詮自分には才能がないとネガティブに考えることが多かったがこの本を読んで、人生は変えられると思えた。

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