すぱのば

小説を書きたくて、書き上げたくて、満足したくて、誰かに見てほしくて、誰かに褒めてほしくて、誰かに認められたくて、誰かから反応が欲しくて、noteをはじめました。よろしくお願いします。

【小説】ウルトラ・フィードバック・グルーヴ(仮)㉖

話の経緯はこうだった。  電話口の増岡という男はあるバンドのマネージャーをしていた。メジャーデビューして半年くらいのバンドで、デビュー前から増岡が面倒を見ていて...

【小説】ウルトラ・フィードバック・グルーヴ(仮)㉕

バンドメンバーと別れ帰り道二人になると私は早速彼に切り出した。 「さっきの演奏どうだった」 「いや、楽しかったよ。初めてスタジオで音出して」 「初めてにしては上...

【小説】ウルトラ・フィードバック・グルーヴ(仮)㉔

その後から彼を大学でよく見かけるようになり、話をするようになった。そして気がつけばお互いの家に言って音楽の話をしたり好きなレコードやCDを貸し借りする間柄になって...

【小説】ウルトラ・フィードバック・グルーヴ(仮)㉓

二人は大事な何かを言いたいのだが、何から話したらよいかわからない、そんな様子だった。けれど何かを断ち切るように信二郎が口を開いた。 「さっきも言ったようにそのテ...

【小説】ウルトラ・フィードバック・グルーヴ(仮)㉒

カズマサはまだどこか上の空の様子で、遠くの一点をぼんやりと見つめていた。 「ねぇ、ねぇってば」  ナナミが立ちあがってカズマサの肩をゆすろうかと動作を始めた瞬間...

【小説】ウルトラ・フィードバック・グルーヴ(仮)㉑

「ミルクや砂糖は入れる?」  それはカズマサたちに投げかけられた言葉だった。その言葉で我に帰った二人は、ソファに向き直り、「はい、お願いします!」とユニゾンで答...