珈琲とおやつ タコのまくら

タコのまくらは小豆島の海辺に立つカフェです。古民家を仲間たちとのんびりリノベーションし…

珈琲とおやつ タコのまくら

タコのまくらは小豆島の海辺に立つカフェです。古民家を仲間たちとのんびりリノベーションして作りました。こだわりの素材や島のくだものなどを使った手作りのおやつと手回し焙煎機で焙煎した珈琲や自家製シロップの飲み物などを提供しています。ぜひ、のんびりしにきてください。

マガジン

  • タコのまくら 日々の暮らし

    私と奥さんと息子のなにげない日々の暮らし

  • タコのまくら 珈琲の話

    タコのまくらの珈琲は手廻し焙煎機を使って自家焙煎した豆をネルドリップしています。そんなタコのまくらの珈琲の話。

  • タコのまくら かき氷屋を始める

    2020年コロナ禍の中、店の営業形態の変化を余儀なくされ、閃いたのがかき氷。はたしてうまくいくのやら?かき氷屋始まりの物語。

ストア

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    タコのまくらのチャイのもと

    タコのまくらのいつものチャイがおうちで楽しめる、“タコのまくらのチャイのもと”ができました! シナモン、カルダモンをはじめとする、6種のスパイスと無農薬の生姜が香るタコまくチャイ。 甘味もほどよくついているので、牛乳や豆乳と割るだけで簡単にチャイを楽しんで頂けます。 冷たいままだとアイスで、 それを小鍋でふつふつ温めればホットで。 お好みの濃度でお楽しみ下さいね。 ※こちらは原液です。お好みのミルクで割ってお飲み下さい。  原液1:1.5ミルク が基本の目安です。
    880円
    珈琲とおやつ タコのまくら
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    島の梅とレモンのタコーラ

    島の梅とレモンのタコーラできました! タコのまくらは小豆島の海のそばにあるカフェです。 窓の外にはキラキラと輝く穏やかな瀬戸内海が広がっています。 島は温暖で晴れの日が多く、たくさんの果実や野菜が育ちます。 そんな島の恵みをぎゅっと詰め込んだクラフトコーラを作りました。 8種のスパイスと島で作られた梅(畑口農園)と無農薬レモン(実都農園・HOMEMAKERS・タコまく畑)をベースに、無農薬ショウガ(HOMEMAKERS)、無農薬ライム(タコまく畑)、無農薬ダイダイ(タコまく畑)をブレンドして作っています。 梅がベースにいるのでどこか懐かしく、市販のコーラが苦手な方にも試してもらいたい一杯です。 晴れわたる瀬戸の海と空、そしてタコのまくらをイメージさせる爽やかな飲み心地。 ぜひ小豆島の風を感じてみてください。 【 島の梅とレモンのタコーラ 】 内容量:280g(7~8杯分) 価格:2,160円(税込み) 保存方法:直射日光、高温多湿を避けて保存(開封後は冷蔵庫にて保管し、お早めにお召し上がりください) タコーラの飲み方 1 よく冷やしたタコーラと炭酸水を用意する 2 グラスにタコーラ:炭酸水=1:3の割合で注ぐ  (炭酸水の量はお好みで調整してください) 3 シュワシュワはじける泡の香りをかぎながら、ストローではなく、ぜひそのままグビッとお飲みください 寒い季節にはお湯割りやホットワインに使ってもおいしいですよ。 (タコーラとお湯、ワインを1:3の割合でおいしくできあがります) 【配送方法】 ①クロネコヤマト60サイズ(送料は発送先によって異なります) ②島の方は店頭にて直接引き取りできます 2つまで同封できます。 その場合BASEで購入すると1つずつに送料がかかるようになりますが、こちらで確認後1つ分に変更させて頂きます。 注) キャリア決済や後払いの場合はこちらで価格変更できません。複数購入の場合はクレジットカードもしくは代金引き換えにてご購入下さい。 ________________________________________________ 万が一不良品だった場合、返品交換は承ります。それ以外での理由での返品交換は承れませんのでご了承下さい。
    2,160円
    珈琲とおやつ タコのまくら

記事一覧

カンタティモールを観て衝撃を受ける

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セミも鳴き始めたし、晴れ間がみえると一気に夏っぽくなりますが、いまだ晴れたり曇ったり雨が降ったり、梅雨のさなかの小豆島です。 どんより曇り空の散歩はいつも家のそ…

カンタティモールを観て衝撃を受ける

カンタティモールを観て衝撃を受ける

ティモール。数年前までは、どこにあるかも知らなかった国。

珈琲を知るようになってから、ようやくそこがアジアの国だということがわかった。

そして、数年前「カンタ!ティモール」という映画の存在を知って、独立するために紛争があったらしいというくらいの情報を得ていた。

しかし、その時には映画を観る機会を逃し、東ティモールのことはよく知らないままだった。

数日前、みゆきちゃんが「こんなのあるよ」と「

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Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その5

Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その5

岬を回り込むと、これまでの穏やかな海から一転。一面白波の世界となった。

しかし次の目標地点である岬の先端部まで、大きな湾となっているため、風を避けて進むようなことはできず、ここを突っ切っていくしかない。

(時間に余裕があれば、岸沿いを北上し、湾の奥側を進むルートもとれたのですが、今回は1日で島1周という時間の制限があったため、湾口を突っ切るルートをとらざるを得なかったのです)

強い向い風のた

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Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その4

Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その4

そういえばKayakとSUPの説明をしていなかった。

カヤックはカヌーの1種。舟の真ん中に穴が開いていて、そこに座る。棒の両端にスプーンのような部分がついたパドル(ダブルパドル)と呼ばれる道具を使って、舟の左右を漕いで進む。

一方、SUPはStand Up Paddleboardの略。フィンのついたボードの上に立つ。パドルはシングルパドル(長い棒の先にスプーンのような部分が1つだけついている)

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Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その3

Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その3

西の空にもうすぐ新月を迎える薄い月が浮かんでいる。

グゥワーと一声鳴いて、大きな海鳥が波一つない穏やかな海を飛んでいった。

11月2日。時刻は早朝5時。この時期、辺りはまだ真っ暗。

暗い中、ヘッドランプの明かりを頼りに出発の準備を始める。

今日はKayakとSUPで小豆島を1日で1周する。

Kayakが僕と小豆島ふるさと村のインストラクターの佐倉さん。SUPがシマアソビの大地。島の海男3

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Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その2

Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その2

地図を広げて小豆島をみる。

小豆島は横から見た牛のような形をしている。牛の頭となる部分が1つの島になっていて、胴体部分(前足、後ろ足、しっぽもある)と橋でつながっている。

ちなみに、その間は世界一幅の短い海峡としてギネスブックに記載されており、橋を渡ると役場で横断証明書をもらうことができる。

入り組んだ形をしているため海岸線の長さは約120km。

僕のカヤックのスピードはのんびり漕いで時速

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Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その1

Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その1

小豆島は瀬戸内海の島々の中では淡路島に次いで2番目に大きい。

牛を横から見たような形をしていて(南側の海岸線は入り組んでいる)、海岸線長は126kmになる。

10月の終わり、この小豆島をKAYAK & SUPで1周しようと友だちの大地から誘いを受けた。

しかも1日で。

さらに11月に。

大地は小豆島の北側にある小部キャンプ場でSUPのガイドをやっている。

(詳しくはシマアソビHPを参照

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保育園にいきたくない

保育園にいきたくない

うちの坊ちゃん、来月で3歳になります。

早いですね。たまに昔の写真を見ると、こんなに小さくってかわいかったんだなって思います。

いや、もちろん、今もかわいいんですよ。

ただ、この時期のお子ちゃんアルアル。うちの坊ちゃんもイヤイヤ期絶賛真っ只中というやつで、イラっとすることも多々ありなのです(笑)

奥さんが早朝仕込みなどで家にいないとき、たいてい泣いて起きるんですが(坊ちゃん、1人で寝てると

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小豆島の山岳霊場 その1 西之瀧

小豆島の山岳霊場 その1 西之瀧

小豆島には四国88ヶ所霊場とは別に、島内に88ヶ所の霊場があり、毎年たくさんのお遍路さんが島を訪れる。

僕が子どもの頃(もう45年くらい前になりますが・・・)には、今よりもたくさんのお遍路さんが島を訪れていて、実家のすぐ横のお寺からお遍路さんの鈴の音が聞こえると、あわてて家を飛び出し、「お遍路さん、豆ちょうだーい」と駆け寄っては、お菓子をもらっていたものだ。

(お接待ではなく、逆接待(笑)。そ

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浜辺で珈琲

浜辺で珈琲

僕はカフェをやる前は島で12年間カヤックのガイドをしていた。

カヤックとは簡単に言えば、中心部に穴が開いていて、そこに下半身を入れ込み、パドルという道具で漕いで進む小さな舟で、小さいもの(2mほど)から大きいもの(5mほど)まで、激流の中で使うもの、湖などの穏やかな場所で使うもの、海などの多少の波風のなかでも使えるもの、など用途に応じて様々なタイプがある。

僕が使っていたのは少々の波風の中でも

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父の精霊舟

父の精霊舟

今年のお盆はずーっと雨。

それでも、うまい具合に、ご先祖様を彼岸へお送りするお盆最終日の夕方には雨が上がり、今年もまた穏やかな海に精霊舟を流すことができた。

そう。小豆島では(海沿いの集落では)精霊流しは海で行う。

この精霊舟、僕が子どもの頃(といっても40年以上も前のことですが・・・)はじぃちゃんが藁で作っていたような気がするが、今では木でつくられた立派な精霊舟がスーパーの店頭に山のように

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珈琲屋のかき氷

珈琲屋のかき氷

珈琲とおやつのタコのまくら。

昨年から、夏はかき氷屋をやっている。

島の人に「かき氷」やってますと言うと、たいていの人はお祭りで売られているようなジャリジャリの氷に色鮮やかな赤や黄、青いシロップがかけられた定番のかき氷をイメージするようだが、うちでは子どもでも安心して食べられるように、氷ふわふわ、シロップ手作り系の優しい感じのかき氷を作っている。

(あのベロが青や赤に染まる系のかき氷も嫌いじ

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海ノ向こうコーヒーから刺激を受ける

海ノ向こうコーヒーから刺激を受ける

僕たちがなにげなく飲む珈琲。

その1杯にはおいしさとともに、いろんなストーリーがつまっている。

国内で流通するほぼ全ての珈琲は海の向こう、遠い国からやってくる。

(日本でも沖縄や小笠原などの一部の地域で栽培されているとはいえ、基本的には珈琲はコーヒーベルトと呼ばれる赤道付近の熱帯地域で栽培されています)

日本からはちょうど地球の反対側にあたるブラジルを始め、ガテマラやコロンビアなどの中南米

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島の平飼い卵 222たまご

島の平飼い卵 222たまご

うちは「珈琲とおやつ タコのまくら」

珈琲は僕、おやつはみゆきちゃんの担当になっている。

どちらも素材にこだわり、丁寧に手作りし、安心しておいしく食べてもらい(飲んでもらい)、食べると(飲むと)心も体も満たされて、ほっとして、思わず笑顔になるような、そんな珈琲とおやつを作りたいと思っている。

珈琲の話はまた次回するとして、今回はおやつの素材の一つ、卵のお話。

おやつにコクやうまみを出したり

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珈琲豆の選別はSpotifyとともに

珈琲豆の選別はSpotifyとともに

珈琲豆を焙煎する際には、焙煎前の豆の選別は欠かせない。

その選別作業というのは、生豆の山の中から虫食い豆や欠けた豆などをより分けていく地道な作業。

作業中、以前はお気に入りのCDやラジオなどを流していたのだが、CDは聞き飽きたし、ラジオもCMなどが耳煩わしい。(あまりにも何度も聞きすぎて、いまだ「やずや」のにんにく卵黄のお取り寄せてをどうしようか悩むほどだ)

ということで、最近はもっぱら音楽

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カフェオレ用ブレンド珈琲 メルティーマウンテン

カフェオレ用ブレンド珈琲 メルティーマウンテン

ドーナツを食べる時にはいつもカフェオレを飲みたくなる。

ちなみにカステラには牛乳。

でもドーナツにはやっぱりカフェオレ。

牛乳だけだとドーナツのこうばしさに負けてしまうし、珈琲だけだとドーナツのかぐわしさを消してしまう。(僕がそう思うだけですが)

その点、カフェオレはドーナツのおいしさをグッと引き出してくれる。

そしてカフェオレにはミルクに負けないくらいちょっと深煎りにした珈琲がよいと思

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梅雨時の散歩

梅雨時の散歩

セミも鳴き始めたし、晴れ間がみえると一気に夏っぽくなりますが、いまだ晴れたり曇ったり雨が降ったり、梅雨のさなかの小豆島です。

どんより曇り空の散歩はいつも家のそばの小さな漁港に行くのが定番。

まずは今日の海チェック。

瀬戸内海は本当に穏やかです。風のない日はまるで鏡のように空と雲を映します。

この時期は、ぼんやりかすんだ海の上を行きかう船、そしてその向こうにうっすら見える四国の山が幻想的で

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