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音楽を作るために考えていること

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#言葉

不安で仕方ないこと

クルマのことを教えてもらう一ヶ月だった。全然興味が無かったのに不思議なものである。

「なんで軽自動車に乗ってはいけないのか」から始まり、「これ乗っててほしい」まで白熱した。

僕としては「田舎ならいざ知らず、これだけ交通インフラが発達している都内で車など要るのだろうか」という意見だった。たぶんマジョリティである。

まずは「要るか要らないか」で判断しないことからだった。やはり移動手段というよりは

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のび太みたいに

のび太みたいに

「急ぐとロクなことがない」

せっかち君である僕は自分に言い聞かせるという意味で、たまにそのフレーズを脳内再生する。

その一方で「早すぎて悪い仕事なんてない」とも思う。無意味にダラダラやっていても仕方ないからだ。

例えるなら、バンドを組もうと思ったならばさっさとやった方がいい。習い事を始めたいなら、何かを興したいなら早い方がいい。

準備万端!予算もガッチリ!納期も余裕!メンバー最強!なんてあ

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いいひとばかりじゃない

いいひとばかりじゃない

世の中はいいひとばかりではない。

「みんな仲良くやりたい」は理想であって、現実はそうできていない。

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感動しまくる

同じ曲を聴いても、同じ本を読んでも、同じ旅行をしても、同じ感じ方は無い。

「ふーん」というひともいれば、「人生観変わるほど驚愕した」と感じるひともいる。

驚愕して心に刻みこまれたひとだけが、それらを受け継ぐひとなんだと思う。

だから聴く前、読む前、行く前の心構えがけっこう大事なのだ。せっかく時間を使ったなら、お金を使ったなら感動した方が得だ。

二年前にポケモンGOが大ブームになった。まだま

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険しいことを冒す

険しいことを冒す

「険しいことを冒す」と書いて冒険だそうだ。

外に出て色々なことを経験し、傷付いて倒れて立ち上がって、そして何かを手にする。

自分の人生の主人公は自分なのだから、みんな主人公になって冒険する。

他人の人生の中では脇役に過ぎない僕もあなたも、自分の人生に関しては険しさを冒す必要がある。

だから多少の危険は仕方ない。

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無いとダメなもの

無いとダメなもの

「あったらいいなぁ」ぐらいのものと「無いと絶対ダメ」ってものがある。

僕にとっての「無いと絶対ダメ」が音楽を作る行為だった。

僕は本当に音楽を作っていないと、絶対にダメな方の人間だった。無かったらどうなっていたか、イメージするだけでも怖い。

だけど「あったらいいなぁ」よりも「無いと絶対ダメ」が優れているという話ではない。

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約束

約束

人との約束よりも自分との約束が守れないことが多い。

誰かとの約束はその相手に迷惑をかけるけど、自分との約束は誰にも迷惑がかからない。

たとえば「毎日トレーニングする!」と決めるのは自分との約束だ。
ダイエットなども、自分との約束になる。

甲子園出場、箱根駅伝、オリンピックのメダルなんかも自分との約束になりそうだ。もはや「目標」というやつを、言い換えると自分との約束になりそうだ。

目標をまわ

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理解できたことだけを書く

理解できたことだけを書く

「理解できたことだけを書く」ということを先日ちょろっと書いた。

これはブログでもそうだし、歌詞でもそうだし、Twitterのつぶやきでもそうだ。

ライターさんは取材をして、記事にする。

僕はもう生きている内容すべてが取材になっていて、それを歌にしたり文章にしたりする。

このときに、見聞きした全てを書くのではなくて、「理解できたこと」だけを書くようにしている。

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定食屋のやばいおやじ

定食屋のやばいおやじ

元気には適量がある。

むかしからそう思っている。元気すぎたらいいというわけではない。

そしてその量は結構シビアだったりする。『過ぎたるは及ばざるが如し』というが、元気過ぎててぶっ壊れてるとしか思えない人間がいた。

それがそこの定食屋のおやじだった。

身の回りにいるひとの中でも一番元気なひとだった。そんな元気な親父はある日失踪した。

どこかに行く前々から少し心配していた。

僕はその親父を

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毎日文章を書いているのだが文章の良さについて

毎日文章を書いているのだが文章の良さについて

「文章はテレパシーである」

スティーブン・キングの言葉だ。

文章は写真や映像のように、詳細を伝えることはできない。「百聞は一見に如かず」と言うが、写真や映像は文字通り「一見」を受け手に示すことができる。

写真や映像は文章よりも後発のコミュニケーションだ。あるがままを映し出す。
「伝達手段」としては、質、速さ、ともに文章よりも優れている。

文章はそうはいかない。状況や風景を説明して描写するの

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嫌われても

まとめて聴くとなんだかそれっぽい。

名古屋に行ったりしていた。行った日に限って、観測史上最高温度だった。

それにしてもようやく行けた。よかった。なんだかこんなに名古屋に久しぶりになるというのは不思議な感覚だ。
好きだの嫌いだの抜きにして、なんとも不思議な街だ。むちゃくちゃな回数通ってきた。しかしこれだけ期間があくとずいぶんさびしくなるものらしい。

今日は好きとか嫌いの話でも書こう。というより

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難癖

あたりまえのことなんだけど、「自分のやっていること」を肯定してくれるひとばかりじゃない。むしろ目につくのは難癖つけてくるやつばかりだ。

家族や友人、恋人であっても難癖つけてくることなんてザラだ。でも往往にして「行動の否定」は「人格の否定」に至る。

日本人は嫌になるぐらいインターネットでの主張が大好きで、行動と人格を区別することがニガテだ。

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少し前の話

少し前の話

僕は物覚えが悪い。
記憶する、暗記するというアビリティがとても低い。

ここ最近古い知り合いと話す機会が多かったのだが、覚えていない話だらけだ。17歳の頃の話、20歳の頃の話をされても、ほとんどのことを覚えていない。しかも思い出せることはほとんどロクなものではない。

困った日の話は思い出せて、恵まれた日は霞んでいる。だけどそんな背筋の凍りつく過去がイマの自分を作っている。

僕もあなたも「これま

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どくしょ

どくしょ

『聞いたり読んだりしただけじゃ意味ないよ。実際に経験しなきゃ身にならないよ』

よく言われる。

●勉強よりも実践が一番ためになる
●経験こそが最高の学びの場だ
●机上の空論でものを言うな
●頭でっかちになるな

そんな言葉もバカスカ言われる。

実際はどうなのだろうか。

僕はホンシェルジュもやっていたし、よくよく本は読む。

でもこれらの情報をすべて実践し、毎日に生かしているかと言われ

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