【エッセイ】大学の分野と将来像って関係ない?
高校3年生でクラスが決まって初めてのホームルーム。まだどこかよそよそしさを醸し出しながら、横目で話せる人を探している。3年生にもなってと思っても、自己紹介シートが配られて皆一斉にペンを走らせた。名前、誕生日、入っている部活。考えなくてもペンが進む項目だ。いわゆる自分の”属性”を表す項目。一方で、頭を悩ませるものもあった。大学で何を学習したいか、そして、就きたい仕事だ。
私は当時「〇〇学」(恥ずかしいので伏せ字)を学びたいと思っていた。他にやりたいことの候補もあったが、文理選