一日一文|PIRONARIA

好きなもの多めな人。毎日更新。日々何時間も仕事での発話/記述したとて「とある劇中用」。…

一日一文|PIRONARIA

好きなもの多めな人。毎日更新。日々何時間も仕事での発話/記述したとて「とある劇中用」。何に有用とも知れんがただ思っちゃうねって類の言葉、も少し大事にと。

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ダテマキの冒険

今更孤独ぶるな、とその人は言った。「あのコミュニティの多勢には持ち得ない可能性を、誰より君自身が全身で感じていたろう」そうなのだろうか?「そう、だから “君だけ…

迷いながらたどり着いたここでさえもう意味がない

今日のラブレター | スカートさん『CALL』へ。 時間もパワーも愛情もかけて仕事してきた大人が、 ふと目線を高い空へ逃がして、 手ずからレールの組み替えを決める、 あの…

巻き戻せなさ上等

今日のラブレター / 有山達也さん著『装幀のなかの絵』へ。アンドゥ。undo。 PCで、一作業前に戻す操作。 繰り返せば、もっと遡るも(さかのぼ)るも可能。 著者の有山氏…

作り手が作り手を推したくなった、その刹那立ち現れるヤバすぎる状況について

今日のラブレター | 枡野浩一さん著『ショートソング』へ。『ショートソング』は、歌人・枡野浩一さんによる小説。イケイケ歌人A氏と、ひょんなことから短歌を始めたB君が…

今日のラブレター | 板チョコとボンボン・ショコラへ。

チョコレート考 チョコレートの中に、射し込む、あるいは立ち込める、闇や蠱惑や、はっとするような可愛げや。大好きです。私はボンボンよりも板チョコ(bean to bar遭遇以…

ダテマキの冒険

ダテマキの冒険

今更孤独ぶるな、とその人は言った。「あのコミュニティの多勢には持ち得ない可能性を、誰より君自身が全身で感じていたろう」そうなのだろうか?「そう、だから “君だけが” 此処に呼ばれた。何のためか。刻は午後三時。わかるはずだ」唯一人。選ばれた。危うい喜び。同志の声は既に潰え、裏切りかという自問さえ、満足の中に蕩けていった。—出典:『ダテマキの冒険』

昔から好きなんです、
伊達巻 withコーヒーの組

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迷いながらたどり着いたここでさえもう意味がない

迷いながらたどり着いたここでさえもう意味がない

今日のラブレター | スカートさん『CALL』へ。
時間もパワーも愛情もかけて仕事してきた大人が、
ふと目線を高い空へ逃がして、
手ずからレールの組み替えを決める、
あの時の、その時の歌に聞こえる。

角度を変えるのか、行き先を変えるのか。

いずれにせよ、
「ここではもう意味がない」だなんて、
「ここでももう意味がない」だなんて、
始めた頃には想定だにしなかったのに。
欲すればこそ拓いた道を来て

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巻き戻せなさ上等

今日のラブレター / 有山達也さん著『装幀のなかの絵』へ。アンドゥ。undo。
PCで、一作業前に戻す操作。
繰り返せば、もっと遡るも(さかのぼ)るも可能。

著者の有山氏は著名なアートディレクターさん。
「undo」に対置する制作態度として
「勢い、決意、挑戦、冒険、ハプニングの受け入れ」などを挙げ、
undoを禁止してこれらを取り戻そうとします。

読みつつ私の脳裏には、
ふくふくと膨らみゆく

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作り手が作り手を推したくなった、その刹那立ち現れるヤバすぎる状況について

作り手が作り手を推したくなった、その刹那立ち現れるヤバすぎる状況について

今日のラブレター | 枡野浩一さん著『ショートソング』へ。『ショートソング』は、歌人・枡野浩一さんによる小説。イケイケ歌人A氏と、ひょんなことから短歌を始めたB君が、交互に一人称になるスタイルでリズムよく読んでいけます(歌人の小説はやはりリズムがいいのですねぇ)。

さてこれはどういうお話だったのか。読み方は人それぞれと思いますが、私が読後に「…ん?まさかずっとこういう話してた?」と考えることにな

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今日のラブレター | 板チョコとボンボン・ショコラへ。

今日のラブレター | 板チョコとボンボン・ショコラへ。

チョコレート考 チョコレートの中に、射し込む、あるいは立ち込める、闇や蠱惑や、はっとするような可愛げや。大好きです。私はボンボンよりも板チョコ(bean to bar遭遇以降の文章です)に満足を授かることが圧倒的に多いのですが、これについて、心彷徨うまま考えてみます。

板チョコ。まず形状からして直球です。至るべき充足へスッ…っと伸び、我ら踏みしめるべき道かのようです。確かめたければどんどんと進め

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