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公認心理師レポート

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記事一覧

マインドフルネスで得られない”気づき”

マインドフルネスで得られない”気づき”

以前の記事でも、マインドフルネス瞑想における大事な概念として、”気づき”の幅を広げること、今まで気づかなったことに気づくことができるようになる、とお話ししました。
”気づく”こととは、見えていたはずなのに見えていなかったものを認識できるようになること、また見えなかった景色を見る事ができる、と言い換えることもできます。
私もマインドフルネスをあらゆる場面で伝える際には、”気づき”の大切さは強調してお

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ピアコンサルテーションの勧め

ピアコンサルテーションの勧め

このところTwitterで臨床心理士さんや公認心理師さんが「研鑽したいけどなかなかできない」という困りごとをよく目にします。

「お金がない!時間がない!いいSVや仲間が見つからない!」の3大問題を抱える心理職。そんなあなたへ私のイチ推しはピアコンサルテーション。

ピアコンサルテーション、略してピアコンとは、講師やスーパーバイザーとではなく、利害関係の少ない臨床家の仲間(ピア)同士でサポートし合

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心理学を学びたいと思っている学生へ

心理学を学びたいと思っている学生へ

この時期の高校3年生はもう進路はとりあえずの方向性が決まり受験なり就職なりしていると思う。
なかには特に決めずに卒業をむかえる人もいると思う。おそらく、時期が来ていないだけなのでそんなに焦らなくてもいいと考える。
高校2年生以降はもしかしたら進路をぼんやり考え始めているかもしれない。
今回はそんな人の中に心理学を学びたいと思った人に対して耳よりの情報を伝えられたらと思っている。

カウンセラー志望

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よしっ、楽しんでいこう!(抱負)

よしっ、楽しんでいこう!(抱負)

「人は誰かを支え、支えられて生きられる。」 ある心療内科の先生が「ひとは社会的な動物だから、誰かとお話をしたり触れ合っていなければ弱っていくんだよ」そう話をしてくれた。

そして、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくおねがいいたします(*^^)

「こころ」とは何かという「問い」
 たくさんの方の話を聴いていくうちに「こころ」って何?
それが疑問で仕方がなかった。そんなとき、待ち

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アクセプタンス・コミットメントセラピー(ACT)

アクセプタンス・コミットメントセラピー(ACT)

※アクセプタンス・コミットメントセラピー(ACT)

https://twitter.com/Ryo_lifehack?s=20

スティグマ軽減のための介入で、精神疾患を持つ人々に対する偏見を変えるセラピー

*不安・悲しみ・怒りを直接解決しようとしない。
*どうしようもないことをそのまま受け入れる
*自分にとって本当に価値のあることは何か
→じっくり考え「行動」することを求める
→「行動」=A

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第3回公認心理師試験前に。+試験後の内省

第3回公認心理師試験前に。+試験後の内省

試験直前ですが、直前の気持ちはプレミアム感満載(笑)ですので今のうちに書いておこうと思います。
→試験後の気持ちを重ねて記載してまいります。(R2.12.21)

◯ 自分の勉強スタイル 自分のスタイルは、どちらかといえば「深堀りしちゃう」タイプなので「暗記して」とか「とりあえず単語を覚えて」などには向かず(かえって混乱します)理解するまですごく時間がかかります。とくに「繋がり」を掴まないと納得行

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第4回公認心理師試験を振り返って。

第4回公認心理師試験を振り返って。

 公認心理師の登録証が届きましたので、心理師としての自覚をもとに試験のことを書きます。
 心構えは「圧倒的に勝つ」と「平常心」

◆攻略法◆ 第3回の試験とは方法を変更し、徹底した基礎学習でのぞみました。
R2.12月20日に試験を受け自己採点し合格基準に足りず、その日のうちから次の9月の試験を目指しました。(第3回の記録はこちら)

⓪ タスク管理と目標設定はStudyplusで

① 付箋紙に

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公認心理師の倫理的姿勢

公認心理師の倫理的姿勢

○ クライエントを理解しようとする「姿勢」「クライエントが体験していることを真にわかろうとする」ことは簡単ではない。

 言葉の意味から「想像することをイメージ」できても、それは支援者の体験や知識からの想像であって、真ではない。というところからのスタートであって「言葉」として発している「思い」は様々。

「わかった」と思ったが「わかっていなかった」ということの体感から、丁寧にわかろうとする姿勢が身

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公認心理師法(覚書)1.3更新

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000192943.pdf

(4) 主治の医師からの指示を受けなくてもよい場合 以下のような場合においては、主治の医師からの指示を受ける必要はない。
・ 心理に関する支援とは異なる相談、助言、指導その他の援助を行う

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①心理アセスメントとは?

①心理アセスメントとは?

単に心理検査を行うことだけではなく
さまざまな情報を使ってクライエントの状態や問題について評価すること。
クライエントの抱える問題の所在、それに対処するための方略、そしてその際に利用できる資源を「評価」し「見積もり」「判断」すること。

公認心理師資格に関する学びを深めるためのレポートです。

公認心理師法第4条第1号「心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を分析すること」

○ 

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