やーはち|ライター

薬剤師→フリーランスのライターへ。 小説とエッセイを書いています。 ZINE「毒親育ち…

やーはち|ライター

薬剤師→フリーランスのライターへ。 小説とエッセイを書いています。 ZINE「毒親育ちが大人になってから」通販受付中 https://ya-hachi.booth.pm/items/5294664 文学フリマ東京38出店。 Amazonアソシエイト参加中。

マガジン

  • ZINEの制作、文学フリマなど

    ZINEを制作する方法やイベント出展について紹介します。 これからZINEを制作したいと思っている方、ZINEを作ってイベント出展されている方向け。

  • 仕事、生き方に関するエッセイ

    転職や休職、旅を経て考えたこと

  • 旅行記、旅エッセイまとめ

    今までの旅行について書きました。 北海道、ロシアなど

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【文学フリマまであと9日】お品書き追加しました

文学フリマ東京38 開催概要時間:5/19(日) 12:00〜17:00開催 場所:東京流通センター 第一展示場 イベント詳細: チケット: ブース第一展示場・T-34にてお待ちしていま…

【6/2 でこぼこ書店さんにて】やーはちイベント出るってよ

Kindle『みんなどうやって仕事選んでるの?』に寄稿しました実は今月頭、寄稿で関わっていたKindle『みんなどうやって仕事選んでるの?』が発売しました。 今月中は980円→…

文学フリマ東京38ありがとうございました

文学フリマ東京38に参加しました文学フリマ東京38、おかげさまで多くの方に来ていただきました。 新刊だけでなく既刊、ZINEフェス用に作った旅行本も手に取っていただけま…

【文学フリマ東京38 新刊試し読み】豚キムチ丼

新刊『毒親育ちの恋愛事情』に収録したエッセイを一部紹介します。 豚キムチ丼 記憶に残る食事と言われて、あなたには何が浮かぶだろうか?意外と高級料理や珍しい料理で…

ブログも更新してます
https://ya-hachi.com/webwriter-5man/

父の暴言と助けてほしかった自分

父がやらかした。 父が泥酔して粗相をするのは以前からのことだ。しかし今回は場所が家の中ではなく、タクシーの中だったのだ。 父はタクシーの運転手に絡んだらしい。そ…

数字以外も大切にしたい

作品を出す、人に知ってもらう。私にとってどちらかだけでは不十分で、どちらも続けたいと思って日々行動している。 noteやZINEに文章を書く。もっといい表現を、もっとい…

「FLEA ZINE MARKET in 堀ノ内」に出展しました

昨日「FLEA ZINE MARKET in 堀ノ内」に出展しました。 場所は新高円寺駅から歩いて15分くらい。 妙法寺には初めて来ました。古き良き街並みで、お寺が多いからかなんとな…

【文学フリマ東京38】新刊を入稿しました

先日、文学フリマに出す新刊を入稿した。 新刊はこんな感じ【書名】毒親育ちの恋愛事情 A6/98p/エッセイ・インタビュー ※『毒親育ちが大人になってから』の続刊ですが、…

書店と旅は似ている

ここ数年、個人書店へ行くようになった。個人書店とはその名の通り個人で経営している書店で、店主独自の基準で本が並んでいる。書店によってやカフェやイベントスペースを…

文学フリマがライターの原動力になった話

ライターの仕事は文章を書くことではなく、文章を通して人の心を動かすことだと思っている。疑問点を解決して安心させる、商品やサービスを解説して購入したいという気持ち…

校正しているだけの日記

文学フリマ東京38に出す新刊を作っている。 今日は一日校正をしていた。明日の午後に入稿なので、今日が最終確認になる。前回はnoteの内容を加筆・修正していたが、今回は…

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仕事を増やすのが得意で、仕事を減らすのが苦手だ。 面白そうなことには首を突っ込み、時間を忘れてしまう。そのくせ、人に頼むとか納期を調整するのがうまくできない。や…

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やっと文学フリマに出す新刊『毒親育ちの恋愛事情』の初稿が完成した。好きで制作しているのに、書いていて時々苦しくなった。あまりいい思い出ではない記憶も掘り起こしな…

文学フリマ新刊「毒親育ちの恋愛事情」表紙のウラ話

文学フリマ東京38にて、「毒親育ちの恋愛事情」を販売する。 今週中に入稿なので、今は制作の佳境だ。表紙のイメージはこんな感じになった。 本編で触れるかわからないの…

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今は値上げしているかもしれないが、かつて大学近くの食堂ではカレーが250円で食べられた。なぜその値段を覚えているかというと、金欠のときそのカレーに何度か助けられて…

【文学フリマまであと9日】お品書き追加しました

【文学フリマまであと9日】お品書き追加しました

文学フリマ東京38 開催概要時間:5/19(日) 12:00〜17:00開催
場所:東京流通センター 第一展示場
イベント詳細:

チケット:

ブース第一展示場・T-34にてお待ちしています。

文学フリマ東京38 お品書き
今回は新刊1冊、既刊3冊の計4冊を販売する予定だ。

毒親育ちの恋愛事情(新刊)

毒親育ちが大人になってから

2019年ロシアの旅

旅先で会った変な人

毒親育ちの

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【6/2 でこぼこ書店さんにて】やーはちイベント出るってよ

【6/2 でこぼこ書店さんにて】やーはちイベント出るってよ

Kindle『みんなどうやって仕事選んでるの?』に寄稿しました実は今月頭、寄稿で関わっていたKindle『みんなどうやって仕事選んでるの?』が発売しました。
今月中は980円→490円とお得に購入できます。

私はライターとして寄稿しています。
薬剤師なのに適性1%、実習落ち、適応障害による休職(×2)を経て、フリーランスのライターになった経緯を書きました。
Kindleでは今までZINEやnot

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文学フリマ東京38ありがとうございました

文学フリマ東京38ありがとうございました

文学フリマ東京38に参加しました文学フリマ東京38、おかげさまで多くの方に来ていただきました。
新刊だけでなく既刊、ZINEフェス用に作った旅行本も手に取っていただけました。

当日の様子今回も一人で参加しました。

新刊『毒親育ちの恋愛事情』を発売開始。今回は既刊から継続して買ってくれた方が多かったです。
たまたま通りかかった人に加えて、

以前からnoteを読んでくれている方

ZINEフェス

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【文学フリマ東京38 新刊試し読み】豚キムチ丼

【文学フリマ東京38 新刊試し読み】豚キムチ丼

新刊『毒親育ちの恋愛事情』に収録したエッセイを一部紹介します。

豚キムチ丼 記憶に残る食事と言われて、あなたには何が浮かぶだろうか?意外と高級料理や珍しい料理ではなく、一見ありふれた食事を挙げる人もいるのではないかと思う。
 私の思い出に残っている食事は、大学時代に彼が作った豚キムチ丼だ。 決して高級食材を使っているわけでも、特別な料理というわけでもない。しかし私はあの豚キムチ丼に命を救われてい

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父の暴言と助けてほしかった自分

父の暴言と助けてほしかった自分

父がやらかした。

父が泥酔して粗相をするのは以前からのことだ。しかし今回は場所が家の中ではなく、タクシーの中だったのだ。
父はタクシーの運転手に絡んだらしい。そのタクシーには母方の親戚も乗っていた。今までは家族にしか当たらなかったのが、第三者の前で事を起こしてしまった。
母はそれを見て、父にアルコール依存症の治療を受けさせる決心をしたらしい。家族がいる前で父が暴れたのがよっぽど堪えたようだ。

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数字以外も大切にしたい

数字以外も大切にしたい

作品を出す、人に知ってもらう。私にとってどちらかだけでは不十分で、どちらも続けたいと思って日々行動している。
noteやZINEに文章を書く。もっといい表現を、もっといい構成を。過去の体験や日々思うこと、自分の中にあるだけのものを振り絞る。濡れた雑巾から、水分を最後の一滴まで絞り出すように。書いた後は脳が疲れきってしまうので、甘いものを食べる。
私は決して有名ではないので、知ってもらう努力も必要だ

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「FLEA ZINE MARKET in 堀ノ内」に出展しました

「FLEA ZINE MARKET in 堀ノ内」に出展しました

昨日「FLEA ZINE MARKET in 堀ノ内」に出展しました。
場所は新高円寺駅から歩いて15分くらい。

妙法寺には初めて来ました。古き良き街並みで、お寺が多いからかなんとなく落ち着く場所です。後日また来たいと思いました。

快晴の中、たくさんの方に足を運んでいただきました。
書店にて著書を買ってくれた方がわざわざ来てくれることも…!嬉しいです。これからもいい作品を出せるようにがんばりま

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【文学フリマ東京38】新刊を入稿しました

【文学フリマ東京38】新刊を入稿しました

先日、文学フリマに出す新刊を入稿した。

新刊はこんな感じ【書名】毒親育ちの恋愛事情
A6/98p/エッセイ・インタビュー
※『毒親育ちが大人になってから』の続刊ですが、前作を読んでいなくても問題なくお読みいただけます。

【内容】
親との関係を絶っても、自分の中に残る影は決して消えない。
生い立ちが恋愛に与える影響とはどのようなものか、そしてそれを連鎖させないためには何ができるだろうか?
前回に

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書店と旅は似ている

書店と旅は似ている

ここ数年、個人書店へ行くようになった。個人書店とはその名の通り個人で経営している書店で、店主独自の基準で本が並んでいる。書店によってやカフェやイベントスペースを兼ねているところもある。同じ書店といってもラインナップが全く異なり、その店独自の雰囲気があらわれる。お気に入りの書店を見つけると、足繫く通ってしまう。

もし特定の本を買いたいだけなら、便利なのは大型書店やAmazonだろう。たいていの本は

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文学フリマがライターの原動力になった話

文学フリマがライターの原動力になった話

ライターの仕事は文章を書くことではなく、文章を通して人の心を動かすことだと思っている。疑問点を解決して安心させる、商品やサービスを解説して購入したいという気持ちを刺激する…人の心を動かせば数字が動く。PVやお金に結果があらわれる。
しかし数字は見られても、文章を読んだ人の心自体を見ることはできない。結果は大事だが、数字でしかない。実際に読んだ相手が自分の文章を通して何を思っているのか。そもそも文章

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校正しているだけの日記

校正しているだけの日記

文学フリマ東京38に出す新刊を作っている。

今日は一日校正をしていた。明日の午後に入稿なので、今日が最終確認になる。前回はnoteの内容を加筆・修正していたが、今回はほとんど書き下ろしなので校正のボリュームが多い。
目次も作った。InDesignで目次を作るたび、手順を忘れて調べ直している。1冊に1度しか作らないので、毎回忘れてしまう。全体の構造を間違えるとうまく作れないので、毎回エラーが出ない

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原稿に追われてるだけの日記

原稿に追われてるだけの日記

仕事を増やすのが得意で、仕事を減らすのが苦手だ。
面白そうなことには首を突っ込み、時間を忘れてしまう。そのくせ、人に頼むとか納期を調整するのがうまくできない。やりたくないことを後回しにする癖もある。
だから月に1度は予定が詰まり、ずっと作業しなければ回らない時期が訪れる。次こそは予定を立てて余裕を持ったスケジュールを組もうと思っても、翌月には元通りバタバタしている。
今回もZINEの原稿やKind

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書くって楽しい、でもつらい

書くって楽しい、でもつらい

やっと文学フリマに出す新刊『毒親育ちの恋愛事情』の初稿が完成した。好きで制作しているのに、書いていて時々苦しくなった。あまりいい思い出ではない記憶も掘り起こしながら書いていた。
創作にあたり、どうしても明るい気分ではいられない時期がある。伝えたいことが辛い記憶の中にあり、取りに行くには感情の底に沈まなければいけない。うわべだけのエピソードを書いても、納得できる作品は書けないだろう。
前作『毒親育ち

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文学フリマ新刊「毒親育ちの恋愛事情」表紙のウラ話

文学フリマ新刊「毒親育ちの恋愛事情」表紙のウラ話

文学フリマ東京38にて、「毒親育ちの恋愛事情」を販売する。

今週中に入稿なので、今は制作の佳境だ。表紙のイメージはこんな感じになった。

本編で触れるかわからないので、せっかくだからnoteで表紙についてウラ話をしようと思う。
表紙の花は夾竹桃(キョウチクトウ)という。イラストのように濃いピンクだけでなく、薄ピンクや白色の花をつけるものもあるようだ。きれいだが、樹木全体に毒がある。花言葉も「油断

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旅に依存していた話

旅に依存していた話

今は値上げしているかもしれないが、かつて大学近くの食堂ではカレーが250円で食べられた。なぜその値段を覚えているかというと、金欠のときそのカレーに何度か助けられているからだ。食費を切り詰めるとき、食堂のカレーは大いに役立った。現金がなく途方にくれていたとき、財布の底に残っていた食券を発見したときは大いに喜んだ。
大学生のとき、暇さえあれば旅に出ていた。手持ちが減り、生活費として確保しておくべき預金

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