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読了した本まとめ

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この本、読んだよーって、本
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「空想英語読本」であのセリフを習得せよ!

「空想英語読本」であのセリフを習得せよ!

ムーミンはカバではありません。
カバに似ているだけです。

ちょっと英語で文字を入れると、スタイリッシュに見えるが書いている内容はお決まりのセリフ。

皆んな大好き空想科学研究所から出ている空想科学読本シリーズ知ってますか?
魔法支持者で科学を避けて生きてきた人が読んでくれている可能性を捨ててはいけないので、少し語ります。

空想科学研究所とは、漫画やアニメ、ゲームの世界を科学的に検証していて、こ

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同じ本を持ってる人っているのかな?

同じ本を持ってる人っているのかな?

「自分の本棚を見られるのは尻の穴を見られるくらい恥ずかしい」

昔、アメトーーク!の読書好き芸人の回で言っていた言葉だ。
確かに人が真剣に文字を追うときは、自分の内面と向き合ったり足りないものを補おうとしている時が多い。

その考えだと、購入した本は自分の頭の中を曝け出しているようなもの。
趣味趣向や性癖まで色濃くでるし、弱点を晒すようなものとも言えるかも知れない。

私としては、どう考えても尻の

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4回泣けます。の一言は強い「コーヒーが冷めないうちに」

4回泣けます。の一言は強い「コーヒーが冷めないうちに」

入院中の気分転換にサッと読める物語を買っておこうと選んだのが川口俊和さんの「コーヒーが冷めないうちに」だった。

国内はおろか、アメリカ、イタリア、ニュージーランド、イギリスでも翻訳されベストセラー、世界中のメディア絶賛!と帯には大きく書かれている。

帯に騙されがちな私は、いつもなら一回手に取り「本当にぃ〜?」と口を曲げてから売り場に置くが、この時は帯の端に書かれていた一言のシンプルさに負けた。

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窓の外、強風につき

窓の外、強風につき

春の寒風吹き荒む窓の外を見ながらごろりと読書。
いや、うそうそ。読書とか言ってる場合じゃない。

今日は推しの試合があるからやる事済ませなあかん。
週末の遠征準備、に伴う宿泊や電車代の集金、国税庁からのメールチェック(確定申告したら、旧友くらいの頻度でメール来る)
それから、と思いながらページをぱらり。

旅の準備をする時は、旅の本が読みたくなる。
きっとテスト前に部屋の掃除を始めるのと同じ自然現

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暗くて気持ち悪いのに、たまらなく青春してくる漫画「光が死んだ夏」

暗くて気持ち悪いのに、たまらなく青春してくる漫画「光が死んだ夏」

衝動買いは仕事の後に起きやすい。
私はこの漫画を、大嫌いな職場(当時は某有名百貨店)からの鬱屈とした帰り道に買った。
数日前にネットで1話だけ試し読みしていて面白いと思ったから、本当に面白くない日に買いたかった。

そんな日の夜中に1人で読む漫画は最高。

「光が死んだ夏」モクモクれん

一巻の表紙の白髪の男子高校生が、タイトルにもいる「光」である。タイトルそのまんま、説明無用の第一話で光すでに死

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この絵本、読んでますか?

この絵本、読んでますか?

「愛と勇気だけが友達」ってその概念があれば人は皆繋がれるって事か、深いな。

アンパンマンで知られるこのフレーズを、そう解釈できる域に達したのは極々最近で、若い頃は「友達ヅラしてるカバオの気にもなれ」「薄情か!」「これだから餡子しか詰まってない奴は」と、やれやれしていた。
キャプ翼の「サッカーボールが友達」も然り。でもよく考えたら、サッカーボールだけが友達じゃないから、翼くんに救いはあるか。
「サ

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毎日の読書で📖非常時に備える💪

毎日の読書で📖非常時に備える💪

「1週間後、プロレスラーとリングで戦って下さい」

人生はいつも突然だから「はい」と言ってリングに立てる準備を怠ってはならない。

そんな訳あるかい、芸人やないんやし!
って思いたいが、そんな訳はちゃんと現実にあるし、私は芸人では無い。

私が突然のプロレスラーと戦った記録↓

何事も“備え“というのは大切である。
私は目立つのか、いじりやすいのか、なんなのか分からないが、アミューズメントパークに

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漢字はさらりと読めると賢く見える。「鰒」読めますか?

漢字はさらりと読めると賢く見える。「鰒」読めますか?

何年経ってみても読めない漢字に追われる人生だと思う。
追われたくなければ読書をやめればいいじゃない!何をおっしゃる兎さん、漢字は沢山知っていた方がいいんです。

なんか、賢そうに見えるし。
私せっかく眼鏡かけてんだから、賢く見られたいじゃない。

眼鏡=賢いのプロトタイプもいつまで通用するんだろうか。
なんて心配してても仕方ない、とりあえず「漢字知ってたらなんか賢い」は、漢字文化がこの世から消え失

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多様性が知れる本

多様性が知れる本

幼い頃怖かったものってなんだろう?

私は漠然と「戦争」が怖かった。
「戦争」の理由がないのに殺されるかもしれない理不尽さが怖い。

祖父が戦争体験者で、家から車で10分ほどの戦没者の墓に毎月参るのだが、それに同行させられるのが嫌で仕方なかった。

特に祖父に戦争体験を語られた事はない。
祖母にもない。
テレビで見たイラク戦争のニュースと、夏がくると繰り返し放送される「火垂るの墓」の記憶が私を怯え

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あん時の、猪木。

あん時の、猪木。

ボンバイエ。正しくは「ボマ・イエ」
もうこの言葉の意味は、ネット検索すればササっと意味がわかる時代だし、沢山の人が書いてくれてるので割愛する。
この本の燃える闘魂は

壮絶にボンバイエ。

私は元々読書家ではない。
年の離れた姉がいたので早いうちから文字は読めたが、絵本と漫画を読む程度で、物語を楽しむなら俄然、アニメか映画だった。
小学校に通い出しても本は読まず、教科書も碌に読まないし、読みたくな

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問題ごとの多い本

問題ごとの多い本

問題は矢継ぎ早に起きないといけないのだろうか?

昨今のテレビドラマを見ていてつと、思った。
目の前を通り過ぎる内容がとても忙しないのだ。

私が好むドラマのシナリオは、1つの問題(テーマ)について登場人物達が最終話迄までに各々の答えを見つけていく。
その間にもポロポロと問題は起きるが、一話内で全てを解決せず、話の流れの中で答えがゆっくりと出ていき、最終話でラスボスみたいな問題の答えが分かる。

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明けない夜もある。本

明けない夜もある。本

すっかり望みをなくした事で、身が軽くなる事ってあるよね。
「絶望」と漢字2文字にしてしまうと、とんでも無く鬱屈として凄惨な事態に感じるけど、
「すっかり望みをなくすこと」と書かれると幾分か軽く感じる。
どっちも意味は同じやけど。

この本を手に取ったのは、ノリと勢いで描き始めた小説の主人公の事を考えながら梅田の蔦屋書店を4周回り終えた時だった。
主人公は「マイケル」と名前を付けられてしまったが為に

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知りたい怖さを詰めた本

知りたい怖さを詰めた本

毎年1人で開催し、1人で終えていく「1人肝試し2023」を終えた。

「1人肝試し」には規則がある。

1人でやるから「1人肝試し」なので、他言もクソも無いんやけど。一回これをやってみたかっただけです。

「1人肝試し」とは
毎年、私が私の為に私の推薦恐怖図書を一年かけて選び、お盆の夜に人知れず読む。なぜ、盆なのかは地獄の釜が開くからで、特に深い理由は存在しない。

今年の一冊は「山の怪異大辞典」

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ゾワッと言うより、アレ?な本

ゾワッと言うより、アレ?な本

「それ、誰が得すんねん?」

わからん。でも私はもう6年欠かさずやっている。
そして今年もやってきました。
この準備の為に1年かけて本屋に行く度に、欠かさずチェックし、気になるものは中身を少しだけ拝読。テレビでそれっぽい特集を見れば検索し、何冊か候補が絞られれば、どれにするか悩みつつ、のんべんだらりとその時を待つ。1年でたった一夜の私の地味な楽しみ。

わたくし恒例『お盆の1人肝試し大会2023』

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