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音大受験対策もツキイチレッスンで。

音楽大学と聞くと、幼少期からピアノやヴァイオリンを習っているような学生しかいないと思われがちで、いや、確かにそういう人もいるんですが、例えば管楽器を専攻している学生は小学校や中学校、場合によっては高校の吹奏楽部で楽器を始めた人がほとんどです。
僕も中学校の時にトランペットを始めましたがそれまでは音楽とは無縁の生活をしていました。

僕は団塊ジュニア末端世代なので子供の数が多く、必然的に音大受験生も多く、トランペットもかなり高倍率だった記憶があります。そんな中でも東京音大に入学できたわけですから、楽器を始めた年齢、経験年数よりも、受験や音楽との向き合い方や、練習・学習の濃度の問題だと思います。

当時(今から30年ほど前)の音大は、今よりもずっと音楽家養成学校のような雰囲気があって、音大生なんだから音楽家になることが前提のような、そんな雰囲気がありました。
なので、僕が最初にレッスンを受けたピアノの先生からは「男が音大に入ってどうやって嫁さんを食わせていけるのか(=演奏家になんてなれるわけがない)」と大反対されたところからの刺激的なスタートで、僕と同じ世代(以上)で今の音大の状況を知らない音楽講師は、やはりそのイメージのままになっている方も少なくありません。

しかし当然時代が変われば世の中も音楽大学も変わっていきます。

今の音大はもちろん楽器を極め、音楽家を目指す学生も沢山います。当時と違うのは、それだけの学校ではなくなった、ということです。昔は「教育専攻」の学生だけが教員を目指すように思われていましたが、全専攻から多くの教員志望がいますし、メディア系、音楽関連企業、一般就職もとても多いです。
その理由の一つが音大の中の専攻が増えた(細分化された)こと、そして世の中の働き方が画一的でなくなったことが挙げられると思います。

僕が講師をしている東京音大の吹奏楽アカデミー専攻も、器楽科以上に選択肢が沢山用意されていて、吹奏楽、管打楽器という形態から広げられる様々なことに進路を定められる専攻です。
楽器の個人レッスン、吹奏楽、アンサンブル、ピアノ、ソルフェージュの授業は器楽科と同じようにありますが、それだけでなく、吹奏楽で使われる全ての楽器を実際に体験できる楽器別指導法やマーチング、指揮法、作編曲法(ポップス作編曲もあります)、レコーディングの実習や授業として実際の部活動への指導に赴いたり、そして「バンドディレクション」という授業では有名な吹奏楽指導者さんやすごいプレーヤーさんが来てくださったり、吹奏楽教則本を研究したり、実際にアカデミーの学生と講師のモデルバンドを指導する実習があったりと、音楽に関わるための大変多くの体験ができるという、なかなか豪華な専攻が吹奏楽アカデミーです。しかも各楽器の講師がそれらの授業に必ず一緒にいて、アドバイスをしたり演奏をするので、その点も器楽科とはだいぶ違います。

このように音楽大学もただ個人のレベルを上げることだけが目的ではなくなり、自分が将来目指したいことをたくさんの選択肢から模索し、突き進めるところになりました。

最初のきっかけは「トランペットが好き」「音楽が好き」「吹奏楽が好き」で良いと思うんです。その好きの気持ちを将来の自分の進む道への原動力になれるところが音楽大学です(昔は、好きって気持ちだけじゃ音大に入ったら潰れてしまう、なんて言われていましたが今は違います)。

もし受験を目指そうと考えていましたら、ぜひ一度相談+レッスンにいらしてください。毎月複数回開催していますツキイチレッスンは、音大や音高受験対策レッスンも可能です。お気軽にいらしてください。

ツキイチレッスンの詳細や開催日、お申し込みはこちらからお願いいたします。

ご参加お待ちしております!


荻原明(おぎわらあきら)

荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。