記事一覧
noteの更新を停止していましたが、再開します。
書評はnoteで更新をしていくことにします。
ここ1年間は以下のブログを更新してきました。
https://ueko-blog.com
今後、このブログは別の内容を投稿する予定です。
異端者の快楽(見城徹)【#書評171】
幻冬舎社長見城徹氏のこれまでの対談やインタビュー、講演会などをまとめた本。
さだまさしや石原慎太郎など名だたるメンバーとの対談が繰り広げられている。内容自体は当時の社会の状況や出版業界のことが中心で、当時の記憶がない私にとってはよくわからな部分も多かった。ただ、見城徹氏の熱狂はひしひしと伝わってくる文章だった。
抱きしめられたかったあなたへ(三砂ちづる)【書評#169】
女性の身体というのはよく悩みの種として捉えられる。毎月生理があるため、その前後1,2週間は体調が崩れたり、メンタルが弱くなったりする。子供を授かるとその間は行動に制限がかかる。また、酒やタバコは控えるように言われる。出産は壮絶な痛みが伴い、その痛みは「鼻の穴からスイカを入れるようなもの」とまで言われる。また、男性の身体と比べると筋肉量が少なく、単純な身体能力だけでは男性に敵わない。
このように、
新・魔法のコンパス(西野亮廣)【書評#168 】
西野さんの4年ほど前に書かれた本。
西野さんは2年ほど前からSNSやブログなどを拝見しているが、考え方がそれ以前からずっと変わっていないことがわかった。
内容は前回の『魔法のコンパス』と比べてだいぶ削っているらしい。短い時間で読み切れるようにという理由らしいが、そのおかげで西野さんの考え方をサッと学べる本になっている。
AI時代の子育て戦略(成毛眞)【書評#166】
AIが発展する時代の子育て論。
AIがどんどん発展している。画像認識や言語生成、自動翻訳などさまざまなところでAIが使われている。また、AIに入試問題を解かせるとある一定レベルの大学は合格するレベルにまで到達している。
そのような時代に大学に入る必要性はまったくないというのが筆者の意見である。これからは子どもを塾に無理やり通わせるのではなく、好きなことを追求させて行ったほうがいい。そのほうが、
アドラーに学ぶよく生きるために働くということ(岸見一郎)【書評#165】
『嫌われる勇気』で有名な岸見一郎さんの労働論。
岸見さんは長い間、非常勤の仕事しか就けず、不安定な生活が続いていたらしい。しかし、還暦直前で『嫌われる勇気』という大ベストセラーを生み出した作家となった。人生は何が起こるかわからないものだ。
岸見さんのは、アドラー心理学の専門家だが、アドラー自身も仕事について言及していたらしく、アドラーの考えもこの本を読んで知ることができる。
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この金融政策が日本経済を救う(高橋洋一)【書評#161】
財政政策より金融政策の方が大事だということがこの本で述べられている。
高橋洋一さんの考えは、アベノミクスの異次元の金融緩和前の前から一貫している。実際、アベノミクスによって株価が上昇し、失業率も低下したので金融政策の重要性はたしかなようだ。
高橋洋一さんは数学科出身でもあり、文章が論理的でわかりやすい。
それを知らない日本が金融政策をおざなりにした。
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投資家が「お金」よりも大切にしていること(藤野英人)【書評#160】
「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスの社長が書いた本。
お金に対する著者自身の考えが述べられており、お金の理解が深まる本である。ただ、タイトルにもあるとおり、お金の話が一番大事なのではない。より大事なことがこの本では書かれている。
投資家といえば、一般的にお金に執着している印象がある。確かに、まとまったお金がないと投資では儲けが出ないので、お金は重要だ。しかし、明らかに著者は私た
何のために「学ぶ」のか(桐光学園+ちくまプリマー新書編集部・編)【書評#159】
「中学生向けの大学講義」というコンセプトのもと、数名の専門家の論稿がまとめられている。
知ること、考えること(外山滋比古)外山さんは他の著作でも一貫して、知識を詰めこみすぎることは問題であると書いて、上手に忘れることを推奨している。
外山さんの言い分は確かにわかる。自分でものを考えることは重要だ。しかし、人類はこれまでの歴史で大量の試行錯誤を繰り返し、自分の知見や技術を深めてきた。その中でたい