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エッセイ

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自分のこと (機能不全家族、依存、仕事、恋愛、心療内科、発達障害)
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悪口のさばるディスコミュニケーション

悪口のさばるディスコミュニケーション

「人の振り見て我が振り直せ」という言葉を痛感した出来事が最近あった。
「こういう人とはディスコミュニケーションになってしまうんだなぁ。でも、自分にも当て嵌るところあるじゃん。治さなきゃ…!」と思えたのだ。

①悪口でウケると思うな!
"弄り"が面白いと思っていた時があった。(学生の頃)
人の持ち物や言動を茶化してみたり、ニュースをディスってみたり、道行く人の変なところを見つけては面白がってみたり…

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貴方には勝てない

貴方には勝てない

彼とお出かけをした帰り道。
最近の仕事の悩みを相談した。
「仕事のキャパについて悩んでる。専科で関わっている学年だけ手伝うのも不公平だなと思って、色々な学年の頼まれごとを引き受けるようにしている。でも、『これって私がする仕事?』って思うことや、おざなりに頼まれることが増えてきてモヤモヤする。」

彼から返ってきた答えは、
「それは不公平感を生みだすシステムが悪い。そもそも管理職は、他の学年も時数を

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伝えるならば毒を制して

伝えるならば毒を制して

伝え方って難しい。
特に、人に気持ちよくお願いすることができない。
「𓏸𓏸すべきなのは〜さんだと思うんですけど。」
「何で〜しないんですか?」
なんて刺々した強い言葉を使ってしまう。
断られたくない。
出来ない奴と思われたくない。
自分が間違っている訳じゃない。
なんていう、ちっぽけな沽券を守るために。
みっともないな、大人にもなって。
自分が傷つきたくないからって他人を責めている。

人を傷

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帰り道は信号の色が気になる

帰り道は信号の色が気になる

この三連休、彼が私の住む町まで泊まりに来てくれた。
一緒にコメダ珈琲で好きな本を読んだり、モンハンの実況を見ながらご飯食べたり、夜に散歩しながらマイナーソングイントロクイズをしたり。
特別なことは何もしていないけれど、格別に楽しい。
彼と居る世界にピントを合わせれば、こんなにも幸福なんだって改めて思う。
この時間が日常になればいいのに。

という訳にもいかず、それぞれの家に帰る時間。
「また三日後

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平日休みの日は少し遠出したい

平日休みの日は少し遠出したい

今日は珍しく平日休みの日だった。
平日にできることをしておかないと!
朝から張り切ってやるべきことを書き出す。

・病院に行く
・銀行に行く

…これだけじゃ味気ないな。
折角の平日休みだし、何か行きたいところ無かったかな?

そうだ!いつもは行列で泣く泣く諦めるカレー屋さんに行きたい!

ということで、やるべき事を午前中に済ませて車でカレー屋さんへ。
ちょっと遠いけれど、ラジオ2本分の距離と思え

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唯一無二のガラスの靴

唯一無二のガラスの靴

「人生で一番刺さった本」という帯の謳い文句が気になって手に取った、
『傲慢と善良』辻村深月 著
刺さった…刺さりすぎた……。
読んで感じたのは、彼との出会いって奇跡だなということ。

ネタバレになるため詳しい内容は伏せるが、この作品は婚活をメインテーマとしつつ登場人物の持つ”生きづらさ”を浮き彫りにしていく。

誰と会っても心が動かない。
贅沢言ってる訳じゃない。
ただ、"ピンとくる"人に出会いた

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大人の人付き合いは難しい

大人の人付き合いは難しい

職場の人と上手くコミュニケーションを取れない。

嫌われたくない気持ちが先行して、話しかけられると身構えてしまう。余計なことを言ってしまうんじゃないかと冷や汗だらだら。自分の表情も態度も固いのが自分で分かる。

自分が責められるんじゃないかと思って、答える口調がきつくなってしまう。相手は気になることをただ尋ねているだけなのに。

自分が許されてこなかった分、人のミスを許容できない。心の狭さが言動に

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染まらない何かが本物だ

染まらない何かが本物だ

大好きなコテンラジオで、
「昔、サラリーマンである自分に違和感を持っていた。だから、年に数回歴史に関する講演を自主的に開いていた。お金を儲けようとしていた訳じゃなくて、心のバランスを取りたかった。」
と、ヤンヤンさんが仰っていた。
何だかその言葉が凄く自分にも当て嵌る気がした。

2年ほど前からnoteを始めた。
週に2〜3本はコンスタントに記事を書いている。
確かに、いつか自分の書いたものが何ら

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自分の欲を突き詰めれば案外そこには幸せがあって

自分の欲を突き詰めれば案外そこには幸せがあって

自分の欲望に向き合った経験があまり無い。
そもそも欲望って悪いイメージ。
負けちゃだめだし抑え込まなきゃならんものだと思っていた。
万年ダイエッターで食べるものを制限している。
眠たくても寝る前にスマホを見て自ら寝付きを悪くしている。
行きたい場所も買いたいものも節約のため取捨選択。
職業選択すら親が喜ぶものの中から選んだ、という感じ。

欲望って何だろう。
調べてみると、
「不足を満たそうと強く

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片田舎の部屋の窓から

片田舎の部屋の窓から

部屋の窓が大きい。
わざわざカーテンを特注したぐらい。
光がさんさんと差し込むので、休日は夕方まで電気をつけずに過ごせる。

窓の外には桜の木が見える。
目の覚めるような薄桃色が眼前に広がり、春の訪れを突きつけられる。
もっと爛漫と咲き誇っている時に写真を撮れたら良かった。
桜が散って緑が豊かになる5月も好きだが、今回ばかりは悔やまれる。

ベランダから下を覗くと、虫がひっついたり離れたり。
啓蟄

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時分の花

時分の花

最近、空き時間に色々なクラスの支援に入っている。
後ろから見る先生方の指導、凄く新鮮だし勉強になる。
「だからあの時上手くいかなかったのか!」っていう答え合わせができるし、
「次はこうしよう。」ってアイディアがどんどん湧き出る。
Twitterでその日学んだことを連投してるから、フォロワーさんには「何事??」と思われていたのではないかと。

今のポジションも、悪いことばかりじゃないじゃない。
やる

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仕事で泣いたことありますか?

仕事で泣いたことありますか?

コテンラジオでやなせたかしのバックグラウンドを知った。
漫画家として中々芽が出ず、周囲の天才たちと自分を比べて落ち込んでいた壮年期。
しかし、腐ることなく一つ一つの仕事に真摯に取り組み、無茶な要望にも応える。
そうする内に、受けた仕事の中で得た人との繋がりによって、機会が巡ってくるようになった。
「アンパンマン」も「自分の顔を食べさせるなんて残酷だ。」と最初は非難された。それでも、自分の伝えたい哲

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そこに居る価値は自分で勝ち取るしかない

そこに居る価値は自分で勝ち取るしかない

新年度スタート。
今年度は専科という立場。
周りが学年部で動いている中、何をしたらいいか分からない。1人取り残された感じ。
寂しいし、不安。
しかも、担任持たれている人なら自分でやりたい!と思う教科の専科だから、
「専科?自分で教えたいよね。」
と、ひそひそ仰るのが聞こえて来ます。
分かります。私でもそう思います。
必要とされてないことがひしひし伝わってきます。
でも、私だって、なりたくてなってる

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花に十日の紅なし

花に十日の紅なし

今日、彼とお花見に行った。
満開、十分咲き。
朝から彼と作ったお弁当を食べながら、溢れるように咲き誇った桜を見られて幸せだった。

「新年度、経験したことないポジションで、新しい先生たちと上手く関われるかが凄く不安。」
ぽろっと彼に不安を打ち明けた。
彼には、すっかり悩みを話せるようになったなあ。
「今回の経験は必ず〇〇ちゃんの糧になるよ。それと、新しく来る人とも無理に仲良くしようと思わないでいい

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