示唆に富んでそうに見えてクソみたいな話
小学校何年生か忘れたが、普段から意地の悪い同級生が私を廊下に呼びだして「自分のこと しんしょう だと思う?」と訊いた。
常日頃から私は同級生の言う言葉のほとんどがわからんかったのだが、その時も例に漏れずよくわからんかったので「しんしょう って何?」と訊き返した。
同級生はちょっと黙ってから「障害者のこと」と言った。
私は障害がないので「思わない」と答えた。ニヤついていた同級生は真顔になって「ふーん」だけ言って帰っていった。
取り残された私は、もうすぐ授業が始まる所だったの