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【1分で読める】ピグマリオン効果:期待が能力を引き出す:教育者が知っておくべき心理効果

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以下のような経験はないでしょうか?

  • 上司から「君ならできる」と信頼された時、普段よりも良い成果を出せた。

  • 親に「あなたは絶対に大学に合格できる」と言われ続け、実際に合格した。

  • スポーツでコーチから特に期待されると、練習にも力が入り成績が上がった。

  • 学校の先生に「この科目は得意だよね」と言われてから、その科目の勉強が楽しくなった。

  • 新しいプロジェクトを任され「あなたにしかできない」と言われ、未知の分野でも成功を収めた。

これらはピグマリオン効果という心理が働いている可能性が高いです。

この記事を読むことで、ピグマリオン効果について理解し、生活で活用しましょう!



ピグマリオン効果とは

ピグマリオン効果とは、人が他者に対して持つ期待が、その他者の行動や成績に影響を与える心理学の現象です。

この効果は、教育や職場、日常生活など、さまざまな場面で見られます。

期待が高ければ高いほど、その期待に応えようとする行動が促され、結果的にその期待に近い成果が得られることが多いです。

ピグマリオン効果を活用することで、指導者や周囲の人が肯定的な期待を示すことにより、自己効力感を高め、積極的な行動を促すメリットがあります。

ですが、現実的ではない高い期待は、目標達成が困難となり、失敗した時の挫折感を増大させる可能性があります。


例えば、ある教師がクラスの生徒一人一人に対して「君ならもっとできる」と期待を示したとします。

この期待が生徒の自信を高め、学業成績やクラスでの活動に積極的に取り組む姿勢を引き出しました。

しかし、教師の期待が現実離れしている場合、生徒は期待に応えられず、失敗を経験することで自己評価が低下する可能性もあります。


このように、ピグマリオン効果は、期待を通じて人の行動や成果に大きな影響を及ぼしますが、その期待のかけ方一つで結果が大きく変わるため、適切な期待設定が重要であると言えます。

実生活での応用例

  • 子供が新しいことに挑戦する際、「きっとできるよ」と前向きな期待を示すと、子供は自信を持って取り組みやすくなります。

  • 友人が転職を考えている時、その能力を信じて応援する言葉をかけることで、友人の自己効力感を高め、積極的に行動するきっかけを提供できます。

  • 自己成長のために新しいスキルを学ぶ際、自分自身に対して「絶対にマスターできる」と肯定的な期待を持つことで、学習のモチベーションが上がります。

ビジネスでの応用例

  • 従業員が新しいプロジェクトに取り組む際に、「あなたなら上手くやれる」と期待を表すことで、その従業員のモチベーションと自信を高め、より良い成果を引き出すことができます。

  • チームメンバーに対して、成功すると信じる姿勢を持つと、チーム全体の士気が高まり、困難な課題にも積極的に挑戦する文化が育ちます。

  • 社員の研修プログラムで、「この研修を経て、皆さんは更に成長することができる」という期待を伝えることで、受講者は研修内容に対して積極的な態度で取り組み、学びの効果を高めることが可能になります。

ピグマリオン効果の活用法

ピグマリオン効果を日常生活で活用するための工夫を紹介します。

  1. 肯定的フィードバックの強化
    肯定的なフィードバックを積極的に提供しましょう。
    人は期待されていると感じると、その期待に応えようと行動します。

  2. 目標設定の共有
    明確な目標を設定し、それに向かって努力する過程で支援をすることが重要です。
    目標に対する共感がモチベーションを高めます。

ピグマリオン効果の注意点

ピグマリオン効果は、以下のような注意点があります。

  1. 現実的な期待値の設定
    過度に高い期待はプレッシャーになり得ます。
    個々の能力に応じた、現実的な期待を持つことが大切です。

  2. 個々の違いへの配慮
    人にはそれぞれ個性があります。
    一人一人の特性や能力を理解し、その上で期待を寄せることが重要です。

まとめ

■ピグマリオン効果とは
人が他者に対して持つ期待が、その他者の行動や成績に影響を与える現象。

■活用法
 ・生徒や後輩を教育する立場になった時、心から「この人には能力がある」と思って接することで、自分が後輩や生徒に接する際の、「態度・言葉遣い」が変わる。
  そしてそれが自然に相手に伝わり、相手も期待に応えようと行動する。
■注意点
 ・「期待してるよ」と言われて、プレッシャーに感じる性格かどうか、見極めも必要。積極的にコミュニケーションを取り、「サポートする」という姿勢が大事。


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