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猫・備忘録

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猫と私を中心とした記事をまとめていこうと思います。私の備忘録として。大切な猫達の記録として。
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鉛筆と紙の薫り

鉛筆と紙の薫り

(ヘッダーの画像は我が家ではなく、拝借したものである。なんて素敵な空間だろうか。)

暖色の灯りと壁に囲まれた空間で、小さく音楽を流しながら、小机に座る。部屋が温まり、心が落ち着いて寝るまでのひと時を過ごす場所として、先日秘密基地をウォークインクローゼットの中に作った。

普段は閉ざされている場所であるので、私にも特別な場所であるし、猫らにとっては、とっておきの遊び場となったようだ。
(時々、頭上

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蹴り蹴りと上目遣いで掴まれり 私の居場所与う君らに

寝込む私をそっとしてくれたり、起き上がると甘えてくれたり、生物種を超えて優しさをくれる君らに乾杯(完敗)。

主観的じゆう

主観的じゆう

毛布をずるずると引きずって、日の当たる窓辺へと向かう。どてん、と長ーくなっている猫らの側で棒状に寝転んでみる。
「なんだ、お前も日にあたるのか?」とでも話し出しそうな顔でこちらを見やる猫ら。相席ならぬ添い席。席でもないけれど。

家の中のほとんどの電化製品をとめると、置き時計の針が刻む音と、部屋の外の音だけの空間が出来上がる。たまに、猫らがご飯を食べたり、水を飲んだりしているけれど、そのうち元の場

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猫が鳴いてら…

猫が鳴いてら…

朝7時、ぼうっとした頭に、遠くから猫の「なぉん、なぉーーん、なぉん!!」という声が響いた。何回か聞くうちに、これはただ事ではないと、跳ね起きた。

5時間前、夜中に起き出した猫たちのニャルソックが始まった。頼むから寝かせてくれよ、頼むよ、と毛布を深く被った。

最近、眠りが浅いからか、起床までに見る夢には、現実のなかで心に引っかかっている場面や人たちが登場する。内容はいちいち覚えていないけれど、毎

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だらん、ごろん。

だらん、ごろん。

土曜日はチートdayにしている。リビングに掛け布団をずるずると引っ張ってきてそこで寝ている。床に寝ているので起きると身体がバキバキだけど、眠りは意外にも深い。大体は、猫のおトイレ後の猫砂をカキカキする音で目が覚める。

この眠りの何がチートなのか、というと、いつもせっせと寝室に移動させる猫グッズを運ばなくていいことと、目が覚めた後も起きない私に擦り寄ってくる猫を、低いところから眺められる点だ。

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スマホを置くだけで充電出来る接地充電なるものがあるらしい。私はまだ試したことがないけれども、それに近しいことなら経験がある。
「接猫充電」と呼んでいる。香箱座りで寝ている猫の胸元や肉球の下、あるいは布団に潜り込んできて丸まる猫から元気ゲージを溜めていくのだ。
今週末はそんな感じ。

猫と人間という生き物

猫と人間という生き物

猫も人間も同じ生き物だけれども、
時に、人間よりも猫の方が賢いのではないか、
と尊まずにはいられないことがあります。

今日は金曜日。
きっと皆さま、お疲れのことと思います。
お勤め人も、主婦も主夫も、学生も、休職者も。

起きて寝て食べて活動してもしなくても、
疲れるものは疲れます。

例に漏れず、私自身、
先週の土日に急ピッチで進めた、
引っ越し作業の余波から、
今週は精神的にも体力的にもやら

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雪見

雪見

室内飼いの猫は雪を知らない。
この時期の外の寒さを、過酷さを、野生を知らない。

私たちが必死で雪かきしたり、
滑らないように気をつけながら歩いたりしているのも、
きっと知らない。

それでも、ヒラヒラと、しんしんと降る雪を
食い入るように見つめている。

我が家の2匹目の猫はまだ1歳未満の為、
これが初めての「雪見」です。

真っ直ぐ窓の外を見つめ、
耳がぴくぴくと動きキョロキョロとして
ひとと

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寒さより猫のトイレで起きる朝女中の本領発揮といこうか | 寝ているのに何十個の夢を見ているような、そんな夜でした。ブースター睡眠薬(規定範囲内)もしたけど、あんまり良い夢は見れません。そんななか、ガサガサという音とともに起きるのはとても容易くて。朝から猫女中仕事開始です。本望!

暮れてゆく空の帳に負けぬよに 明くる年に筆を走らす | 朝も寒けりゃ夜も寒いし、16時には暗い。そんななか、ブラックフライデーセールだ、なんだとやっている(私も買ったけど)。

けれど、私の頭の中は、早めに作った年賀状のことでいっぱい!ウハウハ
ぼちぼち筆入れしようかな🐈‍⬛

人対人の関係で沸き起こる感情と、
猫対人の関係で出てくるきもちは、
何故違うんだろう。

不思議。

猫が与えてくれる無償の優しさは、
凄いなと思う今日です。

出来るようになる、という歓び

出来るようになる、という歓び

猫師匠から学ぶことは、数えきれないほど多い。

何度も記事に書いているのですが、
「猫師匠」とは我が家の猫2匹のうち、
先住猫です。
私が夫の部屋へ転がり込んだ方が猫師匠より後なので、
恐らく弟子だと思われている節があります。

「猫師匠」は辛いときや悲しい時は、
顔のそばであやすように寝てくれる、
そんな心優しき猫なのです。

そんな猫師匠の最近の得意技は、
引き戸の隙間を引っ掻いてこじ開けると

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たっぷり甘やかす、の。

たっぷり甘やかす、の。

トップ画に、上の森 シハさんのイラストを使わせていただきます。猫のシモベは多分皆さんこんな感じなのではないか、と思われます(私見です)。

今日は、それはそれは大変な一日でした。

私ではなく、新入り猫にとってです。

なんたって、彼にとって去勢手術の日だからです。
彼にとって大切な身体の一部を失うのですから。

でも、人間の女性が毎日ピルを飲んで、
生理不順や子宮内膜症などを予防するように、

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