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ラン x ローライ

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ローライ35やローライフレックスなどのビンテージカメラをランニングやハイキングに持っていき、走ったり山を歩いたりすることと昔のフィルムカメラで気に入った景色の写真を撮ることを両方… もっと読む
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記事一覧

フカフカ落ち葉の山道を狙って走りに行く

フカフカ落ち葉の山道を狙って走りに行く

冬場のランニングで楽しいことのひとつは、落ち葉が降り積もった道を走れること。種類や湿り具合によって、踏んだときの感触がパリパリだったりガサッとしてたりフニャフニャだったりします。

普段走るエリアにも多少のトレイルがあります。この時期のランでは、落ち葉の魅力に加えて寒風を遮ってくれるありがたさも。行く機会が増えます。

馴染みの道でも十分に楽しいのですが、長いトレイルがありません。もっと本格的に落

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超ミニマルなフィルムカメラ・ローライC35 ②兄弟モデルとどう違う?

超ミニマルなフィルムカメラ・ローライC35 ②兄弟モデルとどう違う?

前回の記事で書いた、小型軽量のミニマルなフィルムカメラ・ローライC35。数年ぶり、二度目の購入です。

前から手元にある同じシリーズの兄弟品ローライB35、ローライ35Sとはどう違うのでしょうか。

ローライB35とC35

ローライB35は、ローライ35シリーズの中でもっともC35と近いモデルです。共通しているのはどちらもシリーズの中で「廉価版」ということ。簡素なレンズと省略化された機能が特徴で

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超ミニマルな昔のフィルムカメラ・ローライC35ふたたび ①

超ミニマルな昔のフィルムカメラ・ローライC35ふたたび ①

3年前、ほんの2週間だけ手元にあったフィルムカメラ・ローライC35。もう使わないつもりだったのに、また入手してしまいました。

ローライC35というカメラ

ローライC35が作られたのは1969年〜1971年。ローライ35シリーズは生産が途中でドイツからシンガポールに移りますが、C35はすべてドイツ製です。小型軽量のローライ35「一家」の中でもとりわけ機能が省かれたカメラです。

大まかにいうと、

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超小型スリムな広角フィルムカメラVivitarをポケットに入れて走る

超小型スリムな広角フィルムカメラVivitarをポケットに入れて走る

走るときの相棒として、50年ほど前に作られたフィルムカメラ・ローライ35シリーズを何年も使っています。デザインもいいし、小型だし、使って楽しいカメラです。

でも、たまにほかのカメラも使ってみたくなるもの。うちには二眼レフのローライフレックス2.8Cもあり、本当に気に入っていますが、大きさと重さからランニングへ持ち出すのはなかなか覚悟がいります。

そんなときふと目に入ったのが、驚くほど小型で薄く

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ローライB35と夏の前後を走る

ローライB35と夏の前後を走る

半世紀ほど前に作られた、小型で可愛らしいフィルムカメラ・ローライ35シリーズ。ランニングに持ち出して気に入った景色で写真を撮る「ランxローライ」を数年続けています。

季節を問わず楽しみたいところですが、厳しいのは真夏。手のひらまで汗だくになるような時期は、さすがにカメラを傷めそうなので控えます。

なので、ローライ35で撮れるのは夏の前と後。シリーズの中でも軽量な「ローライB35」で撮った写真を

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2年ぶりの中古カメラ市、やっぱり「すごいの」があった

2年ぶりの中古カメラ市、やっぱり「すごいの」があった

先週から今週にかけて銀座で開催されていた「世界の中古カメラ市」、ちょうど近くに行く用事があったので終盤に少し見てきました。

行くのは2年ぶり。

普段、中古カメラ店に行くことはほとんどなく、こうした催しに行くのもちょっと緊張します。でもデパートの催事場を使ってるので雰囲気は明るく、着いてしまえば平気です。選りすぐりの品を揃えたお店が10以上、見どころがたくさんでした。特に「すごっ!」と思ったのが

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ローライB35を持って花見ラン

ローライB35を持って花見ラン

春。小さなフィルムカメラを持って走る「ランxローライ」が楽しくなる時期です。ローライB35をポケットに入れて桜が咲く中ランニングしてきました。

うちのローライB35はブラックのタイプ。重さ250gほど。シュッと締まった印象がします。これを持っていろんな場所を走ったり歩いたりしてきました。

今回は、桜の花盛りを過ぎたころ。葉っぱが出てきて、花と緑の対比がきれいです。

ローライB35は、ローライ

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ローライ35Sを持ってスノーシュー

ローライ35Sを持ってスノーシュー

この冬は雪のあるところに行けるかな。そう思ってるうちに3月が来ました。どうにか時間が取れそうな週末を見つけ、長野に行ってきました。

今回はローライ35Sを持参。スノーシュー&クラスカントリースキーを1日、ゲレンデでの普通のスキーを1日してきました。

行き帰りは時間かかるし、荷物も多くて疲れます。でも、やはり楽しいですね。

ローライ35Sは、小さいのでスキーウェアのポケットに楽々入ります。ゲレ

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デザイン抜群のフィルムカメラ・ローライ35の奥深い話と、最近見かけた希少モデル

デザイン抜群のフィルムカメラ・ローライ35の奥深い話と、最近見かけた希少モデル

ランニングやハイキングに、昔の小さなフィルムカメラ・ローライ35シリーズをよく持っていきます。
小型軽量でデザインが良く、使って楽しいカメラです。

このシリーズはオリジナルの「ローライ35」(1967年販売開始)に始まり、明るいレンズが付いたローライ35Sや機能を簡素にしたローライB35, ローライC35などいくつものモデルがあります。機能的にはローライ35Sが「高級モデル」とされる一方、ファイ

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今年「ビュー」数が高かった記事•読まれなかった記事 2022

今年「ビュー」数が高かった記事•読まれなかった記事 2022

2022年もあと少し。自分がnoteに書いてきた記事で、この一年で表示回数が多かった記事(noteダッシュボードで「ビュー」の数が多かった記事)をまとめてみます。それだけでは面白くないので、「ビュー」の数が少なかった記事も合わせて。

〈ビュー数が多かった記事〉

1位 故障したローライ35Sを直したい
私がランニングとローライ35を主要テーマのひとつとしてnoteを始めるきっかけとなったのが、ロ

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ローライB35を持ってロングロング60km走

ローライB35を持ってロングロング60km走

小さなフィルムカメラ・ローライ35シリーズの中でもとりわけ軽いローライB35。内部機構に金属ではなくプラスチックを多く使い、発売当時は「高級コンパクトカメラの中の廉価版」とされたモデルです。

でも今となっては、約240gというこの軽さが最大の強み。ランニングにフィルムカメラを持っていきたい私にとってはとても魅力的です。走ることとローライ35シリーズでの撮影を組み合わせた「ランxローライ」にたびた

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【ランxローライ】春〜夏、田んぼの脇を走る

【ランxローライ】春〜夏、田んぼの脇を走る

田園地帯を走るのが好きです。特に春から秋の田んぼは、様子がどんどん変わっていきます。いつもローライ35Sを持って走るわけではないので、フイルム写真に収められるのは限られた機会のみ。それでも、現像されたものを見ると「あの時期はこんな風だったな」と記憶がよみがえります。

田植えから間もない頃。

田んぼに水が張られ、稲が入ると一気に春本番という気分になります。

緑深まる木々と、伸びてきた稲。青空と

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ローライ35を『ワイドレンズ仕様」にする③ 35Sに付けられるコンバージョンレンズ

ローライ35を『ワイドレンズ仕様」にする③ 35Sに付けられるコンバージョンレンズ

10年以上使ってきたフィルムカメラ、ローライ35S。レンズ交換できないこのカメラで広角の写真を撮ることができるコンバージョンレンズがあると聞き、長らく探してきました。そしてしばらく前に見つけたのがこちら。

私が探していたものではあったのですが、この個体は装着できるレンズ径が24mm。ローライ35S(レンズ径30.5mm)でなく、オリジナルのローライ35などにしか付けられませんでした。

これを使

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【ランxローライ】ローライB35と季節を走る

【ランxローライ】ローライB35と季節を走る

今年はいつになく早い梅雨明けでした。あまりに暑い時期は、ランニングにフィルムカメラを持っていくのを控えます。手のひらまで汗をかくとカメラについてしまいますし、滑りやすくもなるからです。

急激に気温が上がる前の「ランxローライ」写真が現像から上がってきました。ローライB35を持ってランニングしたときの写真です。

ローライB35は、ローライ35シリーズの中でも軽量です。元々は普及タイプの廉価版とし

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