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読書の記録

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記事一覧

読書の記録 『イクサガミ 地』

待ちに待った続編が発売になりました。

今村翔吾さんの「イクサガミ 地」。
楽しみすぎて今村さんのTwitterを毎日チェックするほどで、発売日が分かった日には光の速さで予約しました。

本当は休日の今日、読むつもりでいたのです。が、我慢できなかった〜笑。
昨日、夫が出張中ということもあり、夕食後に“1章だけ”のつもりで読み始めたら止められず。気づいたら読み終えていました。

今回の主軸は主人公の

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読書の記録 『神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する』

なんとなく続けているnoteですが、わたし自身はなにぶん引き出しが少なく浅い人間です。自分の強みなんて知らないし、そんなものがあるのかも分からない。
ただ分かるのは、文字が好き。見るのも書くのも。
でもそれだけで続けられるほど、記事を更新し続けることは簡単じゃない。
1日も休まず更新している方を見ると、心の底から感嘆し、また尊敬します。それだけのエネルギーと、モチベーションの保ち方を伺いたいくらい

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読書の記録 『十五少年漂流記』

私を冒険小説に引き込んだのは『エルマーのぼうけん』。
そして、完全に冒険小説好きを決定づけたのは、ヴェルヌの『十五少年漂流記』。
新潮文庫の100冊フェアが始まってから気になっていて、ずっとそわそわしていたので購入しました。

表紙を捲ると、最初に舞台となるチェアマン島の地図が載っているのがアツい。
そういえば、ファンタジー小説でも最初にその世界の地図が載っているとテンション上がります。地図大好き

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読書の記録 『八本目の槍』

子供の頃は、関ヶ原によく遊びに連れて行かれた。古戦場跡とか、今はもう更地になっているらしい遊園地「メナードランド」とか。
小学校のときの野外合宿も関ヶ原だった。夜間の肝試し的イベントは本当に“出る”と言われていたし、その辺りを掘れば武士の骨が出てくるという噂もあった。
実家の墓がある場所の近くには、大谷吉継ゆかりのお寺とか徳川家康の陣跡とか、戦国の世に思いを馳せることのできる史跡が多い。

関ヶ原

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読書の記録 『後宮の烏』

とうとう完結を迎えた白川紺子さんの『後宮の烏』7巻を読み終えました。

烏妃(うひ)と呼ばれる妃・寿雪が後宮で起こる事件や謎を解決しながら、烏妃とは何かを知り、その呪縛に立ち向かっていく物語。

この作品に出会ったのは2020年の12月末。ちょうど5巻が発売された頃でした。
装画がめちゃくちゃ好みで、文字通りジャケ買いだったように思います。大晦日に立ち寄った書店で、とりあえず1巻だけ買って帰りまし

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読書の記録 『イクサガミ 天』

読書の記録 『イクサガミ 天』

公開されたあらすじを読んで、即購入を決めた今村翔吾さんの『イクサガミ 天』。

やっと読めました。
キャッチコピーは「斬れ。生き残れ。」

ざっくり言うとこんなあらすじなのですが、『こどく』と言ったらアレしかないでしょう。蛇やムカデ、カエルなどを100匹、壷に入れて共食いをさせる古代中国の呪術。

呪術廻戦でも今、死滅回游という蠱毒みたいなゲームをしていますが、『イクサガミ』発売の情報を見たときに

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読書の記録 『ファンが増える!文章術』

読書の記録 『ファンが増える!文章術』

いしかわゆきさんの『書く習慣』で書く楽しさを知り、毎日noteを書き続けて気づけば130日を過ぎました。ノリと勢いで始めた毎日更新ですが、ここまで続いたことに本人がいちばん驚いています。

日記を書いてみたり、趣味の手帳やアニメのことを語ってみたり。

そんな私、これまで文章術の本は読んでこなかったのですが、これからもnoteを続けたり書く仕事を目指すことを考えたとき、このままでいいのかなという不

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読書の記録 『煌夜祭』

読書の記録 『煌夜祭』

去年の12月、Twitterで偶然目にした #煌夜祭2020 のタグ。
多崎礼さんの第2回C★NOVELS大賞受賞作である『煌夜祭』に準え、冬至の夜に煌夜祭を読んだり、語り部として参加するイベントだった。

未読だったわたしはそのタグのついたツイートを眺めながら「楽しそうだな、わたしも参加したいな」と思っていた。

そして今年。どうやら #煌夜祭2021 が開催されるらしい。今年の冬至は12月22

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読書の記録 『日本異界図典』

読書の記録 『日本異界図典』

仕事で棚の整理をしていた時にふと目に止まった本。表紙の赤い鬼と目が合ってしまったので購入。
わたしが本を買う理由なんてこんなもん。

朝里樹さん監修『日本異界図典』

わたしは異界へ行ったことはもちろんない。けれど、それっぽい雰囲気の場所でちょっと怖い体験をしたことがある。

15年ほど前、お盆にひとりでお墓参りに行った。暑さに弱いわたしは、本格的に気温が上がる前にお参りをして帰ろうと、朝の5時に

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