マガジンのカバー画像

どうやって伝えるか

26
思いと言葉と音楽
運営しているクリエイター

記事一覧

力を持つとは

力を持つとは

 最近、勤務先が変わったのだが、その過程で感じたモヤモヤを整理しようと思う。

 はじめは、一応不本意な人事(本心では望んでいたかもしれない)にモヤモヤしているのだと思ったが、すぐにそうではないことに気付いていた。それは、自分以外の状況をみても「?」なことが多かったから、自分だけの問題ではないということだった。なぜ、そんなことになるの?ということが多くあった。

 権力というか、人脈というか、パワ

もっとみる
話が通じる幸せ

話が通じる幸せ

 仕事は大変なのだが、最近、心は凪いでいる。

炊事の手際が以前よりよくなって、以前より家事がいい気分転換になっているのかも。

 そして、私はスマートウォッチを着けていて、睡眠スコアを知ることができるのだが、スコアが最近すんごくよくなったのだ。以前は寝ている間もすんごいストレス反応が出ていたし、安眠できた気がしなかった。でも、最近いい具合に力が抜けているらしい。

 「話が通じない」苦しみをここ

もっとみる
誰のための記録なのか

誰のための記録なのか

手帳やノートでの記録、iPadのノートアプリでの記録、このnoteでの文章。とにかく「書く」という行為なしに私の日々は進むことはない。ただ、その画像をSNS上で公開できるかというと、(noteを除いて)内容上の問題はもちろん、ビジュアル的にもお見せできるものは皆無だと思う。今思ったけど、到底見せられないものを、人に見られる状態にしたものが、このnote上にアップしているものなのだろうと思う。大体こ

もっとみる
ハンディキャップというか癒えない傷みたいなものも、それはそれで自分なのだった

ハンディキャップというか癒えない傷みたいなものも、それはそれで自分なのだった

10月中旬に書いて公開してたけど、下書きに戻していたもの。長いけど、そのまま残しておくことにする。今は11月。

この1週間は実にハードだった。自分の良くないところは、極限に達する直前まで全くしんどそうに見えないらしいし、仕事もこなしているように見えてしまうことだと思う。社会人としてはもちろんだが、幼少期からも明るい優等生!!!として、いろいろな状況を生き延びてきたがために、がんばれてしまうのだが

もっとみる
エネルギーを注ぐのか吸い取られるのか

エネルギーを注ぐのか吸い取られるのか

働き方や暮らし方で葛藤を感じている、ここ数年(長)単純に転職しちゃえ、っていう感じにはならなかったからだ。自分の持っているものを活かしたり、誰かの役に立つ瞬間も多く味わったりしてきた。

ただ、体調を崩したり、プライベートが犠牲になりすぎたりして、「やりがい搾取」にうんざり。

とりあえず、エネルギーを注ぐ先を自分の意志で決めることを大切にするようにするだけで、少し生き延びられる気がする。世間体や

もっとみる
結局は 祈るしかない

結局は 祈るしかない

自分にできることはあるのか という葛藤
奢ってはいけない      という思い
何もせずに後悔はしたくない という逡巡
これ以上できることはない  という諦念、
あるいはエゴ
   (これ以上はな、、、っていう)

最後は 祈る ということ にたどり着く
それは 信じるということ

あなたなら だいじょうぶ
あるいは
動くことで 力を そっと届けるということ

私は 私が だいじょうぶだと思えたの

もっとみる
自己肯定感を上げたいのなら

自己肯定感を上げたいのなら

 娘が「お母さんの作ったお弁当、おいしい」って言ってくれるのは とっても嬉しい。報われたって思う。作った側の気持ちとしては。
 そして、お弁当を受け取る側の気持ちを考えた時、なんだか、ご飯とおかずのエネルギー以外のものも受け取っているなと思うのだ。作る人の力を分けてもらうような感じ。言い過ぎかもしれないけど、ここに「お弁当を食べる人へのネガティブな気持ち」って入り込みにくいなって思う。無条件、とま

もっとみる
リセット ~grace すべてが私にとって恵み~

リセット ~grace すべてが私にとって恵み~

かつて一緒にいた人とのつながりの多くが もう既に途切れつつあることに気づいた。時間が合わなくて会えない、会っても話がまったくかみ合わない、一緒にいて違和感しかない、など。たまたま、今タイミングが合わないだけかもしれない。いつかまた語り合うときがあるかも、あったら嬉しいのだけど、と思いながら 今はそっと距離を置く。

世界は自分で作っていい。仕事や家事に手を動かしながら、ふと「今している、これらのこ

もっとみる
教養~世界を広く見渡す〜

教養~世界を広く見渡す〜

これまでたくさんの人に出会ってきた。それぞれの言葉の使い方に、それぞれの生き方がにじみ出ている。

初っ端から脱線気味だが、私は本屋に行くたびに嬉しさと落ち着かなさを同時に感じる。たくさんのことを知りうる喜びと、ここにある本を読み切ることができないという(全部読みたい本ばかりってことではないが)焦りというか残念な気持ち。そして、世界は広くて、その本の数だけ世界があるんだと思い直して、そのスケールの

もっとみる
「私にはわかる」ことで何かを背負うよりも、今を生きる

「私にはわかる」ことで何かを背負うよりも、今を生きる

お天道様は見ているよ、という言葉には どきっとさせられる。
最近、「先のことなんてわかんなくてもいいのかもな」と思うときがある。

どちらかと言うと、直感が冴えている方だと思う。「視える」「メッセージが降りてくる」みたいなときもあった。ただの身の程知らずに過ぎないが、こんなことが見抜ける自分って結構すごいなって思ったことも何度かある。ただ、生きていく上で知らずに済むなら知らない方がいい、いわゆるタ

もっとみる
「ただそのまま」を認めて、そこからどう動くか考える(前回の補足)

「ただそのまま」を認めて、そこからどう動くか考える(前回の補足)

「あきらめる」。
藤本さきこさんが何度もおっしゃっている言葉だと思う。ありのまま認める、というようなこと。そこからの設定変更。

↓前回 書いたのは、「自分の周り」の事実について、と言えなくもない。まあ、周囲をどうみるか、は結局 自分がどんな人間かということでもあるのだが。↓

これまで「この人はどうしてこんな基本的なことを知らずに今までこの仕事をやってこれたんだろう」と何度も思うことがあった。「

もっとみる
絶望じゃない 明らめ

絶望じゃない 明らめ

世界の二分化。
同じ言葉を使っているのに、立ち位置が違いすぎて、全く違う意味になってしまっているという、どうしようもない状況。

少し前までは、そのことによるもどかしさ、そして仕事が滞る苛立ちを感じてもいた。

でも、これは どうしようもないかもしれないと開き直るというか、もう、自分は自分のいる世界で、できることをするしかないなと思うようになった。自分の世界に閉じこもる、というのとは少し違う。それ

もっとみる
帰ろう 〜今日からどう生きていこう〜

帰ろう 〜今日からどう生きていこう〜

去り際にも 思いやりとか懸命さを伝えることができれば そこでの生を全うできたと思えるのかなあと 最近思う。

捨て台詞を残して、とか 大変な困難を手付かずのまま残して、いや誰かに押し付けて去っていくなら、残されたものたちは その人のことをどう思い出したらいいのだろう。
また会いたい、とか もっと一緒に働きたい、と言えなくなってしまう。

生きるとは、他者にどんな姿を思い出してほしいかを考えることで

もっとみる
誠実な言葉に宿るもの

誠実な言葉に宿るもの

 最近話をさせていただいた、ある人の言葉には、静かな力が宿っていた。わからないことがあれば、すみませんが教えてほしい、と謙虚な姿勢で、そして穏やかな声で教えを請い、それを受けて、自身の考えや相手に伝えるべきことを伝える。その人が口を開くと、その場は、とても静かな、でも温かな空気で満たされるのだった。どうやらその方は、多くの人の悲しみや怒りに耳をきちんと傾けることを、仕事の中でも、ふだんの生活でも続

もっとみる