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「古希を迎えたICT支援員」

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70歳の誕生日を目前にマガジン「69歳の教育現場評論家の作文」を電子書籍にした。70歳の作文は「古希を迎えたICT支援員」と言うマガジンにまとめる。
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記事一覧

スマート

スマート

「スマートフォン」と口ずさんで、
「何だったか?」
と疑問がわき、検索する文字を打ちながら「スマホ」のことだと合点がいった。
 新幹線に乗るならスマートEXが便利だと思ったのは孫が生まれる前だから5年前になる。孫が生まれ、EXを数回使ったけれども、息子夫婦が帰省する機会が増え,やがてコロナでビデオに変わり、半年前一度使った程度に減ってしまった。そして、今日は七五三の祝いで、スマートEXを使って東京

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ゴタク御託

ゴタク御託

 年寄りのICT支援員が落ち込むのは先生から頼まれた仕事を全うできない時だ。結構危うい時もあったが、いつでも課題はクリアしてきた。だから、心配の必要はないのだが、いずれ出来ない時がやって来る。それも遠い先ではないだろうとの予測が臆病風を吹かせる。
 一太郎で書いた学校経営案をWORDに変換する仕事が舞い込んだ。教育目標や重点目標などが一太郎では四角形枠に囲まれている。それが全て罫線に変換される。こ

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すき

すき

 最近、随分前に書いたブログの作文に「すき」が来る。どんな作文だったかと読み直す。すると間違いが見つかり修正する。
 最近、この営みが妙に楽しい。自分の考えを再確認して更なる向上を目指せる。投稿時に点検しているのだが,
「それはそれ。」
自分のいい加減さは悲しくなる程だが、最近はそれも「伸びしろがあった」と楽しくなる。
 誤字や脱字があっても「すき」を押してくれる読者には頭が下がる。きっと私は書け

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ICTは頭を悪くする

ICTは頭を悪くする

 コンピュータが教師の仕事を楽にしてくれるとの思いからICT支援員を続けている。また、プログラミングは考える力を伸ばす気がして生徒にも指導してきた。定年後は非常勤講師とICT支援員と年金生活者の三つの草鞋を履いている。非常勤講師と言っても週3時間、特別支援学校でクラスの人数は各学年10名を超えない。そして、GIGAスクール構想が始まって約2年間、タブレットを使った授業を毎時間実践した。
 インター

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当たり前のこと

当たり前のこと

 当たり前のことに気づいたりする。教員免許状があったから定年まで教員ができた。大学に入って卒業したから免許がもらえた。入りやすい教員養成大学のそれもレベルの低い技術科だったが国立大のお陰で採用試験も合格できたらしい。そんな大学でも入れる学力があったからである。また、結婚と子供の誕生で,やっと仕事に打ち込むようになったヤクザな教員だった。あの時、2年留年して遊ぶだけ遊んだら大学も辞めるつもりだったの

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馬鹿げた無駄

馬鹿げた無駄

 昨日も今日も沿道に並ぶ人々の前を練り歩く。今年も「おまんと祭り」で旧高浜町内を縦断する行列に参加し、沿道の観客の中に知り合いを見つけ挨拶を交わした。
「おはようございます。」
「ご苦労様です。」
共に氏子委員を勤めた知り合いやまちづくり協議会の役員に頭を下げる。行列に加われば観客とは違う意識が生まれる。沿道で見る側は観衆であり、行列参加者は祭りを作る側になる。馬場で疾走する馬にトマるのは若者であ

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Twitter

 あまり見ないTwitterだが、少し贔屓はある。有名人では内田樹、鳩山由紀夫、小沢一郎。そして、友人知人のTwitter。
 ならば私もとツイートしてみたい。ブログに書いた文章の抜粋をツイートしたが反応はまるでない。1週間後に1つ「いいね」が来た。懲りずに今日は抜粋ではなくツイートを書いた。

高校入試のための評定を算出するために中学校の授業がある。そこには知る喜び、発見する喜び、成し遂げる喜び

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町内会、祭礼、そして教育現場の改革

町内会、祭礼、そして教育現場の改革

 一昨夜、3年ぶりに祭りの会合がもたれた。定年して町内会長を引き受けた延長で祭礼の氏子委員を4年、その後コロナで2年が過ぎた。
「もう,全てをやめたい」
と思ったが祭礼実行委員会に顧問として出席した。氏子委員経験者が顧問になる慣例である。集まったメンバーは町内会長の先輩で祭礼でも色々とお世話になった。3年ぶりの再会は懐かしかった。老後をこの町で過ごす身にとっては大切な知り合いであり,貴重な仲間であ

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沈みかかっている学校という名の船

沈みかかっている学校という名の船

 部活を社会体育に移行しようとすると
「生徒の気持ちを大切にしてほしい」
「子供を犠牲にしてはいけない」
錦の御旗のように反対意見を掲げる人々がいる。けれども、彼らは中学の状況が理解できていない。
 学校は沈みかかった船である。大量の水が入っていて学校本来の仕事が果たせていない。生徒の学力は塾がなければ成り立たない状況にあり、辛うじて高校入試の内申点を決定する機関としてだけ成立している。浸水してい

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保育園バスと同様に、教室でも毎時間、人数確認を

保育園バスと同様に、教室でも毎時間、人数確認を

 運転手は園児の降車後に車内を消毒することになっていたが、その日は3名の運転手全員が欠席で園長が運転をした。たとえ慣れていない園長であっても消毒をしていたらバスに置き去りにされた園児は死なずにすんだ。また、欠席確認連絡がズサンだったらしい。この状況を聞いて小中学校の教師の多くは驚いたに違いない。しかし、
「無断欠席が日常的だったから出欠を確認しなかった?」
「これは決して有ってはいけない。」
果た

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80歳までは

80歳までは

 行動規制のないお盆でもコロナだからと、会いに行くのを我慢した。息子夫婦は我々を可哀想だと思って孫の写真や動画を送ってくれる。それを見ながら
「今は、今しかない」
と、言い訳にもならない理由を根拠に昨日、日帰りで東京へ行った。
 到着して二人目の孫と対面、午後は上の孫と散歩に出かけた。暑さと痛風の痛みが重なって彼のスピードについていけない。孫の世話は若さと体力が要ることを痛感する。今のままでは子守

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どうなってるんだ日本!

どうなってるんだ日本!

 母子家庭で苦労して大学を出た20歳過ぎの女の子が就職して、大学時代の奨学金の返済が始まる時期に友人のSNSで投資話に誘われ、闇金から150万円を借りて投資した。これは経済知識の乏しい若者を騙す詐欺。150万円の返済ができずに自殺した20代の女性の母親の訴えをFacebookで読んだ。
 正社員ですら賃金は上がらない時代である。OECD加盟国の中で日本の賃金は平均以下で国民は苦しんでいる。そんな世

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ポイント還元・県民割

ポイント還元・県民割

 au payやpaypayにつくポイントは税金を使う訳ではなく、コンビニで使えるから許せるが、マイナンバーカードのポイントや県民割は買い物に行かない人や旅行に行かない人にはメリットがない。
 外出を控えてコロナの感染拡大を防ごうと努力している人にポイントをつけるから旅行に行って買い物に励めと勧める政策は矛盾している。ポイントを還元するための費用は税金だから、タコが自分の足を食ってるのと同じで国民

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新しいサイト

新しいサイト

 昨日、痛風の作文を書いたが、もう一箇所痛いところがある。こちらは右肩に1ヵ月以上居座っている。ただし、キーボードやマウスを使っても痛くはない。たとえ腕立て伏せを30回しても痛みはない。夜中に一度目覚める。その原因の3回に2回はトイレで、残りの1回が右肩に微かな痛みである。気になるけれども生活に支障はない。ただし、少しずつ頻度と痛みが増してきている。それでも、老化が原因だからと治療の対象からは外し

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