君村類

きみむらるい/短歌/七七/俳句/アイスと白湯と蝋梅が好きです/Twitter:@kmm…

君村類

きみむらるい/短歌/七七/俳句/アイスと白湯と蝋梅が好きです/Twitter:@kmmr_r09

記事一覧

#いわくのつけく2

みんなだいすき、そして私もお慕いしている岩倉曰さんの付け句のお題で短歌を作りました。 唯一無二のいわくさんの情景と言葉選びに楽しく作ることができました! ---------…

君村類
7か月前
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Twitterの俳句 2023.06

06/01 更衣迷惑メールもひっちゃぶく 06/02 四十雀うつくしさとは個の基準 06/03 朗らかな麦笛で、でもそれっきり 06/04 恍惚はされるためある泰山木 06/05 わたした…

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10か月前
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Twitterの俳句 2023.05

05/01 魚島の命のすべてに探す人 05/02 燃え盛る躑躅へ語る逃避行 05/03 しあわせへ少しの陰り春日傘 05/04 世界なんて見える範囲だけ潮干狩 05/05 宛先を消した手紙…

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10か月前
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Twitterの俳句 2023.04

04/01 空が青すぎて困った万愚節 04/02 死人とは話せずじまい春の波 04/03 陽炎と最終楽章で待つよ 04/04 青麦のひとつひとつが君で 困る 04/05 清明の窓のすべてへ…

君村類
11か月前
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Twitterの俳句 2023.03

03/01 百貨店のちりめんじゃこはおとなしい 03/02 双蝶に見ているキュートアグレッション 03/03 恋と認めたら楽なのに薄紅梅 03/04 磯焚火おぼえなき胎児の記憶 03/05…

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1年前
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Twitterの俳句 2023.02

02/01 踊りましょう、三寒四温は変拍子 02/02 寒紅が沈黙もうつくしくする 02/03 冬惜しむ傷は膿ませず乾かして 02/04 立春はカフェインよりも鋭い 02/05 春日におひ…

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1年前
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Twitterの俳句 2023.01

01/01 人のまま屠蘇が唇へと触れる 01/02 年新た北極星は手の内へ 01/03 去年の香りをクローゼットから抜く 01/04 俺にない抱負が飛んで来る賀状 01/05 小寒は部屋の…

君村類
1年前
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Twitterの俳句 2022.12

12/01 選ばなかった道で咲く花八手 12/02 ミュラー・リヤー錯視になって厚着 12/03 紅葉散る下げた頭にある重み 12/04 言伝の灰から産んだ百合鴎 12/05 枯園に瞬いて…

君村類
1年前
4

Twitterの俳句 2022.11.

11/01 晩秋にふたりで笑っていた虚構 11/02 見下せば野山の色と同じ国 11/03 露寒に いいから少し黙っていて 11/04 うつくしく死ぬひととする冬仕度 11/05 破芭蕉嘘…

君村類
1年前
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Twitterの俳句 2022.10.

10/01 目眩 栄光を遺物に天高し 10/02 それからは冷ゆる意識の底に居る 10/03 秋の蛇おれにエデンは早すぎた 10/04 割るさつまいもからファンファーレの湯気 10/05 …

君村類
1年前
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朝俳句 -2022.09

09/01 適切な孤独を見つけ休暇果つ 09/02 野葡萄や余韻としてのキスの痕 09/03 秋手入あなたは黙るのが得意 09/04 秋涼しすれ違うのは未成年 09/05 梨売の  そ…

君村類
1年前
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朝俳句 -2022.08

08/01 舐めあった傷の甘さの暑気払 08/02 炎昼にすれ違うのはすべて死者 08/03 過ぎる日を閉じこめて咲く百日草 08/04 プールの水を叩き割るギャングエイジ 08/05 そ…

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1年前
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朝俳句 -2022.07

07/01 戦闘は斯くあるべしと鰹釣 07/02 ではそこで見ていろよ黒南風と死ぬ 07/03 蚊の声が描く命の相似形 07/04 黙っても仕方がないのにね浮葉 07/05 黴の香を嗅ぐほ…

君村類
1年前
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朝俳句 -2022.06

06/01 甘藍の層にうまれるアルペジオ 06/02 健康は金では買えぬ泥鰌汁 06/03 落し文を開けば弾け飛ぶ涙 06/04 野茨の絡まる脚と死の舞踏 06/05 麦の穂が揺れて   …

君村類
1年前
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朝俳句ひと月ぶん -2022.05

05/01 黄金週間を混ざっていく訛 05/02 母も母の母より産まれ来て鰊 05/03 独活和とそれから言えなかったこと 05/04 争いの炎の絶えぬまま暮春 05/05 ツァイガルニク…

君村類
1年前
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朝俳句ひと月ぶん -2022.04

04/01 虫出しの雷に転がるしゃれこうべ 04/02 桜東風わたしにかつてあった灘 04/03 芯にいる小さな子ども春日影 04/04 沈黙の得手であるほど春眠し 04/05 薄葉紙をめ…

君村類
2年前
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#いわくのつけく2

みんなだいすき、そして私もお慕いしている岩倉曰さんの付け句のお題で短歌を作りました。
唯一無二のいわくさんの情景と言葉選びに楽しく作ることができました!
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※前掲のポストを元に作成しています
※「上」:上の句いわくさん、下の句君村
「下」:上の句君村、下の句いわくさん

上1. 逆さまに認識すれば常識でないほうへ引く蛍光マーカー
下2. Squall 傘を失くしてそれだけじ

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Twitterの俳句 2023.06

06/01 更衣迷惑メールもひっちゃぶく
06/02 四十雀うつくしさとは個の基準
06/03 朗らかな麦笛で、でもそれっきり
06/04 恍惚はされるためある泰山木
06/05 わたしたちはきっと茨の花のうまれ
06/06 黄金の芒種の中を子は一途
06/07 蜻蛉生る明日を明日とは知らぬまま
06/08 若竹の伸びる速さに勝つおまえ
06/09 清潔なベッドルームへ撒く清水
06/10 くちづ

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Twitterの俳句 2023.05

05/01 魚島の命のすべてに探す人
05/02 燃え盛る躑躅へ語る逃避行
05/03 しあわせへ少しの陰り春日傘
05/04 世界なんて見える範囲だけ潮干狩
05/05 宛先を消した手紙の舞う立夏
05/06 筍の伸びる速さで叶う夢
05/07 桐の花あなたこそ哲学だった
05/08 錆びついた記憶の鎖を断つ五月
05/09 水の色のネイルカラーを買う薄暑
05/10 これは愛鳥週間に産む卵
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Twitterの俳句 2023.04

04/01 空が青すぎて困った万愚節
04/02 死人とは話せずじまい春の波
04/03 陽炎と最終楽章で待つよ
04/04 青麦のひとつひとつが君で 困る
04/05 清明の窓のすべてへ火を灯す
04/06 菜の花も警告色を少し抱く
04/07 初虹はおまえのたましいからできた
04/08 頭上には果て無き銀河仏生会
04/09 逃げ水の手前でもつれてしまう舌
04/10 黒塗りの箇所も照らして

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Twitterの俳句 2023.03

03/01 百貨店のちりめんじゃこはおとなしい
03/02 双蝶に見ているキュートアグレッション
03/03 恋と認めたら楽なのに薄紅梅
03/04 磯焚火おぼえなき胎児の記憶
03/05 ご覧、あれがヒトのカルマで点く山火
03/06 啓蟄のわたしがうしなったすべて
03/07 世界中芽立がつくる点描画
03/08 正しさの数だけ延びる蜷の道
03/09 はるかなる悔悟の果てにマント脱ぐ
03/

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Twitterの俳句 2023.02

02/01 踊りましょう、三寒四温は変拍子
02/02 寒紅が沈黙もうつくしくする
02/03 冬惜しむ傷は膿ませず乾かして
02/04 立春はカフェインよりも鋭い
02/05 春日におひとりさまで何が悪い
02/06 斑雪嶺よ得てしてヒトは不完全
02/07 目目目目目目目目目(ごめん)白魚汲む
02/08 エンドロールムービーの中を針祭る
02/09 それもまた情熱であり畦を焼く
02/10 

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Twitterの俳句 2023.01

01/01 人のまま屠蘇が唇へと触れる
01/02 年新た北極星は手の内へ
01/03 去年の香りをクローゼットから抜く
01/04 俺にない抱負が飛んで来る賀状
01/05 小寒は部屋の暗がりに蹲る
01/06 梯子乗の見える高さが全て空
01/07 懺悔室として供する七日粥
01/08 まっさらなおまえに成人式が来る
01/09 墓標には輝きすぎているオリオン
01/10 広がった夢に似ている

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Twitterの俳句 2022.12

12/01 選ばなかった道で咲く花八手
12/02 ミュラー・リヤー錯視になって厚着
12/03 紅葉散る下げた頭にある重み
12/04 言伝の灰から産んだ百合鴎
12/05 枯園に瞬いていた星の跡
12/06 最期まで酢牡蠣は海を持っていた
12/07 リボンタイをきつく結んでやる大雪
12/08 ばらばらに地図はちぎられ開戦日
12/09 ボーナスがひかりに見えてくるなんて
12/10 週末の

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Twitterの俳句 2022.11.

11/01 晩秋にふたりで笑っていた虚構
11/02 見下せば野山の色と同じ国
11/03 露寒に いいから少し黙っていて
11/04 うつくしく死ぬひととする冬仕度
11/05 破芭蕉嘘をつくなら早くして
11/06 少しずつ世界はずれて秋の果
11/07 立冬に生まれた風は鋭い
11/08 火の爆ぜて潤目鰯も断末魔
11/09 ちり鍋であなたの箸をつかまえる
11/10 わたくしのみづうみにゐ

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Twitterの俳句 2022.10.

10/01 目眩 栄光を遺物に天高し
10/02 それからは冷ゆる意識の底に居る
10/03 秋の蛇おれにエデンは早すぎた
10/04 割るさつまいもからファンファーレの湯気
10/05 かさぶたがそこにも見えて障子貼る
10/06 宵闇に光る双眸を置いてきた
10/07 各々の狂気へ触れる水の秋
10/08 わかりあえないとわかりあう寒露
10/09 大いなる沈黙として色変へぬ松
10/10 秋

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朝俳句 -2022.09

09/01 適切な孤独を見つけ休暇果つ

09/02 野葡萄や余韻としてのキスの痕

09/03 秋手入あなたは黙るのが得意

09/04 秋涼しすれ違うのは未成年

09/05 梨売の  それ以外何も知らない

09/06 爪紅がタンゴのように揺れる夜

09/07 永遠になれないうちに来る白露

09/08 天国のドアは南瓜の硬さらしい

09/09 鰯引く手にはこれでもかと傷が

09/10

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朝俳句 -2022.08

08/01 舐めあった傷の甘さの暑気払
08/02 炎昼にすれ違うのはすべて死者
08/03 過ぎる日を閉じこめて咲く百日草
08/04 プールの水を叩き割るギャングエイジ
08/05 それにしても昆布の緑の豊か
08/06 見えないほうの星を思う原爆の日
08/07 秋立つや誰もに一度はあるデジャヴ
08/08 回想の中までやわらかな冬瓜
08/09 愛される証拠を数えても秋暑
08/10 生き

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朝俳句 -2022.07

07/01 戦闘は斯くあるべしと鰹釣
07/02 ではそこで見ていろよ黒南風と死ぬ
07/03 蚊の声が描く命の相似形
07/04 黙っても仕方がないのにね浮葉
07/05 黴の香を嗅ぐほんの僅かの自傷
07/06 源五郎一生にある浮き沈み
07/07 小暑から目指す暑さの消失点
07/08 初蝉の生きる力がおそろしい
07/09 伽羅蕗の色は盲点と同じ
07/10 破れた夢はそれっきり青田道
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朝俳句 -2022.06

06/01 甘藍の層にうまれるアルペジオ
06/02 健康は金では買えぬ泥鰌汁
06/03 落し文を開けば弾け飛ぶ涙
06/04 野茨の絡まる脚と死の舞踏
06/05 麦の穂が揺れて   仕方がなかったんだ
06/06 虚偽のツイートもはびこっていく芒種
06/07 いつまでも梅雨めく国で躍るがわ
06/08 純潔を問いつつ咲いている十薬
06/09 その口へ蜈蚣が這えばいいものを
06/10 落

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朝俳句ひと月ぶん -2022.05

05/01 黄金週間を混ざっていく訛
05/02 母も母の母より産まれ来て鰊
05/03 独活和とそれから言えなかったこと
05/04 争いの炎の絶えぬまま暮春
05/05 ツァイガルニク効果として来る立夏
05/06 はじまりのおわりは若楓の一葉
05/07 黄金比の余韻を残す麦嵐
05/08 まだ何も知らない頃に見た目白
05/09 4Kの画質で唸る卯月波
05/10 告げ口を海芋は咎めはしな

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朝俳句ひと月ぶん -2022.04

04/01 虫出しの雷に転がるしゃれこうべ
04/02 桜東風わたしにかつてあった灘
04/03 芯にいる小さな子ども春日影
04/04 沈黙の得手であるほど春眠し
04/05 薄葉紙をめくって清明が来る
04/06 鳥風のせいで(おまえを)殺せない
04/07 第三の目を閉じて見る花筏
04/08 忘れ霜その後のことを知りたくない
04/09 山桜焼き尽くされるネガフィルム
04/10 花過ぎや

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