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#村上春樹
カーソン・マッカラーズ 『心は孤独な狩人』
★★★★☆
2020年8月に新訳として刊行された本書。訳者は村上春樹。原書が出たのは1940年なので、約80年前です。
訳者あとがきにも書いてありますが、これがマッカラーズの処女作というのだから驚きです。23歳の新人作家がこの重厚な物語を書いたというのは、なんというか、信じがたいです。とんでもない才能というのでしょうか、ただただ脱帽です。
聾唖の男、十代の少女、カフェの店主、流れ者の
マーティン・アッシャー 『フィリップ・マーロウの教える生き方』
★★★☆☆
レイモンド・チャンドラーの長篇7冊を訳し終えた村上春樹が記念的な意味合いも含めて出したフィリップ・マーロウ名言集。
ニューヨークの出版社クノップフ(ランダムハウス)で長年編集者を務めていたマーティン・アッシャーが、フィリップ・マーロウものの長短篇から集めた引用句を編集した本作では、多種多様なジャンルごとに、長短様々な文章が並べられています。
チャンドラーといえば比喩やアフォリ
レイモンド・チャンドラー 『水底の女』
★★★☆☆
2017年刊行。訳者は村上春樹。『ロング・グッドバイ』から始まったチャンドラー長篇翻訳シリーズも7つめの今回でラストです。訳した順と出版順はちがうので、これが最後の作品というわけではありませんが。
一応僕はこれまでに出ていた村上春樹訳のチャンドラー作品を出版順に読んできました。『ロング・グッドバイ』が2007年に出たので足かけ10年読んできたことになります。10年と書くと、
柴田元幸 『代表質問 16のインタビュー』
★★★★☆
翻訳者である柴田元幸が小説家を中心に13人の方にインタビューをしています。内容は主に小説や文学についてと、翻訳についてです。イベントでのトークショーの文字起こしと雑誌に掲載されたインタビューがほとんどです。
僕はソフトカバーで読みましたが、文庫化もされています。
主な作家は、スチュアート・ダイベック、村上春樹、バリー・ユアグロー、内田樹などです。翻訳家の岸本佐知子へのインタビ