あきこ

双極性障害と共に生きるアラフォー女性。 3回の入退院を経て治療抵抗性の双極性障害と診断…

あきこ

双極性障害と共に生きるアラフォー女性。 3回の入退院を経て治療抵抗性の双極性障害と診断。 12年の自宅療養を経て社会復帰に向けて少しずつ動き出せるようになってきたかなという最近。 毎日のささやかな幸せを大切に、穏やかに愉しく生きたいと思っています。 ときどき読書感想文も書きます。

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記事一覧

ガブリエル・シャネルにもらった勇気

先日、三菱一号館美術館で開催されていたガブリエル・シャネル展に足を運びました。この展覧会は2020年にパリで開催されたものを日本向けに再構成した国際巡回展で、ガブリ…

あきこ
1年前
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前回の投稿でお話しした通りしばらく酷いうつ状態で8月に入ってから1度しか外出できていなかったのにコロナに感染し療養中です。
2022年の8月はわたしにとって大殺界…
皆さまもご自愛くださいませ🙇‍♀️

あきこ
1年前
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3週間ほど、酷いうつ状態で廃人となっておりました。
軽いうつ状態となった今は、あのとき耐え抜いて良かった〜と思っています。
病気に振り回される人生を歩んでいるけれど、上手く付き合って自分の人生を納得行く形で歩めたらなと心から思います。

あきこ
1年前
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躁状態とうまく付き合うために

双極性障害と付き合っていく上で最も大切といっても過言ではないのが、軽躁や躁状態のコントロールだと思う。本当に怖い症状で社会的に破滅しかねないことを何度も繰り返し…

あきこ
1年前
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長く真っ暗なトンネルの先に見えた一筋の光を信じたい

20代後半から30代ほぼ全部、双極性障害の闘病生活で、キャリアを積むとか自分の家庭を築くとか、若い頃当たり前にできると信じていたことが全くできなかった。 その悲しみ…

あきこ
2年前
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軽妙洒脱…『コーヒーと恋愛』を読んで

コーヒーと恋愛 獅子文六 あらすじ まだテレビが新しかった頃、お茶の間の人気女優、坂井モエ子43歳はコーヒーを淹れさせればピカイチ。 そのコーヒーが縁で演劇に情熱を…

あきこ
2年前
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若き日のヘミングウェイに学ぶ人生〜『移動祝祭日』を読んで

移動祝祭日 ヘミングウェイ あらすじ 1920年代、パリ。未来の文豪はささやかなアパートメントとカフェを往き来し、執筆に励んでいた。創作の苦楽、副業との訣別、"ロスト…

あきこ
2年前
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瑞々しく美しい…『旅をする木』を読んで

旅をする木 星野道夫 あらすじ 広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカ。1978年に初めて降り立った時から、その美しくも厳しい自然と動物たちの生き様を写真…

あきこ
2年前
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約1年ぶりに軽躁状態が現れました。
自分なりの対策を講じて何とかやっていますが、脳のバグはやはり一生付き合っていくものなのかなと思うと、ちょっと疲れますね。
今度軽躁との付き合い方を自分のためにまとめてみようかな。

あきこ
2年前
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うつ抜けしたいわたしのセルフケア

うつは辛い。 文字通り何もできない。 今まさにそんな状態なのですが、何とか抜け出したくて、このnoteを書いています。 今できること、何だろう。 ⓪ふわふわのブラン…

あきこ
2年前
18

大人のためのおとぎ話…『赤いモレスキンの女』 を読んで

赤いモレスキンの女 アントワーヌ・ローラン 吉田洋之訳 あらすじ 書店主が拾ったバッグには、赤いモレスキンの手帳が入っていた。 男は離婚歴のある書店主。女は夫と死…

あきこ
2年前
12

今年一年ありがとうございました!
私はあまり特別なことをせず穏やかな年末年始をと心掛けて過ごしております。
皆さま良いお年をお迎えください✨

あきこ
2年前
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双極性障害2021年後半まとめ

久しぶりのnote更新です。今日は今年後半について簡単に振り返りたいと思います。 7月 メンタルは元気、体はややしんどい 8月 メンタルは元気、体はややしんどい 9月…

あきこ
2年前
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ひとりで生きるということ

最近もやもや悩んでいる。 私は双極性障害を理由に離婚した過去があるのだけれど、その理由のひとつに「子どもを持たない」と決めたことも入っていたように思う。 双極性…

あきこ
2年前
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そういえば前回の記事の減薬には失敗してしまい、紆余曲折あり今はテグレトール100mg服用しています。今の私にはまだ必要なお薬のようです。いつか卒業できたら嬉しいな。

あきこ
2年前
8

減薬が一歩進んだ日

夏が終わる。 双極性障害と診断されて丸10年。 本当に辛いことばかりの10年を乗り越えて、少しずつ穏やかな日々が戻ってきた。 躁状態を抑える薬と、うつ状態を持ち上げる…

あきこ
2年前
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ガブリエル・シャネルにもらった勇気

ガブリエル・シャネルにもらった勇気

先日、三菱一号館美術館で開催されていたガブリエル・シャネル展に足を運びました。この展覧会は2020年にパリで開催されたものを日本向けに再構成した国際巡回展で、ガブリエル・シャネルの仕事に焦点を当てる回顧展が日本で開催されたのは32年ぶりのことだったそうです。

「20世紀で最も影響力の大きい女性デザイナー」といわれているガブリエル・シャネル(1883~1971)。シャネルのシンプルかつ洗練された服

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前回の投稿でお話しした通りしばらく酷いうつ状態で8月に入ってから1度しか外出できていなかったのにコロナに感染し療養中です。
2022年の8月はわたしにとって大殺界…
皆さまもご自愛くださいませ🙇‍♀️

3週間ほど、酷いうつ状態で廃人となっておりました。
軽いうつ状態となった今は、あのとき耐え抜いて良かった〜と思っています。
病気に振り回される人生を歩んでいるけれど、上手く付き合って自分の人生を納得行く形で歩めたらなと心から思います。

躁状態とうまく付き合うために

躁状態とうまく付き合うために

双極性障害と付き合っていく上で最も大切といっても過言ではないのが、軽躁や躁状態のコントロールだと思う。本当に怖い症状で社会的に破滅しかねないことを何度も繰り返した。何年も苦労した。最近は自分なりにだいぶコントロールできてきたと思うので、いつか自分がまた躁転しかけたときの助けになるようにそのコツをまとめたいと思う。

1.躁状態を抑えてくれる気分安定薬を服用する、頓服薬も常備する。炭酸リチウムもバル

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長く真っ暗なトンネルの先に見えた一筋の光を信じたい

長く真っ暗なトンネルの先に見えた一筋の光を信じたい

20代後半から30代ほぼ全部、双極性障害の闘病生活で、キャリアを積むとか自分の家庭を築くとか、若い頃当たり前にできると信じていたことが全くできなかった。
その悲しみとか苦しみは確かに今もある。
だいぶ諦めがついたつもりだけど、何で自分がこんなに苦しまなくてはいけなかったんだろうと思ってしまう夜はある。

わたしの病識が足りなかったせいもあるけれど、今の主治医に出会うまで、治療が全く上手くいかず何年

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軽妙洒脱…『コーヒーと恋愛』を読んで

軽妙洒脱…『コーヒーと恋愛』を読んで

コーヒーと恋愛
獅子文六

あらすじ
まだテレビが新しかった頃、お茶の間の人気女優、坂井モエ子43歳はコーヒーを淹れさせればピカイチ。
そのコーヒーが縁で演劇に情熱を注ぐベンちゃんと仲睦まじい生活が続くはずが、突然"生活革命"を宣言し若い女優の元へ去ってしまう。
悲嘆に暮れるモエ子はコーヒー愛好家の友人に相談…ドタバタ劇が始まる。
人間味溢れる人々が織りなす軽妙な恋愛ユーモア小説。

感想
昭和に

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若き日のヘミングウェイに学ぶ人生〜『移動祝祭日』を読んで

若き日のヘミングウェイに学ぶ人生〜『移動祝祭日』を読んで

移動祝祭日
ヘミングウェイ

あらすじ
1920年代、パリ。未来の文豪はささやかなアパートメントとカフェを往き来し、執筆に励んでいた。創作の苦楽、副業との訣別、"ロスト・ジェネレーション"と呼ばれる友人たちとの交友と軋轢、そして愛する妻の失態によって被った打撃。30年余りを経て回想する青春の日々は痛ましくも麗しい。

感想
20代のヘミングウェイの生き様を本人の回想により知ることのできる貴重な一冊

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瑞々しく美しい…『旅をする木』を読んで

瑞々しく美しい…『旅をする木』を読んで

旅をする木
星野道夫

あらすじ
広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカ。1978年に初めて降り立った時から、その美しくも厳しい自然と動物たちの生き様を写真に撮る日々。生と死が隣り合わせの生活を静かでかつ味わい深い言葉で綴る33篇を収録。

感想
こんなに瑞々しく美しい文章を読んだのは初めて。
自然と人に愛情を持ち、優しさに満ち溢れた星野さんの生き様は、人生における大切なことについて気

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約1年ぶりに軽躁状態が現れました。
自分なりの対策を講じて何とかやっていますが、脳のバグはやはり一生付き合っていくものなのかなと思うと、ちょっと疲れますね。
今度軽躁との付き合い方を自分のためにまとめてみようかな。

うつ抜けしたいわたしのセルフケア

うつ抜けしたいわたしのセルフケア

うつは辛い。
文字通り何もできない。

今まさにそんな状態なのですが、何とか抜け出したくて、このnoteを書いています。

今できること、何だろう。

⓪ふわふわのブランケットに包まる
うつがひどいときはこれしかない。
辛くても、暖かくて心地良く安心、その感覚だけでも味わえるから。

①アロマオイルの香りを嗅ぐ
今使っているのはYOU&OILのHAPPYの香り。名前が良いですよね。
柑橘とゼラニウ

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大人のためのおとぎ話…『赤いモレスキンの女』 を読んで

大人のためのおとぎ話…『赤いモレスキンの女』 を読んで

赤いモレスキンの女
アントワーヌ・ローラン 吉田洋之訳

あらすじ
書店主が拾ったバッグには、赤いモレスキンの手帳が入っていた。
男は離婚歴のある書店主。女は夫と死別した金箔職人。
見知らぬ二人を結ぶ赤い手帳と一冊の本。

感想
これはまさに大人のためのおとぎ話…!
拾ったバッグの持ち主に惹かれていくなんてこと、現実であるだろうか。
孤独な大人たちにこそおとぎ話は必要だったりするのかも。
個人的に

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今年一年ありがとうございました!
私はあまり特別なことをせず穏やかな年末年始をと心掛けて過ごしております。
皆さま良いお年をお迎えください✨

双極性障害2021年後半まとめ

双極性障害2021年後半まとめ

久しぶりのnote更新です。今日は今年後半について簡単に振り返りたいと思います。

7月 メンタルは元気、体はややしんどい

8月 メンタルは元気、体はややしんどい

9月 体がしんどいのが辛すぎて気持ちまで落ち込みうつ状態に、徐々に回復

10月 メンタルは元気、体はややしんどい

11月 メンタルは元気、体はややしんどい

12月 体がしんどいのが辛すぎて気持ちまで落ち込みうつ状態に、徐々に回

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ひとりで生きるということ

最近もやもや悩んでいる。

私は双極性障害を理由に離婚した過去があるのだけれど、その理由のひとつに「子どもを持たない」と決めたことも入っていたように思う。

双極性障害でも、子どもを持って素敵な家庭を築いている方たちも沢山いらっしゃいます。その方たちを否定する気持ちは一切ないことをここに申し添えます。

なぜ、私は「子どもを持たない」と決めたのか。単純に若い頃は子どもの可愛さをよくわかっていなかっ

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そういえば前回の記事の減薬には失敗してしまい、紆余曲折あり今はテグレトール100mg服用しています。今の私にはまだ必要なお薬のようです。いつか卒業できたら嬉しいな。

減薬が一歩進んだ日

減薬が一歩進んだ日

夏が終わる。
双極性障害と診断されて丸10年。
本当に辛いことばかりの10年を乗り越えて、少しずつ穏やかな日々が戻ってきた。

躁状態を抑える薬と、うつ状態を持ち上げる薬と、不眠症の薬と、3タイプ7種類の薬を飲んでいるのだけど、今日躁状態を抑える薬を卒業できることになった。
その薬なしで自分を保てるか不安もあるけれど、副作用がきつい薬だったので飲まなくて良いのはやっぱり嬉しい。ちなみに断薬したのは

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