穴藤

猫の散歩人改め介護人/『Bionic Commando』208周/スキな漫画家:尾玉な…

穴藤

猫の散歩人改め介護人/『Bionic Commando』208周/スキな漫画家:尾玉なみえ/敬愛する先人たち:水木サン、漱石さん、モリカズさん、富野さん、タモさん、Mr. Lynch、半藤さん、細野さん、山﨑努さん/

マガジン

  • 水木道

  • てつねこ

    「我々はどこから来てどこに行くのか?」 この問いに対する答えは、とっくに出ている。 〜生命教・人工人格・自発的絶滅・「家事」と「生業」〜

  • 英語無手勝流

  • バイコマ道

    PS3ゲーム「Bionic Commando」のこと

  • Lynch道

    David Lynch開連。

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人間の終わり

【自発的絶滅】つらつらと考えてみると、自らが作り上げた人工人格に文明を譲渡したのちに自発的絶滅を果たすことが、現生人類の「生物種としての天寿」の全うなのだ。た…

穴藤
1年前
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『ゴジラ -1.0』:メモ

Prime Video/2024年5月8〜10日/ ▼面白く観た。カラー版とモノクロ版、それぞれ1周ずつした。この映画は、ゴジラの「臨場感」に尽きる。 ▼登場人物たちは、まるでNHK…

穴藤
16時間前

「沸騰しているお湯は、焼き立てのトーストより熱くない」

焼き立てのトーストを包んだらクレラップが溶けてしまった、という事件が起きた。調べてみると、クレラップの耐熱温度は140℃。輒ち、焼き立てのトーストは140℃を超えてい…

穴藤
2日前

『光る君へ』第18回「岐路」:メモ

▼今回の一番は「道兼の死に様」。疫病で死が迫っていることを知った病床の道兼は、思わず手を合わせ御経を唱え始めるが、ハッとなってすぐに止めてしまう。「穢れた人殺し…

穴藤
5日前
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さっきたまたま見たEテレの番組に、アロー教授と助手のベクターが「別の役」で出ていて、嬉しかった。(2024.5.4)

穴藤
7日前
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『鬼太郎誕生〜ゲゲゲの謎』:メモ

『鬼太郎誕生〜ゲゲゲの謎』をPrime Videoで観た。小分けにしないで一気に観た。 『ゲゲゲの鬼太郎』で、『総員玉砕せよ』の「魂」を語っている作品。別の言い方をすれば…

穴藤
8日前

『水曜日のダウンタウン』で、同じ仕掛け人(女の人)のハニートラップに連続して4回も引っかかっていた芸人を観た。何度も何度も不二子に「騙される」ルパン三世は現実に存在したのだ、と思った。

穴藤
8日前

『範馬刃牙』(アニメ版):メモ

夜中にやっていた『範馬刃牙』のアニメを観た(原作は2ページくらいしか読んでない)。刃牙と勇次郎の「絡み」(「親子らしく」一緒に御飯を食べる複数の場面)が、完全に…

穴藤
9日前

ああ、妊娠って「リスク」なんだね?

「妊娠のリスク」という言い回しが性犯罪(とそれに類すること)の文脈以外の、日常レベルの文脈で使われることに、現代人の殆どが特に違和感を感じないのは、完全な知性現…

穴藤
9日前

【英語無手勝流】疑問文はただの強調文(倒置法)。

穴藤
10日前

『光る君へ』第16回「華の影」:メモ

『光る君へ』第16回「華の影」の2周目を観ているときに思った。道兼(レオくん)が、疫病患者の「治療」施設へ出かけていったのは、「疫病のモト」(患者の身につけていた…

穴藤
13日前

「猫の缶詰」で思う日本語

猫の糞の始末をしているとき、ふと思った。 「猫の缶詰」は、「猫用の缶詰(この場合、猫の餌の缶詰)」と「猫の肉が入った缶詰」のどちらの意味にも取れる。しかし、今(…

穴藤
2週間前

アンチサンド

穴藤
2週間前

そういえば観たことないなと思って、キューブリックの『EYES WIDE SHUT』を観た。江戸川乱歩だった。

穴藤
2週間前

『光る君へ』第15回「おごれる者たち」:メモ

『光る君へ』第15回「おごれる者たち」を観た。 一番盛り上がったのは、〔道隆の息子〕と道長の「弓比べ」の場面。それぞれが願い事を言ってから弓を射るアレって、クーパ…

穴藤
2週間前
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今頃アレだけど、中島みゆきの「アザミ嬢のララバイ」の「アザミ嬢」って、フェリーニの『道』の「ジェルソミーナ」から来てるのかな?

穴藤
2週間前
人間の終わり

人間の終わり


【自発的絶滅】つらつらと考えてみると、自らが作り上げた人工人格に文明を譲渡したのちに自発的絶滅を果たすことが、現生人類の「生物種としての天寿」の全うなのだ。ただし、自発的絶滅は集団自殺ではない。自発的な繁殖放棄である。言い換えるなら、人類は、自発的絶滅よって初めて、利己的な遺伝子に対する全面勝利(R. Darkinsの夢)を実現する。

「但し…」と思う。天寿を全うできない個人がいくらでもいるよ

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『ゴジラ -1.0』:メモ

Prime Video/2024年5月8〜10日/

▼面白く観た。カラー版とモノクロ版、それぞれ1周ずつした。この映画は、ゴジラの「臨場感」に尽きる。

▼登場人物たちは、まるでNHK「朝の連続テレビ小説」に出てくるような、妙なひねりは何もないキャラクターばかりで、わかりやすさ全開だった。ただ、「連ドラ」キャラだとしても、主人公敷島(神木くん)の人物造形は、「筋立てのための人工物」感が強過ぎた。

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「沸騰しているお湯は、焼き立てのトーストより熱くない」

焼き立てのトーストを包んだらクレラップが溶けてしまった、という事件が起きた。調べてみると、クレラップの耐熱温度は140℃。輒ち、焼き立てのトーストは140℃を超えていたということだ。意外。そんなに熱かったのか。

グラグラ湧いているお湯に自分の手をいれるのは想像するだけで恐ろしいことだし、100℃に満たない熱湯でも、飛沫一粒当たっただけで、「熱っち!」となる。けど、焼き立てのトーストは割合みんな平

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『光る君へ』第18回「岐路」:メモ

▼今回の一番は「道兼の死に様」。疫病で死が迫っていることを知った病床の道兼は、思わず手を合わせ御経を唱え始めるが、ハッとなってすぐに止めてしまう。「穢れた人殺し」でしかない自分が、ぬけぬけと浄土(天国)に行こうしていることに気づいたからだ。そして、そんな自分を嘲笑う。因みに、前々回、物語的には道長だけが行けばいい悲田院に、道兼も行った(行かせた)理由が、今回「回収」された。道隆「暗殺」の手段を手に

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さっきたまたま見たEテレの番組に、アロー教授と助手のベクターが「別の役」で出ていて、嬉しかった。(2024.5.4)

『鬼太郎誕生〜ゲゲゲの謎』:メモ

『鬼太郎誕生〜ゲゲゲの謎』をPrime Videoで観た。小分けにしないで一気に観た。

『ゲゲゲの鬼太郎』で、『総員玉砕せよ』の「魂」を語っている作品。別の言い方をすれば、『鬼太郎:エピソード0』であると同時に『総員玉砕せよ:The Return』。あと、「京極堂」要素もある。

「水木思想/水木哲学」の奥底にある「根源的な怒り」は表現できていたけれど、もう一段深い、底を抜けた先にある、水木サン

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『水曜日のダウンタウン』で、同じ仕掛け人(女の人)のハニートラップに連続して4回も引っかかっていた芸人を観た。何度も何度も不二子に「騙される」ルパン三世は現実に存在したのだ、と思った。

『範馬刃牙』(アニメ版):メモ

夜中にやっていた『範馬刃牙』のアニメを観た(原作は2ページくらいしか読んでない)。刃牙と勇次郎の「絡み」(「親子らしく」一緒に御飯を食べる複数の場面)が、完全に『浦安鉄筋家族』を凌駕していて、笑った。すごいね、板垣恵介先生。「親子喧嘩」の方は、まあ、あんなもんだろ。お祖父ちゃんの秘技「dress」は「ひどかった」(褒め言葉)。

ああ、妊娠って「リスク」なんだね?

「妊娠のリスク」という言い回しが性犯罪(とそれに類すること)の文脈以外の、日常レベルの文脈で使われることに、現代人の殆どが特に違和感を感じないのは、完全な知性現象として振る舞いたい人間が生命現象に対して根源的に抱いている「疎ましさ」や「不愉快さ」が原因。人間は、自分が生き物であることを、心の底では「残念」に思っている。

(2024年5月2日 穴藤)

【英語無手勝流】疑問文はただの強調文(倒置法)。

『光る君へ』第16回「華の影」:メモ

『光る君へ』第16回「華の影」の2周目を観ているときに思った。道兼(レオくん)が、疫病患者の「治療」施設へ出かけていったのは、「疫病のモト」(患者の身につけていたもの、患者自身、あるいは道兼自身が感染者となる、など)を内裏に持ち込んで、疫病を感染させて「関白の首を取る」つもりなんだ、と。

あと、今回のエピソードのタイトルは、道長に第三の女の存在を確信し、不穏なホホホ笑いをする黒木華さんの「華」も

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「猫の缶詰」で思う日本語

猫の糞の始末をしているとき、ふと思った。

「猫の缶詰」は、「猫用の缶詰(この場合、猫の餌の缶詰)」と「猫の肉が入った缶詰」のどちらの意味にも取れる。しかし、今(西暦2024年)の日本で、「猫の缶詰」と言えば、「猫の餌の缶詰」一択である。逆に(逆に?)、今、この日本で、「牛の缶詰」と聞けば、大抵が「牛の餌の缶詰」ではなく、「牛の肉の缶詰」だと思うはずだ。牛を飼っている者は少ないし、だから、(仮に実

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そういえば観たことないなと思って、キューブリックの『EYES WIDE SHUT』を観た。江戸川乱歩だった。

『光る君へ』第15回「おごれる者たち」:メモ

『光る君へ』第15回「おごれる者たち」を観た。

一番盛り上がったのは、〔道隆の息子〕と道長の「弓比べ」の場面。それぞれが願い事を言ってから弓を射るアレって、クーパー特別捜査官が夢の中でチベット人から教わった捜査法を保安官たちの前で実践した場面とまるで同じ(ハリー「クーパー、ちょっといいか。これは本当に夢で教わった方法なのか?」 クーパー(嬉しそうに)「そうなんだ!」)。つまり、バカバカしいと思い

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今頃アレだけど、中島みゆきの「アザミ嬢のララバイ」の「アザミ嬢」って、フェリーニの『道』の「ジェルソミーナ」から来てるのかな?