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『ゴジラ -1.0』:メモ
Prime Video/2024年5月8〜10日/
▼面白く観た。カラー版とモノクロ版、それぞれ1周ずつした。この映画は、ゴジラの「臨場感」に尽きる。
▼登場人物たちは、まるでNHK「朝の連続テレビ小説」に出てくるような、妙なひねりは何もないキャラクターばかりで、わかりやすさ全開だった。ただ、「連ドラ」キャラだとしても、主人公敷島(神木くん)の人物造形は、「筋立てのための人工物」感が強過ぎた。
「沸騰しているお湯は、焼き立てのトーストより熱くない」
焼き立てのトーストを包んだらクレラップが溶けてしまった、という事件が起きた。調べてみると、クレラップの耐熱温度は140℃。輒ち、焼き立てのトーストは140℃を超えていたということだ。意外。そんなに熱かったのか。
グラグラ湧いているお湯に自分の手をいれるのは想像するだけで恐ろしいことだし、100℃に満たない熱湯でも、飛沫一粒当たっただけで、「熱っち!」となる。けど、焼き立てのトーストは割合みんな平
『水曜日のダウンタウン』で、同じ仕掛け人(女の人)のハニートラップに連続して4回も引っかかっていた芸人を観た。何度も何度も不二子に「騙される」ルパン三世は現実に存在したのだ、と思った。
『範馬刃牙』(アニメ版):メモ
夜中にやっていた『範馬刃牙』のアニメを観た(原作は2ページくらいしか読んでない)。刃牙と勇次郎の「絡み」(「親子らしく」一緒に御飯を食べる複数の場面)が、完全に『浦安鉄筋家族』を凌駕していて、笑った。すごいね、板垣恵介先生。「親子喧嘩」の方は、まあ、あんなもんだろ。お祖父ちゃんの秘技「dress」は「ひどかった」(褒め言葉)。
ああ、妊娠って「リスク」なんだね?
「妊娠のリスク」という言い回しが性犯罪(とそれに類すること)の文脈以外の、日常レベルの文脈で使われることに、現代人の殆どが特に違和感を感じないのは、完全な知性現象として振る舞いたい人間が生命現象に対して根源的に抱いている「疎ましさ」や「不愉快さ」が原因。人間は、自分が生き物であることを、心の底では「残念」に思っている。
(2024年5月2日 穴藤)
『光る君へ』第16回「華の影」:メモ
『光る君へ』第16回「華の影」の2周目を観ているときに思った。道兼(レオくん)が、疫病患者の「治療」施設へ出かけていったのは、「疫病のモト」(患者の身につけていたもの、患者自身、あるいは道兼自身が感染者となる、など)を内裏に持ち込んで、疫病を感染させて「関白の首を取る」つもりなんだ、と。
あと、今回のエピソードのタイトルは、道長に第三の女の存在を確信し、不穏なホホホ笑いをする黒木華さんの「華」も
「猫の缶詰」で思う日本語
猫の糞の始末をしているとき、ふと思った。
「猫の缶詰」は、「猫用の缶詰(この場合、猫の餌の缶詰)」と「猫の肉が入った缶詰」のどちらの意味にも取れる。しかし、今(西暦2024年)の日本で、「猫の缶詰」と言えば、「猫の餌の缶詰」一択である。逆に(逆に?)、今、この日本で、「牛の缶詰」と聞けば、大抵が「牛の餌の缶詰」ではなく、「牛の肉の缶詰」だと思うはずだ。牛を飼っている者は少ないし、だから、(仮に実
そういえば観たことないなと思って、キューブリックの『EYES WIDE SHUT』を観た。江戸川乱歩だった。
『光る君へ』第15回「おごれる者たち」:メモ
『光る君へ』第15回「おごれる者たち」を観た。
一番盛り上がったのは、〔道隆の息子〕と道長の「弓比べ」の場面。それぞれが願い事を言ってから弓を射るアレって、クーパー特別捜査官が夢の中でチベット人から教わった捜査法を保安官たちの前で実践した場面とまるで同じ(ハリー「クーパー、ちょっといいか。これは本当に夢で教わった方法なのか?」 クーパー(嬉しそうに)「そうなんだ!」)。つまり、バカバカしいと思い
今頃アレだけど、中島みゆきの「アザミ嬢のララバイ」の「アザミ嬢」って、フェリーニの『道』の「ジェルソミーナ」から来てるのかな?