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昔のコト

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少年時代の想い出など、のほほんとした気持ちになるような、子供のときの物語を書いてます。
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時間に愛されるように

時間に愛されるように

人生で一番大切なのが時間なら、なるべく時間に好きになってもらえるようになりたい。

どうすればいいんだろう?

どうすればいいんだ。

とりあえず使う言葉が大切だと予想し、

『時間が沢山ある。 ありがたい。 今日もゆとりがある気がする。』

そう思うようになりました。

そして予定をパンパンに詰めないようにしました。 『忙』しいは心を亡くすと書くようなので、忙しい状態の反対に、

『ゆとり』があ

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コメダにいた達人

コメダにいた達人

僕はコメダ珈琲さんで、“勉強”という名目のアイスコーヒーを飲みに行くことがあるのですが、

以前行った時、達人に出会いました。

その方は僕の席の左隣に座り、新聞を読んでいたのですが、
顔は見ていませんが、50代くらいの男性の方でした。

30分ほど経つと、“ガサガサ”っと新聞をたたむ音が聞こえ、

帰られるのかな?

そう思っていると、さらに机で何かしているような気配を感じました。

なにしてる

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『忙』しいは「心」を「亡」くすと学んで

『忙』しいは「心」を「亡」くすと学んで

ある時から「忙しい」という言葉は使わないようになりました。

昔の僕は、「忙しそうにしてる人」=カッコいいというイメージを漠然と思っていましたが、

ある本で『忙しいのは恥ずかしい事』というのを読み、
また別のところで、『忙』しいという漢字は、
『心』を『亡』くすと書くと言われ、ドキッとしました。

ダスキンで働いていた当時、
余裕がないくらい働いてた時期があったのですが、

『自分はこんなに頑張

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野球のコーチに本気でお尻を蹴られた日。ぼくは敬語を学んだ。

野球のコーチに本気でお尻を蹴られた日。ぼくは敬語を学んだ。

小学校2年生から卒業までの5年間、
地元の少年野球チームに入っていたのですが、

元々クラスの中でも中間的で、静か過ぎず、
はしゃぎすぎない感じだった僕は、

野球を始めて友達も増え、毎週土日にある野球クラブにも楽しく通っていました。

そして小学5年生のある日のこと。

少年野球の練習中、内野と外野に分かれて、
内野の練習は監督が、
外野練習はコーチが、それぞれノックをしてくれました。

外野練

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幼稚園年長のぼく。小学2年の兄が見せたつよさ。

幼稚園年長のぼく。小学2年の兄が見せたつよさ。

もう20年以上前になりますが、今でも覚えている記憶があります。

当時兄と僕は家から1キロぐらいの所にある空手道場で空手を習っており、
空手の時間は火曜日の夜19時〜20時。

基本的に親が18時55分くらいに車で僕らを送ってくれて、

また20時5分くらいに迎えに来てくれるという流れになっていました。

事件が起きたのは11月の夜でした。

いつものように空手を終え、空手道場の外でジャンバーを着

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