部ログ代わり

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喜びの解放

2024.04.25. お久しぶりです お久しぶりすぎて忘れられているかもしれません。 うらなかです。久しぶりになってしまってすみません…悔しい… 先日、サカナクションのライブへ行ってきました。SAKANAQUARIUM2024 の幕張2日目です。 これから、別の公演へ行く方もいるかもしれないので、ここでネタバレはしないので安心してください!気持ちが溢れすぎているので、自分の個人noteにネタバレ込みのことを色々書こうかと思ってます。よかったらそちらを読んでください☺︎

    • 訪れ、去り行くセブンティーン

       叩き方が良くなかったのか、高2の頃はドラムスティックを大量に折ったものだった。17歳だった。亡骸はキャンプで燃やした。  バンドを始めた17歳の頃の気持ちを、バンド結成10周年の節目になって曲にした、ということだった。  勢いがよくて気持ちいい。走り出しの最初の速度を感じられる。何もわからずに走ってみたところ、気づいたら今だった、と。漠としたものに、追い立てられて、追い立てられた気がして、足を速める17歳がある。  あるいは停滞してぐるぐると考え込む17才もある。行き場

      • お掃除旅行のすゝめ

        「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。 されども今、広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、その有様雲と泥との相違あるに似たるはなんぞや。 賢人と愚人との別ははるくとはるかざるとによりてできるものなり。 賢人と愚人の区別の存在しない世界においても、やはり他人の目の中にある世界は、自分のものとは別物のように思えます。ですから、もし他人の見ているものをそのまま覗き見ることができれば、それはとても不思議な世界へ旅をすることと同じことに思えます

        • 狭すぎて袖も触れ合うLCC

          後方に向けて親指を突き立てたキャビンアテンダントの眼差しは雄弁だった。千葉に帰る飛行機の中で僕は彼女の立ち姿を遠い目で眺めていた。 緊急時の行動の仕方を身振り手振りを用いて説明する彼女の姿を大半の乗客は気にも留めなかった。僕においても、言葉は上の空で意外にも弛んでいた彼女の横腹をぼうっと見ながら、ここ数日の出来事を回想していた。 そういえば村上春樹の「ノルウェイの森」もキャビンアテンダントとのやり取りから始まり主人公の回想に入るんだっけ。飛行機は轟音と共に大地を蹴り、僕の

          ばかめ!

           「ばかめ!」と、朝起きたら壁に大きくそう書いてあった、明朝体で。 なんだこれはと思い目を擦ると、その文字はもう消えていた。  俺って馬鹿なのかなぁと、大学の食堂で長澤に聞いてみた。彼はチキン南蛮定食を食べながら、熱心に六角レンチの話をしていた。  「人は誰でもある視点から見たら大なり小なり馬鹿だよ。」と、長澤。  俺はそういう一般論を聞きたいんじゃないんだと思ったが、彼はまた早口で六角レンチの話を始めてしまったので諦めた。六角レンチも奥が深いことが分かった。  夜は

          回りくどいSOS

          こんにちは。 お久しぶりです。小原です。 皆さんのブログの更新が途絶えてから長い月日がたったように思います。 私も最後の更新から随分と間が空きました。 このブログの皆さんの更新が途絶えたこと、それ自体に対して何か嫌な感情を抱いたり、嫌味を言ったりといった気は毛頭ありません。それは私が良い人間だと思われたいからだとか、私の更新が途絶えた言い訳にしたいからでもありません。そして、この話題に切り込むことに何の後ろめたさもないのです。 ただ、自然な流れであった。そう思うだけです。

          回りくどいSOS

          全速力と水分補給

           リーガルリリーというバンドがかなり好きになり、ボーカルのたかはしほのかが別のアーティストの作品に参加しているのを探していたときに見つけたのがこの曲  むさくるしい、暑苦しい中に、幻のようにふっと現れる。汗にまみれて駆け抜ける男が、幻のような女の声によって、減速、そして再び加速していく。  これを聴いていて、何か覚えがあるな、と思い出したのがこの曲だった。  YUKIはいかにもマボロシらしい声をしながら、明確に幻として登場する。  構成自体もかなり似ているから、与える印

          全速力と水分補給

          きっとお別れ

          おひさ。 おおひらです。 今日の議題は髪のこと。僕の長い髪のこと。 最初に言っておきますが僕はまごうことなき男性です。世間様に対しては生まれてこの方ずっと男で通してきています。 今日はそんな僕が髪を伸ばして感じたこと3選!という何ともネットニュースのようなお話をしたいと思います。 1.面倒 長髪、めんどいぃ。 え?だったら何で伸ばしてんの?と思うじゃん。思いましたよね。 僕もそう思います。 率直に申し上げると伸ばし始めたことに理由はありません。ただやってみようと思った

          きっとお別れ

          夢を爆買い

          おはようございます。(AM2:00) 糖分と痛み止めで微ハイになったまま執筆しております。 久しぶりの投稿です。僕は最近、就活、サークルの会計書類、引継ぎ書類、学祭関係の仕事、バイト、授業、バンド練習など現実に押しつぶされています。いやどれもまだやってないんですけどね。要は現実から逃避し続けている真っ最中というわけです。 というわけで(?)今回はそんな僕の現実逃避の支えになっている音楽、アイドルソングを紹介します! 観察/fishbowl まずは2021年結成、静岡発

          秋は夕暮れ

          たぶん今週は僕の週だ。秋が来ている。 言の葉も紅に染まる今日この頃、いかがお過ごしだろうか。 哀愁、郷愁、愁然と。秋の心と書いて「うれう」と読む。何を愁う事があろうか、君や僕なんかが愁いたところで、秋は秋。 日が昇り、日が沈み、週は回り、月は満ち欠け。季節は巡り、時候の挨拶が移ろう。 ただ時は流れている。性質として。 生活。人が営み、育まれ枯れていく。生活、それそのものに尊さはあるのだろうか。生活が他から独立した輪廻である以上、この問いは続いていく。「活き活きと生きる」

          もう、もどれない

           あぁ、もう、もどれない、これを目にしたあなたは、もう戻れない。  悪いことではないと思う、が、危機を感じるなら今すぐこれを閉じるといい  まぁどっちにしろ、もう戻れないと思うけど  愛すべき友人オハラ、彼の母上の口癖に、「かえってこれなくなる」という言葉があると聞いた。  私が嫌悪する母、夜の海を前にすると、「連れていかれる」感じがすると話していたことがあった。その言葉一点でのみ、私は母の感性を信頼した。  決定的な瞬間というものは明らかにある、湿った空気から、雨が

          もう、もどれない

          下書き(大久保)

          (時効の挨拶を入れる ← 秋の時効の挨拶を調べる) こんばんは、大久保です。 皆さまいかがお過ごしでしょうか。 (冗談を交えつつ最近の近況を書く) (いい感じに近況から曲紹介に持っていく) Maison book girlのsin morningという曲。 ストリングスの変拍子で始まるので、österreichを彷彿としていたら、ゴリゴリアイドルソングでびっくりした。 サブスクで急に流れてきたから余計に。 アイドルソングって、ボーカルが完全に主役になっていて、他のジ

          下書き(大久保)

          アメフト部

          部ログ更新優等生の利根川です。←嘘でした(2023/09/13執筆再開) あまり何も用意していなかったので、例によってジャンル紹介です。 今週はemoについて書いてみます。 よくいますよね。インスタのストーリーに空の写真のっけて小さい文字で「エモい~」とか書くやつ。いや、否定してるわけじゃないですよ。俺は絶対にしないなーってだけで。 あらかじめ言及しておくと、emoにも様々なジャンルがあります。僕が好きなのはエモ・リバイバルとかmid-west emo、あるいはTwin

          五月のカレンダー

          奥の部屋にはカレンダーが飾ってある。僕は時計とカレンダーが嫌いだ。奴らは否応なしに時間を意識させる。それぞれ、「1日」と「1年」を想起させる。時計は地球のように窓際で回転し、カレンダーは太陽のように壁際に鎮座する。 君達は月の初めに、何も成しえなかった真っさらなカレンダーを破く儀式に耐えうるだろうか。僕は耐えられなかった。だから、僕の部屋のカレンダーは5月で止まっている。 5月病とはよく言ったものだ。4月の意気込みが事切れるのが5月ごろ。1ページしかカレンダーを捲れず、僕

          五月のカレンダー

          窓の外の森戸海岸、マーロウのプリン何味がいいかなとか考えながら

          父の実家への帰省 今年の八月十七日、私の父の帰省のために神奈川県の逗子に父・母・私の三人で行ってきました。正月・GW・夏休みに決まってあるイベントで、家族でのお出かけが珍しいので割と楽しみなものではあります。 ただ、小さい頃・そしてだいぶ期間があき今、父方の祖父母とコミュニケーションをとることは苦手です。それが小さい頃に苦手だった理由と、今苦手な理由は全く別です。 この前サークルの大好きな先輩に話の流れでこれについて語る機会があったので、どうせなら明文化しておこうかなみ

          窓の外の森戸海岸、マーロウのプリン何味がいいかなとか考えながら

          音楽の力は

          旅行の最終日に車の中で中夜祭2019のプレイリストを作って聞いた。 音楽の力なんて嘘だと思った。 それぞれの曲は友人たちの声で歌い、友人たちの手で奏で、友人たちの鼓動でリズムを刻んだ。アーティストの音源を再生したはずなのに、実際に流れたのは私の記憶と体験だった。 高校生だった頃に生活を共にしていた友人たち、廊下ですれ違い私はUターンする、屋上で過ごした時間、あんなところで初めて喋った、という話を屋上でする、生活が共にあった、先輩にも、同級生にも、後輩にも、私は憧れていた