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保育士、幼稚園、小学校、中学校(社会科)、高校(地歴・公民)、特別支援学校教諭免許保有…

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保育士、幼稚園、小学校、中学校(社会科)、高校(地歴・公民)、特別支援学校教諭免許保有。JICA協力隊員としてメキシコシティーでストリートチルドレンと活動後、現在幼稚園教諭として、社会と日本の行く末を模索中。JLAベーシックサーフライフセーバー。趣味は海遊び、薪割りとカレー作り。

記事一覧

園児の無敵なぞなぞ

こどもたちのクイズ・なぞなぞ あまりにも無敵すぎるのでご紹介。 言葉もすごく広がってきた年少女児。 『じゃーもんだいね。「い」のつくモノなーんだ?』 せんせい:…

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5年前
2

どう生きるかなんて、大人になってからの問題だと思ってた。

学生時代も含めた、子どもの頃、どう生きるのか、どう生きたいのか、なんて決めるのは、決められるのは、大人になってからだとずっと思ってた。 豊かな経験を積むために、…

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5年前
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All I really need to know I learned in kindergarten ~人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ~

何でもみんなで分け合うこと。 ずるをしないこと。 人をぶたないこと。 使ったものはかならずもとのところに戻すこと。 ちらかしたら自分で後片付けをすること。 人の…

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5年前
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ことばを大事に

日々のことばをもっと大切に使おう、大事にしようと思いついた。 私の妻は、メキシコ人。日本語とスペイン語、互いに、カタコトの言語で話し合うから、表現はどうしても乏…

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5年前
3

テキーラうがい

メキシコでは、体調が悪い時にはテキーラを飲め!というふざけた言い伝えがある。冗談に聞こえるが、大抵の人は本気で勧めている。 これまでこの嘘の言い伝えを何度か実行…

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5年前
8

いただきます

こちらが給食費を支払っているのだから、園でも「いただきます」なんて子どもに言わせないで。 こんなことを言ってきた保護者がいると、保育園の方が言っていた。保育園だ…

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5年前
2

アンチコンビニ ~我慢するということ~

無性に走りたい。波乗りしたい。冒険したい。 でも、仕事がある。雨が降ってる。寒い。時間がない。 欲求をかなえようとする時、それに立ちふさがる壁が出現することがあ…

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5年前
1

おれのかーちゃんのがいちばんうめぇ。

いつのまにか「おにぎり」は、「コンビニで買うもの」になったらしい。 かのセブンイレブンでは、年間22億個ものおにぎりが売られているらしいし、コンビニ業界全てを合わ…

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5年前
2

アボガド育成

夏が終わり、我が家のアボガドたちも室内へとお引越し。 メキシコでは、3度の飯(コメ)より食べる機会が多かった。 以前は、ほとんど見なかったが、ここ数年で一気にア…

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5年前
3

Hello my friend

あれは高2か高3になる春休みだっただろうか。 市の派遣事業の一員として、アメリカのDallasに行った時のことだった。 高1の夏休みに西海岸に行っていたこともあり、そ…

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5年前
2

性格と健康は財産

学生時代、ネイチャーガイドを目指していた時期があった。 いや、今でも密かに狙っている。 屋久島にトレッキングに行った時のこと。 たまたまガイドしてくれた方(たし…

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5年前
4

感覚を磨く

久しぶりに一人で、知らない山に入った。 道はあるものの、人っ子ひとりいない。 一気に感覚が研ぎ澄まされていくのがわかる。 人間は、本来「臆病者」なのかもしれない…

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5年前
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園児の無敵なぞなぞ

園児の無敵なぞなぞ

こどもたちのクイズ・なぞなぞ あまりにも無敵すぎるのでご紹介。

言葉もすごく広がってきた年少女児。

『じゃーもんだいね。「い」のつくモノなーんだ?』

せんせい:  『いぬ!!』

年少児:  『ぶっぶー、せいかいは、「いす」でしたー。』

ぜってーあたるわけねーじゃん!!

無数にある『い』のつくもののなかから『いす』を選択することの難しさ。

でも彼女は、先生の答えを聞いてから、答えを変更

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どう生きるかなんて、大人になってからの問題だと思ってた。

学生時代も含めた、子どもの頃、どう生きるのか、どう生きたいのか、なんて決めるのは、決められるのは、大人になってからだとずっと思ってた。

豊かな経験を積むために、豊かな仲間に出会うために、しっかり勉強して、いい学校いって、いいチャンスを狙う。どんな生き方をしたいか模索するための時間だと思ってた。

震災も経験し、いやおうなしに自分がどう生きたいのかを問われる日々を過ごし、36歳にもなって、初めて気

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All I really need to know I learned in kindergarten ~人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ~

All I really need to know I learned in kindergarten ~人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ~

何でもみんなで分け合うこと。

ずるをしないこと。

人をぶたないこと。

使ったものはかならずもとのところに戻すこと。

ちらかしたら自分で後片付けをすること。

人のものに手を出さないこと。

誰かを傷つけたら、ごめんなさい、ということ。

食事の前には手を洗うこと。

トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。

焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい。

釣り合いの取れた生活をすることー毎

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ことばを大事に

日々のことばをもっと大切に使おう、大事にしようと思いついた。

私の妻は、メキシコ人。日本語とスペイン語、互いに、カタコトの言語で話し合うから、表現はどうしても乏しくなってしまう。時に大胆に、時に乱暴に、時に真っすぐに、突き刺さる。

母語のように、ふくらませて、オブラートに包んで、なんて表現はなかなかハードルが高い。冗談のセンスも、知性と育ちが問われる。

ことばは、もちろん大事。だけど、それに

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テキーラうがい

テキーラうがい

メキシコでは、体調が悪い時にはテキーラを飲め!というふざけた言い伝えがある。冗談に聞こえるが、大抵の人は本気で勧めている。

これまでこの嘘の言い伝えを何度か実行したが、そのたびに飲みすぎてしまうのか、ワインやビールも一緒に飲んでしまうのがよくないのか、悪くまではならないが、「体調が良くなる」ということはなかった。ということで、効果はない。と思いながらも続けていた。

しかし。

服用の仕方が間違

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いただきます

いただきます

こちらが給食費を支払っているのだから、園でも「いただきます」なんて子どもに言わせないで。

こんなことを言ってきた保護者がいると、保育園の方が言っていた。保育園だけでなく、小学校や中学校でもありそうな昨今である。

昨日は、先日のサツマイモに引き続き、サトイモの収穫。

自分で作物を植え、育て、収穫し、調理し、食するとわかるが、

少しでも大きく、美味しくなってほしいと願い、月日をかけ、育てられた

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アンチコンビニ ~我慢するということ~

アンチコンビニ ~我慢するということ~

無性に走りたい。波乗りしたい。冒険したい。

でも、仕事がある。雨が降ってる。寒い。時間がない。

欲求をかなえようとする時、それに立ちふさがる壁が出現することがある。

僕は、その壁が嫌いではない。むしろ、その陰の要素(時期)も大事にするようにしている。

夏があるから、冬が恋しくなり、冬があるから、夏が愛しいと感じられる。

花が咲かない時期があるから、一時期だけ咲く花が、より美しいと感じるの

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おれのかーちゃんのがいちばんうめぇ。

いつのまにか「おにぎり」は、「コンビニで買うもの」になったらしい。

かのセブンイレブンでは、年間22億個ものおにぎりが売られているらしいし、コンビニ業界全てを合わせれば、年間数十億個ものおにぎりが販売・消費されているという。

およそ40年前、70年代後半にコンビニおにぎりは誕生したらしい。生まれたころにはすでに店頭に並んでいたということで、自身も幼少期からお世話になることはあった。

パリパリ

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アボガド育成

アボガド育成

夏が終わり、我が家のアボガドたちも室内へとお引越し。

メキシコでは、3度の飯(コメ)より食べる機会が多かった。

以前は、ほとんど見なかったが、ここ数年で一気にアボガドが地方のスーパーでも店頭に並ぶようになった。

なるほど、この30年で約30倍のアボガドが輸入されるようになったのだ。それだけ、家庭にも浸透してきたのだろう。ちなみに2016年の統計では、輸入される93%がメキシコから。続いてアメ

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Hello my friend

Hello my friend

あれは高2か高3になる春休みだっただろうか。

市の派遣事業の一員として、アメリカのDallasに行った時のことだった。

高1の夏休みに西海岸に行っていたこともあり、それほど、抵抗なくアメリカinしたのだが、やっぱり西海岸と中南部の地域性の違いも肌で感じていた。

街歩きが好きな16、17歳の少年は、怖いものも知らずもいいことに自由時間に一人、街にでた。道を少し入ったところに、ここは何屋さんさん

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性格と健康は財産

性格と健康は財産

学生時代、ネイチャーガイドを目指していた時期があった。

いや、今でも密かに狙っている。

屋久島にトレッキングに行った時のこと。

たまたまガイドしてくれた方(たしか島津さんという方だったと思う)といろいろお話しさせてもらいながら縄文杉をみての帰路で、

「性格と健康は財産」だよ。と、言葉をもらった。

その後、

いくら金をもっていても、ぽっくり死んでいく人、

金はなくても、いつも笑顔で、た

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感覚を磨く

感覚を磨く

久しぶりに一人で、知らない山に入った。

道はあるものの、人っ子ひとりいない。

一気に感覚が研ぎ澄まされていくのがわかる。

人間は、本来「臆病者」なのかもしれない。

ツルや木の枝がヘビに見えてくる。風の音にクマが出てくるんじゃないかとビクビクする。

嗅覚、聴覚、足ものと感触、空気の気配。すべてが新鮮だ。

昭和53年度の看板、誰かが並べたであろう木々。

人がいた跡を見つけるだけで、少しホ

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