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2023年のベスト展覧会

2023年のベスト展覧会

2024年になってもう3ヶ月目ですが。。
2023年に行った美術展を振り返ってみました。
34件。結構行ったような、もっと行きたかったような。
京都もちょっと行ったし、まあ、出来るだけ行きました!

●2023年に行った美術展↓

●2023年で一番グッと来たのは?

古代文明も、古典絵画も、日本の芸術も、近代絵画も、ファッションも、抽象も、現代アートも。さまざまな展示会があって、それぞれに興味深

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【マリー・ローランサンとモード】Bunkamura ザ・ミュージアム

【マリー・ローランサンとモード】Bunkamura ザ・ミュージアム

淡いパステル調の色彩。儚げな女性たち。
こういう作風ってあんまりピンと来てなくって、行こうかどうか迷ったけれど。。
行ってみて良かったです!

第一次世界大戦と第二次世界大戦の間という、つかの間の平和の時代。パリという都市の空気感。人間模様。
アートは他の芸術分野と関りあい、影響しあっていた。
そういう時代の大きなうねりや熱が感じられました。

当時、絶大な人気を誇ったココ・シャネル。彼女のギャル

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【クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ】東京都現代美術館

【クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ】東京都現代美術館

ふわふわ~って花びらが舞っている中にいるような。
キラキラ~って眩しい輝きの中にいるような。
ブランドに疎い私ですが、夢心地にさせてもらいました。

まずドレスがすごい(当たり前)。人間を引き立てまくる(言い方)。
人のデザイン力、立体化力(?)、縫製力。

展示空間もフロアぶち抜きあり、天上鏡張りの広がり感あり。
テーマ毎にそれぞれ魅力的で、進んでゆく毎に楽しい。

更に更に。
香水の歴代CMや

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【触覚とアート(さわる美術鑑賞について)ワークショップ&トーク】アーツ千代田3331

【触覚とアート(さわる美術鑑賞について)ワークショップ&トーク】アーツ千代田3331

「触覚」をひらかれるのかな~。多様な感じ方を知ることができるのかな~。な感じで行ってみたら。
それどころじゃなかったです。
頭をおもいっきりぶん殴られるような衝撃をありがとうございます。
(って、ものすごい優しい穏やかな会だったんですよ)
(私の内部が衝撃だっただけですよ)

視覚に障がいがある方とアート鑑賞に行ってみたいなと思っていたものの、なかなかタイミング合わずでしたが、友人がこのイベントを

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【反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ】ミューザ川崎シンフォニーホール

【反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ】ミューザ川崎シンフォニーホール

ショパン・コンクールで反田恭平さんが2位に輝いたのって、もう1年以上前の話なんですね。はやい~。
で、私はクラシックに全く詳しくなく、人に誘われたり知り合いが演奏しているもの以外はあまり行った事がないのですが、たまたま近場で公演があることを知り、不慣れながらも自分でチケットとって行ってきました!るん!

で、行ってみたら。。
ちゃんと内容を読んでなかった自分が悪いんだけど、2曲やって1曲のみ反田さ

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【レオポルド美術館 エゴン・シーレ展】東京都美術館

【レオポルド美術館 エゴン・シーレ展】東京都美術館

エゴン・シーレといえば、夭折の天才、官能的な人物を描く人という程度のイメージしかなかった私です。。
この展示会では人物画だけでなく、風景画や静物画も見られ、彼の作風を多面的に感じることが出来ました。
また、クリムトやココシュカといった同時代の作家と比較して見らえるので、シーレの個性がより理解しやすかったです。

●美術展の概要(HPより)※ちょっと省略

●感想①:シーレの個性。とんでもない繊細さ

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【狩野永徳筆 国宝障壁画】大徳寺 聚光院 特別公開

【狩野永徳筆 国宝障壁画】大徳寺 聚光院 特別公開

これは絶対見ておきたかった!
大学の日本美術で、襖絵とか屏風とか絵巻とか掛け軸とか、それぞれの機能知って、技法知って、超絶興味が湧いてしまったので!
2022年に東京国立博物館でやっていた国宝展で、狩野永徳の《檜図屏風》にやられてしまったので!

●特別公開の概要(拝観予約のWebより)※ちょっと省略

●感想①:本来あった場所にあるからこそ、わかること。

障壁画(襖絵、杉戸絵など)はインテリア

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【アンディ・ウォーホル・キョウト】京都市京セラ美術館

【アンディ・ウォーホル・キョウト】京都市京セラ美術館

京セラ美術館って素敵な建物とお庭ですよね~。料金高いけど。。
京都しかやってない展示会なんで、東京在住ですが他の予定とくっつけて頑張って行ってきました!京都大好きだし~。

●美術展の概要(HPより)※ちょっと省略

●1月末。京都が混んでいた。ウォーホル展が混んでいた。

寒い寒いこの時期に、しかも盆地の冷え込みが半端ない京都ですよ。オフシーズンですよ。なのに人がいっぱいいました!
美術館はそろ

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【佐伯祐三―自画像としての風景】東京ステーションギャラリー

【佐伯祐三―自画像としての風景】東京ステーションギャラリー

佐伯祐三さん、初めて知ったその時から大好きです。。
建物とか壁とか扉とか文字とか。
こんなに力強く荒々しいタッチなのに、なんかオシャレ。
なぜだかずっと見てしまう。。

対話鑑賞で扱う予定だったこともあって、初日に行ってきちゃいました~。結構混んでいてびっくり☆

●美術展の概要(HPより)※ちょっと省略

●祐三さん、どうしてパリで描いて、どういう人生だったの?

祐三さんが生きた時代は、西洋の

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【DOMANI・明日展 2022–23】国立新美術館

【DOMANI・明日展 2022–23】国立新美術館

チケットせっかく頂いたので初めて行ってきました。若手の人たちの展示会なのかなぁ~?くらいどんな展示なのか全然よくわかっていない状態でしたが、行ってよかった!面白い発想、着眼にワクワクし、結構長居してしまいました~。

●美術展の概要(パンフレットより)※ちょっと省略

●時間を感じる作品たち

平面に描かれた絵が、時間とともに崩れていく映像とか、
2枚を重ねて描き、描きあがると別々に並べ、それを一

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【大竹伸朗展】国立近代美術館

【大竹伸朗展】国立近代美術館

大竹さんのイメージは。
色々やっている人。直島の「I❤湯」やっている人。
…くらいの認識しかなかった現代アート初心者の私ですが、TVのトーク番組でたまたま聞いたお話が超面白くて。
展示会とトークショーにいってきました!

●ざっくり感想

圧倒的エネルギー。とんでもない種類の表現、スタイル。
なんなんだこれは~!と思いながら、脳みそがギュンギュン動く。刺激をうける。
で、全部を見終わってみたら。一

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【京都・智積院の名宝】サントリー美術館

【京都・智積院の名宝】サントリー美術館

室町~安土桃山は日本の文化芸術が超絶進化した興味深い時代で、美術学び始めの私にとっては絶対にチェックすべきところ!と強く思っていたにもかかわらず。
会期終了間際に滑り込んだため、めちゃ混んでて大変でした。。ポストカードも結構売り切れていたし。早めにいくべしですね。

●美術展の概要(HPより)

●智積院の歴史、複雑。。そして作品が残っている奇跡。

絵の魅力だけでもすごいのですが。
今回初めて智

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最近グッときた作品(2023年2月)

最近グッときた作品(2023年2月)

最近見たり知ってグッときたものをまとめたい衝動がおさえきれず。。
まとめます。

<アート>

●佐伯祐三《黄色いレストラン》

●飯田翔之介《tent3》

●小金沢健人《2の上で1をつくり、1が分かれて2ができる》

●沈南蘋《藤花独猫図》

●大竹伸朗(作品名、不明。。)

●狩野永徳《花鳥図》

好きなもの2022。

好きなもの2022。

<アート>

<デザイン>

<建築>
・ベルニーニ《サンピエトロ広場》
・カッセーナ族の集合住居(ブルキナファソ)
・田根 剛