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宗教2世の記事

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記事一覧

教会で精神を病むクリスチャン

クリスチャンの言動で腹が立ったことを思い出したので、筆を取った。

よく、宗教2世やクリスチャンの方で教会で苦しんだ方のブログで現れる、「たまたまその教会が悪かっただけ、神は真実だ」という主張とするクリスチャンに怒りを感じる。
その裏側にはどこか他人事、対岸の火事という意識があり、自分たちの教会がカルト化しないためにはどうしたらいいのか、そもそもどのように教会が人を傷つけるのかということに対する洞

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宗教的トラウマ症候群:今こそ理解を

宗教的トラウマ症候群:今こそ理解を

この記事は宗教的トラウマ症候群(Religious Trauma Syndrome、略してRTS)の専門家、マーリーン・ウィネル博士が2011年にイギリスの認知行動療法学会のCognitive Behavioural Therapy Todayに三回に分けて発表した論文の日本語訳です。

今回の記事は第一部で、第二部、第三部はこちらになります。

日本でも「宗教二世」という言葉は話題になりましたが

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熱が出た日。ご縁は不思議

熱が出た日。ご縁は不思議

12月末、年末詣で
神社に参拝した後に発熱しました。

それで、ずっとnoteに書こうと思ってたけど
なかなか書けなかった事がある事を思い出しました。

忘れないうちに書いておこう。

約1年前、父方の祖父が死にました。

私がそれを知るまでに時間がかかった事
祖父の死をキッカケに、祖母や親戚、宗教関係者、地元の人たちと完全に縁切り出来た事

あの時、何があったのか。

どうゆう流れだったのか

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クリスチャンはつらいよ(仮)

はじめまして路傍の石と申します。
ボチボチ昔通っていた教会のことを書いてみようと思います。
初めてnoteを書くので不出来な部分があることをお許しください。

今日話すのは私が洗礼を受けた教会についてです。

洗礼を受けた教会について話す前に簡単に私の教会経歴?について話します。

私は両親がクリスチャンで小さい頃から教会に通っていました。いわゆるクリスチャン2世です。しかし、その母教会がカルト化

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【宗教二世問題】子ども家庭総合支援拠点への期待と課題

【宗教二世問題】子ども家庭総合支援拠点への期待と課題

元統一教会二世もるすこです。
ある子ども家庭総合支援拠点の所長さんとお話をする機会がありました。
お話をすると、宗教二世問題に対する現実的なアプローチとして子ども家庭総合支援拠点が持つ重要性に気づきました。
現場の課題を含めてnote記事にしました。

子ども家庭総合支援拠点とは

子ども家庭総合支援拠点は児童虐待を未然に防ぎ、育児の支援を行う機関です。一方、児童相談所は虐待を受けている子供を保護

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自己紹介③なんとなく宗教2世です

自己紹介③なんとなく宗教2世です

最近、親が持った宗教への信仰心を同じように持つように迫られ、自由に生きることを阻害された「宗教2世問題」が話題となっています。

私の場合、家族全員同時に入信したので、いわゆる宗教2世のケースはあてはまらないかもしれません。ただ、「自分の意志で入ったわけではない」という点は合致しています。
私が信者となっているのは、かなり歴史のあるキリスト教系の宗教、カトリックと呼ばれる宗派です。
信者になった

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新興宗教だけじゃない、クリスチャン2世として苦しんだ子供時代の話

新興宗教だけじゃない、クリスチャン2世として苦しんだ子供時代の話

実は私も「宗教2世」これは、あまりにもトラウマで思い出したくなく、普段はどんなに心を開ける友人にも、パートナーにも言わない話です。でも、ずっと心の奥底で苦しくて、悩んで、葛藤していて、あまりうまくまとめられるか分からないのですが、一回気持ちを整理してみよう、との思いから、記事にすることにしました。

完全に個人の主観なので、そういうこともあるんだ、という感じで読んでいただけるとうれしいです。

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宗教2世の私から見た現代ヨーロッパの宗教観

宗教2世の私から見た現代ヨーロッパの宗教観

以前、クリスチャンの両親のもとで育った話を記事にさせていただきました。お読みくださった皆さん、本当にありがとうございます。

今は無宗教の私ですが、現在住んでいるオランダを含む、ヨーロッパ諸国の殆どはキリスト教国です。田舎の方でも必ず教会は見かけるし、お隣のドイツには教会税があったりと、キリスト教が文化、日常として染み付いているもの。宗教と距離を置きたい、子供時代の教会生活がトラウマだと言っている

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