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2021年12月の記事一覧

【入門篇】キャリア構築理論とキャリア・アダプタビリティをざっくり知りたい方へ

【入門篇】キャリア構築理論とキャリア・アダプタビリティをざっくり知りたい方へ

先日、池田先生(東京大学)が企画され、関根さん(東大・中原研究室OB)がアレンジしてくださった組織行動論勉強会に参加させていただきました。参加者のみなさまの読み込みの深さとツッコミの的確さにアワアワしましたが、マーク・サビカスのキャリア構築理論とキャリア・アダプタビリティについて発表してきました。池田さん、関根さん、貴重な機会をどうもありがとうございました!

※尚、表紙の画像は関根さんに許可をい

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デヴィッド・ボウイが涙した正伝寺|旅人=松重豊さん(俳優)

デヴィッド・ボウイが涙した正伝寺|旅人=松重豊さん(俳優)

凛とした空間、清々しい空気——。白砂の上に配された石組や苔だけの禅の庭は、どこまでも簡素でありながら、わたしたちの心の裡に静けさをもたらす不思議な力があるようです。でも、それはいったいなぜなのでしょう? そのひみつに近づくため、新しき年の初め、俳優の松重豊さんと、京都・禅の庭を巡る旅に出かけました。(ひととき2022年1月号特集「松重豊さんと旅する 京都・禅の庭」より一部を抜粋してお届けします)

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『山で熊に襲われました。』 
~格闘&血だらけ逃走レポート~

『山で熊に襲われました。』 ~格闘&血だらけ逃走レポート~

【はじめに】 「山で熊に襲われる」
それは山に入る人なら誰もが意識したことはある”最悪の事態”の1つである。でもそんな経験をしたことがある人はほぼいない。それどころか自分の周囲に熊に襲われたことのある人がいる、という人さえほぼいないだろう。期せずしてレアな体験をした。

今回この体験を書こうと思ったのは「熊に襲われた人しか知らないこと」という発見がたくさんあったからだ。たとえば…
『至近距離で熊に

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物語とSDGs――ガンダムの先見性

物語とSDGs――ガンダムの先見性

つまみ食いをしないために前回の投稿「ゴミ拾いはSDGsなのか」で、取り組みの中で避けて通れない利益相反の構造を物語で共有することの重要性を述べました。

SDGsの17の目標、そこに紐付いた169の達成基準項目はつまみ食いで取り組めば良いというものではなく、ましてやポーズだけでは「ウォッシュ」として批判されます。

なぜSDGsがつまみ食いになりがちなのか、と言えば「電気自動車と原発」のように、企

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ゴミ拾いはSDGsなのか?――求められるのは「物語」

ゴミ拾いはSDGsなのか?――求められるのは「物語」

SDGsは免罪符?――ウォッシュ問題SDGsという言葉を毎日のように耳にするようになりました。個人のみならず企業もこれに取り組まねばならない、という機運は高まっており、会社・組織の公式ページにロゴを掲出したり、バッジを身につけているビジネスパーソンも見かけるようになりました(Amazonでも売ってますが、ロゴやマークの使用は国連のガイドラインを守る必要があります)。

しかし、実際にその取り組みを

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専門家は「自分の言葉で話す」ができるのか?

今の農薬は人体に蓄積しないように設計されてる。だからこの人の言うとおり。なんだけど、生化学勉強するといい、は、ちと一般の人にハードル高過ぎ。経済ど素人の研究者にマクロ経済勉強するといい、と言い放つのに似てる。早い話、無茶。なので試しに、解説を試みる。
https://twitter.com/asahi_yama1/status/1475802336253845505?t=q_YjF__yZebbG

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【裏話】新刊『問いかけの作法』に凝らした3つの工夫

【裏話】新刊『問いかけの作法』に凝らした3つの工夫

新刊『問いかけの作法:チームの魅力と才能を引き出す技術』が12月23日に発売され、早速全国の書店で並んでいます。

ありがたいことに発売前の予約段階から重版がかかり、現在1万4千部となっています。※2024年現在は3万6千部

発売のタイミングで単行本・電子版が揃っているだけでなく、Amazonではオーディオブックも展開されています。オーディオブックのランキングで3位に入るなど、好評いただいていま

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【読書メモ】まるっと佐藤郁哉先生の書籍のつまみ食い:『質的データ分析法』『実践フィールドワーク入門』

【読書メモ】まるっと佐藤郁哉先生の書籍のつまみ食い:『質的データ分析法』『実践フィールドワーク入門』

佐藤郁哉先生といえば暴走族のエスノグラフィーがあまりに有名です。僕も十年以上前に読み、「エスノってすごい研究方法なんだな」と思った記憶があります。ここでは、最近読み返した二冊についてポイントを書き出してみます。

(1)『質的データ分析法』:質的研究法の定番教科書質的研究法は、現象を基に帰納的に理論を紡ぎ出していくものです。この点は、本書でも頻繁に例示されているグレイザー+ストラウスの『データ対話

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転倒事故経験者が電動キックボード認可に思う、『縦回転の転倒』をするキックボードは速度厳禁の乗り物だという話

転倒事故経験者が電動キックボード認可に思う、『縦回転の転倒』をするキックボードは速度厳禁の乗り物だという話

こういうニュースが入ったので、警告として短い無料記事を書こうと思います。

別に認可に反対ではないです。子どもも含め、多くの人が利用しているのは知っています。でも、2020年の1月にどえらい転倒をしていまだに傷跡が残る者として、キックボードのコケ方はちょっとヤバいということを書いておきたいのです。まぎらわしいですが、これは電動ではない、普通のキックボードで転んだ体験記です。
(電動でない普通の)キ

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質疑応答といっても、持論を展開してマイクを離さない人に時間泥棒されないための対策

質疑応答といっても、持論を展開してマイクを離さない人に時間泥棒されないための対策

様々な勉強会とかの最後に質疑応答という時間が設けられるのですが、そこでまともに建設的な議論が成立した試しがありません。これはもともと質疑というもの自体に慣れるような経験や教育を我々が受けてきていないことにも依存します。質問=口答え、のような感じになったり、授業でわかりませんとか言おうものなら「先生の教え方ではわからない」という反旗を翻すかのようなイメージに捉えられたり、あいつだけバカだみたいなふう

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部活が変われば日本は変わる

部活が変われば日本は変わる

私の人生で大事なことの多くは部活動で学びました。とても部活動というものに感謝をしています。一方で、今までの部活動の仕組みは今後成立しないでしょう。新しい形を見出せなければ部活動は消滅すると思います。

まず教員の長時間労働の原因の大部分は部活動にあります。教育の一環という位置づけでありながら教員の自発的な取り組みという、業務の一環なのかそうではないのか、という微妙な立ち位置に部活動はありました。そ

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年末年始、生活が不安な15〜25歳の人へ。最大250名に、ユキサキチャットからひとり8万円のお金を届けます。

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8万円給付の受付は終了しています。相談は引き続き受け付けています。サポート内容は以下の記事をご覧ください。

こんにちは、ユキサキチャットです。

ユキサキチャットは、ひとり暮らしや金銭的に家族に頼ることができない15~25歳までの人に、生活に使うお金を届ける「現金給付」とごはんを届ける「食糧支援」をしています。

これまで、ユキサキチャットではたくさんの不安の声をたくさん聞いてきました。

いま

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