だいじゅ@コーチング脳のつくり方

著者。エグゼクティブコーチ。時に神がかったカウンセリング。コーチングやアドラー心理学の…

だいじゅ@コーチング脳のつくり方

著者。エグゼクティブコーチ。時に神がかったカウンセリング。コーチングやアドラー心理学の動画配信日本一(多分)。二児にメロメロの父。愛妻家。温泉愛。蕎麦愛。酒には愛されてる。Change the world with COACHING. 宮越大樹 株式会社アナザーヒストリー

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完全ガイド「コーチがするカウンセリング」

この投稿は「コーチがするカウンセリング」全30記事(と追加ケース)の利用ガイドです。 各投稿に紹介されているケース、使われているスキル、されている解説、みどころを紹介をしていきます! ぜひ珠玉の感動ストーリーからコーチがするカウンセリングを学んでください!! 原点回帰の1年に①「10年ぶりの鬱再発と反転のきっかけ」 スキル「コアトランスフォーメーション的なアプローチ」 解説「欲求階層説、ニーズ、高次の意図」 みどころ「親友の自殺で、自分も鬱っぽくなった宮越が、クラスの

    • だけど?の活用法(葛藤と逆接質問)

      歯医者に行きたいです コーチングスクールでの一コマです。僕がコーチングのデモンストレーションのクライアントを募集したところ、20代の男性が手を挙げてくれました。 歯医者に行きたいなら、行ったらいいですよね。 だから「行ったらいいじゃない」と言ったわけですが、もちろんそれで終わるとは僕も思っていません 「行ったらいいじゃない」と言われると、それはそうなんだけど、というように、当初の考えと相反する考えが出てくるわけです。 クライアントの中に矛盾(葛藤)があるんですね。葛

      • パワーオブコーチングの源泉

        「だいじゅさん。今日はパワーオブコーチングを見せてくださいね」 お父さんを殺した後、鬱になり自殺未遂を繰り返していたお母さんにセッションして欲しいと依頼してきたクライアント(息子)が、僕に言ってきた言葉です。 「パワーオブコーチングを見せてください」 このパワーオブコーチングって何でしょうか? このケースでは、お母さんは「おばあちゃんを車にのせてジャスコにつれていきたい」という夢を語ったことをきっかけに、寝たきりの状態からリハビリに取り組み始めたり、精神科のお医者さん

        • コーチングのゴールと『12の物語』⑨【CBC】

          このシリーズも最終回です。 今回は⑫「なんだ問題じゃなかった!」について考えます まずはケースをつかって考えてみましょう 「ぽ」が書けない娘 40代男性からの相談で小学校高学年の娘が「ぽ」が書けないことに気づいてびっくりした。どう関わったらいいのか? と言うものがありました。 親御さんの心配はわからなくもないですが、やや深刻にすぎる雰囲気だったため、僕は早々にこんな問いかけをしました 「現状のことは一旦おいておいて、お嬢さんが20代になったときのことを想像してみ

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        完全ガイド「コーチがするカウンセリング」

          コーチングのゴールと『12の物語』⑧【CBC】

          今日は対人関係問題の落とし所について解説します そもそも分かり合えないという前提 コーチカウンセラーをしていると、対人関係に関する悩み相談をたくさん受けます。全ての悩みに対人関係が絡んでいるというのは本当だな、と思うほどです。 そして僕たちの処方箋はいつも決まっています。 相手をコントロールしようとするのはやめましょう。相手の考えや行動を尊重しましょう。その上で適切な距離を取りましょう。 そしてあなたはあなたの人生をいきましょう。一緒に生きたい人と話し合って、何に向

          コーチングのゴールと『12の物語』⑧【CBC】

          コーチングのゴールと『12の物語』⑦【CBC】

          12の物語も残り4つになりました。 今回は復習からスタートしましょう。⑦⑧⑨は関連する物語です。 クライアントの話をきいていると、自分を批判する自分が出てくることがあります。 「自分には無理だ」「やらないほうがいい」「私には価値がない」「どうせできないに決まってる」「そんなことしても意味がない」 みたいな声ですね。 その場合、まずは この自分は何を教えてくれてるんだろう? とかんがえてみるわけです。 これは⑦もう一人の自分は◯◯を教えてくれる存在だった!という

          コーチングのゴールと『12の物語』⑦【CBC】

          コーチングのゴールと『12の物語』⑥【CBC】

          コーチングカウンセリングの落とし所集。12の物語。カウンセリング編の続きです。 ⑧あの時なりによくやっていた。今は別のこともできる! 今日は僕がカウンセリングで一番よく使っているといっても過言ではないパターンの解説になります ベストセラー『嫌われる勇気』の中に 当面の目標は①わたしはできる②人々は仲間である。と思えるようになること との記述があります。 この感覚がベースにあれば、人々は勇気をもって未来を切り開いていける。そして人と協力しながらすばらしい世界をつくっ

          コーチングのゴールと『12の物語』⑥【CBC】

          コーチングのゴールと『12の物語』⑤【CBC】

          コーチングカウンセリングの落とし所集『12の物語』。今日からカウンセリング編です ⑦もう一人の自分は◯◯を教えてくれる存在だった! コーチングやカウンセリングをしていると、 もう一人の自分に手を焼いているクライアントによく出会います 「自分はなんで決めたのに動けないんだろう」 「どうしてこんなふうに考えてしまうんだろう」 「なんでいつもこんな風にイライラするんだ!」 「もっと機嫌良くいたいのに」 「私はどうしてNOと言えないんだろう」 「食べ過ぎをやめたいのに、やめら

          コーチングのゴールと『12の物語』⑤【CBC】

          コーチングのゴールと『12の物語』④

          迷路を解くコツはゴールを押さえて、ゴールから逆走することです。コーチングカウンセリングもゴールを押さえることができれば簡単になります。 コーチングカウンセリングのゴール集『12の物語』。今回は5と6をご紹介します。 ⑤「まず◯◯を目指そう!△△が使える!××ならやれる!」 これは言わずと知れたGROWモデルですね。 ちなみに、ここまでのおさらいをすると シンプルに言えば ①コーチとの関係性に勇気づけられる ②自己受容と成長可能性を感じる ③自分軸で生きることにOK

          コーチングのゴールと『12の物語』④

          コーチングのゴールと『12の物語』③

          コーチングカウンセリングの落としどころ集である『12の物語』。今日もいきましょう 今回は④をご紹介します。 ④人生で大切なのは◯◯だ!私は△△をする人だ! 価値観とアイデンティティですね。 これらはとても大切です。GROWモデルだけをしていると忘れがちですが、SMARTゴールを思い出してもらうと、価値観やアイデンティティの大切さに気づくかもしれません。 SMARTのRはRelevant(関連性のある)ですね。大目的と関連性のあるゴールかどうかをチェックしようというこ

          コーチングのゴールと『12の物語』③

          コーチングのゴールと『12の物語』②

          コーチングカウンセリングって何を目指して行うのか? コーチングカウンセリングのゴールを12パターンに分けてみたのが『12の物語』です。これを知っておくと、クライアントの状況がある程度わかったところで、今回のセッションは何をゴールにしようかと決めることができます。そうしたら相手の様子を見ながらゴールに向けてプロセスを作っていけば良いわけです。 今日は3つめからスタート ③自分の人生を生きていい。それで人の役にも立てる。 こんなふうに思えるようになることが必要なクライアン

          コーチングのゴールと『12の物語』②

          コーチングのゴールと『12の物語』①

          今回から新しいシリーズをスタートします。 テーマは『コーチングのゴール』 コーチングは、基本的に「ゴールを明確にしてから実現方法を考える」という思考法ですが、たくさんのコーチが『コーチングのゴール』を意識しないままコーチングをしているという実態があります。 こんなことを言うと「コーチングはクライアントの中にある答えを引き出していくプロセスなのだから、コーチがゴールを決められるものではない」というような意見をくれるコーチもいるのですが、果たしてそれで良いのでしょうか?

          コーチングのゴールと『12の物語』①

          パワフルに変化をつくる『ポジションチェンジ』を身につける ⑩

          ⑨からの続きです。 椅子の配置はこんな感じでした クライアントはびっくりしていました。いきなり課長に勇気づけをすることになるとは思わなかったのでしょう。 ぼくはこういう「かまし」をすることが結構あります。 でもこの人のありたい姿は「みんなを勇気づけする自分」なのです。だから課長のことだって勇気づけられると知って欲しかったし、 それがうまくいけば、このあとの流れもスムーズになると踏んだわけです 戸惑うクライアントに、ちゃんとリソースがあることを知ってもらいます。隣の

          パワフルに変化をつくる『ポジションチェンジ』を身につける ⑩

          パワフルに変化をつくる『ポジションチェンジ』を身につける ⑨

          前回⑧からの続きです。 クライアントは新しい職場で「(もっと)やれた方がいい」と思っている自分と「(なかなか)動かない自分」との葛藤で悩んでいました。 ところがセッションが進むにつれて 「やれた方がいいと思う自分」は、仕事ガンガンやって周りの人に認めれて自信を持ちたい 「動かない自分」は、自分のペースを大切にして、長く続けることで結果をだして自信を持ちたい だと言うことに気づけました。「動かない自分」は自分が潰れないように守ってくれていたいわけです。しかし 周りか

          パワフルに変化をつくる『ポジションチェンジ』を身につける ⑨

          パワフルに変化をつくる『ポジションチェンジ』を身につける ⑧

          ポジションチェンジのゴールは、アサーティブコミュニケーションによって、指針がきまって、スッキリすること ポジションチェンジで大切なのは、それぞれの立場を分けて体験すること。そのためには、五感刺激の再現や、その人の行動を感情込めてしてみるが役に立つ ポジションチェンジをする順番は、内側から。自分の中に葛藤があれば、そこから扱い始めること 今回のシリーズでは、こんなことを確認してきました。 ポジションチェンジは「人間関係をどうしていきたいか」「そのためには何をすればいいか

          パワフルに変化をつくる『ポジションチェンジ』を身につける ⑧

          パワフルに変化をつくる『ポジションチェンジ』を身につける ⑦

          今回の記事はポジションチェンジのゴールの話です。 ポジションチェンジのワークは何を目指して行うのでしょうか? 答えはスッキリした状態です。 これは実はポジションチェンジに限らず、基本的に全てのセッションのゴールはスッキリした状態なのです。 当初の感覚がシフトした(切り替わった)状態。例えばモヤモヤがスッキリしたり、重苦しい感じがスッと軽くなったり。そういう状態になることが大切なのです。 これは単に気づきがあったとか、思考が整理されたというのを超えて、心(無意識)や身

          パワフルに変化をつくる『ポジションチェンジ』を身につける ⑦